2022年6月12日礼拝メッセージ 要旨
■『見本を用意してくださる神』(ピリピ書講解説教第33回)
■聖書箇所:ピリピ3:12~21
■中心聖句:ピリピ3:17 兄弟たち。私に倣う者となってください。また、あなたがたと同じように私たちを手本として歩んでいる人たちに、目を留めてください。
・「だれも好きではないけれど、だれでもやらなければならないことはなんでしょう?」
・いろいろ答が出てきそう。
・そのひとつは、書類書き、ではないでしょうか!
・仕事でも、手続きでも、何かといえば「書類」!
・大変ですよね。
・ところで、書類書きでありがたいと思うのは、見本があること。
・見本があれば、ずーっと楽!「見本」は大切!
◇聖書箇所をお読みください。
・この箇所は、ピリピ人への手紙の「勧め」の一部分(3:1~21)
・今日の中心聖句は17節。
・:17 兄弟たち。私に倣う者となってください。また、あなたがたと同じように私たちを手本として歩んでいる人たちに、目を留めてください。
・NIV Join 〈with others〉 in following my example, brothers, (and take note of those who live according to the pattern we gave you.)
・素朴な疑問。
・「(立派であったのは確かだろうけれども)パウロには、そういうことを言える資格があったのか?」
・こう考えることができるのでは。
・パウロは、イエスから直接任命された使徒たちの一員。(12弟子とパウロ。)
・使徒たちは、イエスによって直接に召された。ある面では特別な人々。(イエスと直接に接した。教えを聞き、奇跡を見聞きした。十字架にかかられ、三日目に復活されたイエスに接した。一言で言うなら、「ご人格」に直接、接した。)
・使徒たちは、初代教会のリーダーとしての務めを担った。聖霊の導きのもと、キリスト教信仰を確立し、教会の土台となった。
・使徒たち(すべてではないし、直接ではないものもあるが)によって新約聖書が聖霊の導きのもと記された。
・その使徒の一人としてパウロはピリピ教会に手紙を書いた。
・新約聖書の一つとして保存され、代々、教会に受け継がれ、正典として私たちのところに届いている!!
・あたりまえになってしまわないように!聖書があなたのもとに届いていることについて!使徒たちが記し、神の息吹、霊感が吹き込まれた聖書があなたのもとに届いている!
・話をもとへ。
・:17 兄弟たち。私に倣う者となってください。
・背景を知ると当然の勧めであるとわかる。
・どのように、パウロに倣う者となっていったらいいのでしょうか?これから本論!
・:14 「目標目指して走っているのです。」
・「信仰のマラソンランナー・パウロに倣う」という主題で学んでいきましょう!
・3つのことを学びましょう。
・信仰のマラソンの「ゴール」、「走り方」、「走るとは(本質)」
・パウロに見習いましょう!パウロは信仰のマラソンのゴールはなんだと教えているでしょうか。
1.パウロに倣い、ゴールとして栄光のからだへと変えていただくことを目指して信仰のマラソンを走っていきましょう!【ゴール】
The goal of Christian is being changed to the figure of the glory.
・:14 キリスト・イエスにあって神が上に召してくださるという、その賞をいただくために…」
・「上に召してくださる」という賞。はっきりとはしていない。
・:11 何とかして死者の中からの復活に達したいのです。
・「死者の中からの復活」 かなり具体的。
・:21 キリストは、万物をご自分に従わせることさえできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自分の栄光に輝くからだと同じ姿に変えてくださいます。
・キリストの栄光に輝くからだと同じ姿に変えてくださる!!すごい表現!!
・神学的には、「栄化」!!
・これがゴール。
・内容は深い。罪からの完全な解放。いっさいに悪い影響から解放。神との交わりの完全な実現。(参考 5月22日礼拝)
・パウロに見習いましょう。パウロは信仰のマラソンをどのように走るべきだと教えているでしょうか?
・:12~16 先々週、5月29日に学んだ。もう一度、確認しましょう!
2.【走り方】パウロに倣い、怠けることなく目標を目指して走りましょう!イエス様が捕らえてくださっているのですから安心して走りましょう!すべて神の御手の中にあるのですから今いるところから走りましょう!
Run hard! Run in peace because Jesus took hold of you! Run from the place that there is now!
(あ)【怠けずに懸命に走れ!】
・神様が用意してくださっているゴールを目指して、ゴールを捕らえようと、追求していく者となりましょう!
・:12 私は、すでに得たのでもなく、すでに完全にされているのでもありません。ただ捕らえようとして追求しているのです。そして、それを得るようにと、キリスト・イエスが私を捕らえてくださったのです。 ・:13 兄弟たち。私は、自分がすでに捕らえたなどと考えてはいません。ただ一つのこと、すなわち、うしろのものを忘れ、前のものに向かって身を伸ばし、 :14 キリスト・イエスにあって神が上に召してくださるという、その賞をいただくために、目標を目指して走っているのです。
(い)【安心して走れ!】
:12c そして、それを得るようにと、キリスト・イエスが私を捕らえてくださったのです。
・捕らえていない。が、捕らえられている!
・あなたがイエス様への信仰を持っているなら、あなたはすでにイエス様に捕らえられているのです!
(う)【今いるところから走れ!】 聖書的現実主義!と言っても良いか。
・:16 ただし、私たちは到達したところを基準にして進むべきです。
・神様のご計画の中にあって、今のあなたがあります。出発点は、ありのままのあなたです!
・「走るとは(本質)」について。
3.【本質】パウロに倣い、イエス様の十字架を仰ぎつつ、信仰のマラソンを走っていきましょう。
Look up the cross of Jesus. That is an important thing for Christians.
・:17 兄弟たち。私に倣う者となってください。また、あなたがたと同じように私たちを手本として歩んでいる人たちに、目を留めてください。 :18 というのは、私はたびたびあなたがたに言ってきたし、今も涙ながらに言うのですが、多くの人がキリストの十字架の敵として歩んでいるからです。
・つながりが重要!倣う者となれ。「というのは」その理由。
・多くの人がキリストの十字架の敵として歩んでいるからです。
・パウロに倣うとは、十字架の敵となってはいけない!ということ!
・十字架+アルファ、であってはいけない!
・イエス様の十字架のみ!十字架で十分!
・人類の罪、私たちの罪を、あなたの罪を背負われた身代わりの十字架、その十字架を仰ぐのです!
・新約聖書を通して彼らは、イエスの十字架を指し示しています。
・パウロ、使徒たち、初代教会、新約聖書が証言するイエスの十字架!
・イエスの十字架を仰ぐこと、それが、信仰のレースを走ることなのです!本質なのです!
まとめ
・神様は、ご計画のうちに、弟子たちを、使徒たち・パウロを選ばれました。
・神様は、私たちのために、倣うべき見本をちゃんと用意してくださいました。
・なぜでしょうか? ・私たちを愛するゆえ。そして、私たちを救いへと導くため。
・神様の愛に応答して、走って行きましょう!
■宣言:神様、あなたは倣うべき見本としてパウロを立てられました。私たちを愛し、救うためです。私たちは、パウロに倣い、①ゴールである栄光の姿に変えられることを目指し、②懸命に、安心して、今いるところから、何よりもイエス様の十字架を仰ぎつつ、走っていきます!
付録
■観念:パウロによるピリピ教会への勧めは、「私に倣う者となりなさい」。その中身は、ゴール(栄化)、走り方(懸命に、安心して、今いるところから)、本質(十字架を仰いで)!
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