ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

ミラノ~ニース間を走る列車の愛称名

2006年02月01日 15時13分32秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
ミラノ~ニース間を直通する列車は3本あります。
それぞれの愛称がまたこの地方らしいので紹介しますね!

①「LIGURE」号
・・・ジェノヴァなどの地中海沿岸のリグーリア州にちなんでます。
今回乗った列車がこれです!

②「SAN REMO」号
・・・イタリアンリビエラのリゾート、サン・レモですね!

③「RIVIERA DEI FIORI」
・・・「花のリビエラ」と名づけられた、いかにも地中海に向かう列車にふさわしいネーミングですね!
これだけははるかスイスのバーゼルからの発着なので、この列車に始発から終点まで乗ってれば、スイスアルプスと地中海の両方を眺められます!

ちなみに、ミラノ~ニース間は約5時間、2等で30ユーロでした。
これらの直通列車は全席指定なので、乗る前に指定券を忘れずに!
ただ、予約する時はこれらの愛称名でなく、「列車番号」を使うので覚えておいてね!

地中海に沿ってニースまで

2006年02月01日 01時14分18秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
9時少し前、ジェノヴァ駅を出発。
しばらくはダウンタウンの中を走ってたけど、やがて進行方向左手に青い海が・・・
そう、地中海が見えてきました!
\(^O^)/

始めは工業地帯だったけど、やがてヨットハーバー、さらには海岸が見えるようになってきて・・・
でも、この辺りはトンネルがやけに多い!!
なんで、途中まではフラストレーションがたまるたまる!!


でもSavona駅を過ぎた頃から海岸線と寄り添うように何も障害も無く青々とした地中海を心ゆくまで見ることができました。
コンパートメント側の窓から海が見れたので、今度は座り心地のいいシートに腰掛けながら見てたら、なんだか不思議とリラックスしてきました。
とても冬とは思えない「まばゆいばかり」の陽射し、そして暖かさ。
同じヨーロッパで、同じイタリアで、しかもミラノから列車でたった3時間で全然違う国に来たような・・・
絵になる風景の連続だったので、気がつけば動画をい~っぱい撮りまくってました!
ただ後で見たら同じのばっかりだですが・・・
「(^^;)

フランス国境が近づいてきた頃、コンパートメントに「イタリアの旅行についてのアンケートにご協力を!」と紙を渡されました。
車内を堂々と渡り歩いてるから怪しい輩ではなさそうでしたが、あとで戻るから、と言われて紙をのぞいて見ると・・・
「少々」と書いてるのに質問がい~っぱい!
クエスチョンの量もイタリアンサイズってことかいっ?!

まあ、テキトーに、って感じて書いてみたんですが・・・
なんか途中から気分が悪くなってきて・・・
(ーー;)
いや、アンケートのせいじゃなくて、ほんとうに気持ち悪くなってきて・・・
たまらずひじ掛けはねあげて寝込んじゃいました。
やっぱり夕べの寝不足、そして朝のカプチーノのツケが回ってきたのか?!
そういえば車内は暖房と陽射しでかなり暑くなってたし・・・

もうこうなったら体調優先!
アンケートは「気持ち悪くてかけなくなった!」と言って勘弁してもらおう、と決めてしばらく寝てました。


そうしてるうちに列車はサン・レモを過ぎ、国境駅ヴェンティミリア駅に着いてました。
どうやら先のアンケートの回収がここで来たようで、この時はほんとうにウトウトしてたのですが、何も言わずに持っててくれたようでした、やれやれ・・・

ヴェンティミリアを出るとそこはフランス。
イタリアとはここでお別れ。
でも自分は相変わらずコンパートメントで横になってました・・・
あ~~、なんで肝心な時に体調が!!!
ちょっと悔しかったです。
でも駅を出るときに一瞬起き上がって駅名だけ写真に撮っときました!
そしたら同じ部屋にいた人に笑われてしまいましたが・・・


でもいつまでも寝てばかりいられない!!
モナコ・モンテカルロ駅を出た頃に起きて、列車の後ろのデッキに行きました。
方向転換したからこの車両が最後部、つまり展望車のように車窓がながめられたのです。
いくら体調が悪くてもこれを見逃す自分ではない!
ニースに着くまでの数十分間は「がぶりつき」でコートダジュールの風景を「ひとりじめ」してました!
その開放的な景色のおかげでかなり気分がよくなり、また写真を撮りまくってました!
そのうちの1枚がこれです!

ニースには10分くらい遅れて12時10分頃に到着。
降りてみたら、もうコートなんか要らないっ!
袖をまくっても全然寒くなく、まるで季節が1つ進んだように、すごくまぶしい陽射しと穏やかな空気が東京やミラノとは全然違い、「あ~~~っ、本当に南仏に来たんだなぁ~っ!」って実感できました!