ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

木村氏のコメントにあえて・・・

2006年02月05日 22時34分13秒 | ⑲その他いろいろ・・・
今日、駅でもらったフリーペーパー「TOKYO HEADLINE」を読んで気になるコメントがありました。

その記事は木村太郎氏のもの。
トピックは東横インの件で、大筋の件は納得でした。

でも賛成できない点も・・・

「合理化一辺倒では旅人に癒しは与えられないだろう」
「(ビジネス客は寝に来るだけだから、余計なことはしなくてもよい)という考えには抵抗を感じる」

思わず、「あのねぇ~」って突っ込みたくなったので、普段は温厚な自分でも言っちゃいます!

まず、安いホテルに「癒し」なんて求めるなんて筋違いもいいところ!
それに「ホテルでは寝るだけで充分!」って人だってたくさんいるんです。
だったら部屋が狭くても、設備が最小限でも合理的でも「安い方がいい!」って方向になるのは自然だと思います。
だから多少の制約があっても仕方がないのが現状なんです。
氏は普段どういうホテルに泊まってるのかは知りませんが、会社持ちでも自腹でも宿泊費はいくらでも出せる、ってモノではありませんから・・・

もしホテルに「自分が満足できるだけの癒し」を求めるんだったら、日本にはいろんなホテルがい~~~っぱいあるんだから、それらの中から自分で探して選べばいいことだと思います。
まさか、ビジネスホテルに「帝国ホテル級の」もてなしを期待してる、とは思えないのですが・・・
少なくとも今までの経験から、ビジネスホテルの設備には不満を感じたことはありません。

別に自分は東横インをかばうつもり意味では全然なく、木村氏は、今回の東横インの身障者に対する不充分な設備に関してそう感じたのは分かります。
でも、この先の2つのコメントに関しては「少々一般庶民と感覚が離れてる」と言ったら言いすぎでしょうか?

さらに、安いホテルに泊まるなら「そこに泊まるなりの楽しみ方」というのを考えるのも楽しみではないのでしょうか?
日本人はお金を出す以上はいつでもどこでも「充分~してもらう」ことを前提にしないとどうも満足しないようですが、滞在先での楽しみ方を探すのも出張でも旅行でも重要なことだと思います。

滞在先の過ごし方なんて、十人十色なはず!
何もホテルに「もてなしや癒し」を期待しなくても、ホテルのあるところなら街中へ出れば飲み屋だってネットカフェ、コンビニだってある日本です。
もし可能なら「銭湯に行く」のもいい案だと思います。
テレビだって時には重要な情報源だし、ラジオを持っていけば地元の番組が聴ける!
好きな音楽を持っていけば少しは気がまぎれるでしょう。
文庫本も持ってれば読書時間だってあるし。
それらで全てを満たしてくれる、とはいえないでしょうが、知恵を絞れば楽しみはいくらでもあるはず!

先日知人とシベリア鉄道の話をしました。
自分が「1週間ず~っと列車に乗っていて飽きるし疲れるでしょう?」と聞いたら・・・
「全然!好きな本をず~っと読んでればあっという間だよ!」

これを聞いた瞬間、まさに「目からウロコ」状態でした。

お世辞にも日本人が1週間過ごすにはとても充分な設備とはいえない室内で、いかに楽しく「暮らす」か、自分なりに考えてるんですね!
滞在条件は全然違うけど、その話からでもビジネスホテルの「楽しい滞在方」のヒントが得れたような気がしました。

「金を使わなくても頭を使って・・・」って今度の楽天の野村監督がよく口ぐせにしてたけど、ホテルの過ごし方だって「自分なりに考えて」癒せたり楽しんだりできると思います。
ホテルのランクにかかわらず、より楽しく滞在するためには、自分がお客だからといえども「受身」でない発想も時には必要ではないでしょうか?
この辺はもしかして日本人の性格と関連があるかもしれませんね。

・・・今日は、えらい真面目なことを長々書いてしまいました。
旅行好きなゆえに、つい言いたくなりました。
しかもビッグネーム相手に!
明日天気荒れるかな?
・・・あっ、夜、雪が降るんだって?!
やっぱり・・・

「マントンの夕焼け」に間に合った!

2006年02月05日 04時55分12秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
おっとっと、こんな時間になってしまった!
レンタルで借りた映画(フランス映画の「勝手にしやがれ」→すごく面白かった!)を見たり競馬の予想をしてたからだけど、ちゃんと忘れずに載せますよ、旅行のことは!

で、どこまで載せたんだっけ???
「(^^;)))))

あっ、そうそう、マントンに着いたところから!

マントンに着いたのは5時少し前。
まだ明るかったので、とりあえず海岸沿いへ。

正直言って少し疲れ気味だったので足が重たかったけど、それでも歩いて約10分位で海辺へ!
着いた時は本当に「日暮れの時間」とドンピシャでした!!!
もう見逃すわけがありません!!!
地平線に太陽が沈むまさにその時を何枚も撮りました!

空や海、そして街がさっきの車窓から見たときよりもいっそう紅く染まってました。
そんな風景を見た瞬間からはもう疲れのことなど忘れてしまい、その風景の中にすっかり惹かれてしまいました。


この日は朝から何度きれいな風景を見てるんだろう???
そんなことをふと思いました。
夜明けに昼、そして夕方。。。
もしミラノ発の列車をお昼ので選んだら、はたしてこれらの風景を一度に楽しめなかったでしょうね。
まさに「早起きはなんとか」でした!
「朝弱いから・・・(←これはほんと!)」と弱気にならないでよかったです。

せっかくなんで、陽が完全に沈むまで波打ち際を歩きました。
海の方を見ると暗くなりかけた空にはひとすじの白い線が・・・
飛行機が白い絵の具で濃くなりだした青のキャンバスに描き始めたのです!

「あっ、超きれい!」


なんかもう夢の世界でした、本当に!