2018年2月4日 礼拝メッセージ 要旨
■タイトル:『罪に陥った人間を神様はどう扱われるか』
■聖書箇所:創世記3:1~21
■中心聖句:創世記3:21 神である主は、アダムとその妻のために、皮の衣を作り、彼らに着せてくださった。
・創世記3章から教えられることは・・・
※創世記3章は、聖書を二つに分ける事件が描かれている。(グリフィス・トーマス『モーセ5書』p33)すなわち、「罪のない世界」と「罪に陥った世界」
(あ)人はどのように神様にそむいてしまったか。<人の堕落>
(い)どのようにして罪が世界に入って来たか。<世界の堕落>
(う)神様は罪に対し、どう対処されるお方か。罪を裁かれるお方。<正義の神様>
(え)罪に陥ってしまった人を神様はどう扱われるか。<神様の回復のわざ> ←今日はこの点に焦点を合わせたい。
・3章のあらすじ
1~5節 蛇をとおしての悪魔の誘惑。
6~7節 善悪の知識の木の実を食べ、神にそむき、罪を犯す。
8~13節 罪を犯したアダムとエバに向かい合う神様。
14~19節 罪に対するさばきが宣告される。(神様の義)
20~24節 罪のさばきのもとにあるアダムとエバ。(とともに神様のあわれみも)
・エバも、アダムも、罪を犯し、罪の結果を背負わなければならなくなった。
・その罪に陥ったアダムとエバをどう扱われたか?
・9節 神である主は、人に呼びかけ、彼に仰せられた。「あなたはどこにいるのか」
1.神様は、罪人を探してくださるお方です。
・イエス様においてそれは確かに現わされている!
・ルカ19:10 人の子は失われた人を捜して救うために来たのです。
・ルカ15:4~7 いなくなって1匹を捜す羊飼い。:8~10 銀貨を捜す女性。
・21節 神である主は、アダムとその妻のために、皮の衣を作り、彼らに着せてくださった。
2.神様は、罪をおおい、赦しを与えてくださるお方です。
・「皮の衣」、7節の「いちじくの葉」をつづり合わせて作った「腰のおおい」と対比されている。
・「皮の衣」の目的は?
(あ)実際的な必要のため。
(い)神様の愛の配慮の現れ。
(う)神様の守りのしるし(塩野和夫)
(え)イエス様による贖いの啓示のはじめ(完全な啓示ではないのも確かだが)
・皮の衣を作るために、動物が殺されなければならなかった。
・血が流される必要があった。
・アダムとエバは考えたことだろう。「私たちのために動物が死ななければならなかった。」
・「身代わり」、「代価」、「贖い」と思いはつながっていったことだろう。
(お)新約聖書の時代に生かされている私たちにとっては明らか!
・神様は、人にはできない罪の問題を、イエス様を通して解決してくださった。
・神様は、罪の問題を解決してくださった。
・イエス様の十字架によって!※十字架は、歴史を2つに分ける。「罪の赦しのない時代」と「罪の赦しのある時代」
・神様は、罪に陥った人間に救いの手を差し伸べてくださっている!
・15節 わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼はおまえの頭を踏み砕き、おまえは彼のかかとにかみつく。
3.神様は、罪の根源である悪魔を打ち破り、その勝利にあずからせてくださるお方です。
■宣言:神様、あなたは、罪に陥った私たちを探し出し、赦しを与え、勝利を与えてくださるすばらしいお方です。あなたのすばらしさを味わい、見つめます!