2022年8月28日礼拝メッセージ 要旨
■『神に栄光・聖徒たちへの配慮・キリストの恵み』(ピリピ書講解説教第43回)
■聖書箇所:ピリピ4:20~23
■中心聖句:ピリピ4:23 主イエス・キリストの恵みが、あなたがたの霊とともにありますように。
◇聖書箇所をお読みください。
・ピリピ書、最終回となりました。
・パウロもいとおしい気持ちを込めて最後の部分を記したのではないか。
・全体は口述筆記であったかもしれないが、今日の部分、最後のあいさつは自らペンを取って記したかもしれない。
・内容は3つ。①神に栄光!②すべての聖徒たちへのあいさつ。③キリストの恵みがともにあるようにとの祈り。
・:20 私たちの父である神に、栄光が世々限りなくありますように。アーメン。
1.クリスチャンは、何かを締めくくろうと思ったならば、いつも、神に栄光を帰すべきです!
(あ)神に栄光を帰する。
○すべての良いことは神様から出ている。
・そのことを忘れない!
○「私たちの父である神に」
・“愛に満ちた天の父として”、神様は私たちを祝福し、導き続けてくださっている。
・神様に栄光がありますように!
(い)どんなときでも。
・主日礼拝。
・教会の諸活動。
・交わりのときにも。形に捕らわれる必要はないが。
(う)神に栄光を帰する生き方は、それ自体が祝福!それとともに祝福が増し加えられる。
・:20 私たちの父である神に、栄光が世々限りなくありますように。アーメン。
○神様との正しい関係にある、という安心感。
・すべてのものは神の栄光のために造られた。
・目的にかなう歩みをすれば安心感、充実感がある。
○神の栄光のために生きる喜びを味わうことができる。
・「救いの喜び」
○神の子とされた者として、ともに神に栄光にあずかるという希望にあふれる。
・神に、栄光が世々限りなくありますように。
・神の栄光、世々限りなく!神の子の祝福も、世々限りなく!
・「永遠のいのちの喜び」!
・:21 キリスト・イエスにある聖徒の一人一人に、よろしく伝えてください。
私と一緒にいる兄弟たちが、あなたがたによろしくと言っています。
・:22 すべての聖徒たち、特にカエサルの家に属する人たちが、よろしくと言っています。
2.どのような時であっても、クリスチャンの心には、すべての聖徒一人ひとりへの“愛の配慮”があるべきです。
・:21 キリスト・イエスにある聖徒の一人一人に、よろしく伝えてください。
・手紙を締めくくるにあたって、パウロはピリピ教会の一人ひとりの名前を出してあいさつしたいと思ったことでしょう。
・「一人ひとりに」
・主にある兄弟姉妹たちは、「キリスト・イエスにある聖徒」であることを思い出させている。
・パウロからピリピ教会の聖徒たちへ。
・そこから輪が広がる。
・:21b 私と一緒にいる兄弟たちが、あなたがたによろしくと言っています。
・パウロは一緒にいる兄弟たちを巻き込む。
・さらに!
・:22 すべての聖徒たち、特にカエサルの家に属する人たちが、よろしくと言っています。
・牢獄にありながらも、近隣の「すべての聖徒たち」と関わりを大切にしていたらしい。
・その中には「カエサルの家に属する人たちが・・・」
・カエサル=ローマ皇帝。家に属する人たち=ローマ皇帝の部下たち、奴隷たちか?
・パウロの監禁状態はローマ兵、奴隷たちによって。彼らの中からクリスチャンになる者たちが!
・こんな会話があったのかも。
・ローマ兵たち。「パウロ先生、手紙を書いているようですがどちらへ?」パウロ、「ピリピ教会への手紙だ」
・「私たちもクリスチャンになりましたから、ピリピ教会の皆さんへよろしく伝えてください。ご迷惑でなければ、手紙に一言添えてください。」
・:23 主イエス・キリストの恵みが、あなたがたの霊とともにありますように。
3.どのような時でも、クリスチャンは、キリストの恵みがあなたがたとともにあるようにと祈るべきです。
・キリストの恵みの中心性。心に留めたい。
・人の祝福・幸福は神との関係にかかっている!
・そして、人と神とを結ぶのはキリストの恵み!キリストの恵みのみ!
・テモテへの手紙第一2:5 神は唯一です。神と人との間の仲介者も唯一であり、それは人としてのキリスト・イエスです。
・:23 主イエス・キリストの恵みが、あなたがたの霊とともにありますように。
・クリスチャンがしてあげられる最高の親切。とりなし祈ること!
・そして、とりなしの祈りで最高に祝福に満ちた祈りはこの祈り!
・:23 主イエス・キリストの恵みが、あなたがたの霊とともにありますように。
・お互いのことを心に留めつつ、とりなし祈りましょう!
・:23 主イエス・キリストの恵みが、あなた(がた)の霊とともにありますように。
■宣言:神様、私たちは、どんなときにも、①あなたに栄光を帰し、②すべての聖徒たちへ愛の配慮を忘れずに、③キリストの恵みがともにあるようにと祈っていきます。