細かい話なのですがよくあるアルファベットを含む変換で、例えば「cdラジカセ」と入力したときに「cd」が大文字の「CD」になっていないのをいちいち直すのは何かトホホな感じがしますが、アルファベットと日本語の混在した単語の入力・変換にはなんだか釈然としないものも多々見かけるものです。
IMEの単語登録のとき読みにアルファベットも登録できますが、登録・学習のない段階でふらっと気軽に入力しようとしても、アルファベットまわりの変換は純日本語の文字列の変換より何だか少し物足りない傾向を感じてしまうのは私だけではないはずです。
たとえばIT革命という文字を出そうと思ってitkakumeiと入力しても「いt革命」になってしまうのはいただけません。大文字にするべく[Shiftキー]を同時押しして"IT"とやらねばいけませんがこんなのを毎回やるのは正直面倒です。
ローマ字入力時、かな入力時両方ともに時としてこのような弱点に直面させられますがせっかくペンタクラスタキーボードは日本語の字種(かな)とアルファベットとが完全に分離されているのだから[Shiftキー]同時押しなど気にせず流れのまま同列に入力していくほうがシンプルでわかりやすいと思います。
このようなトラブルは変換前のアルファベットの未変換文字列の扱いの煩雑さに原因があると思います。半角/全角の区別もありますし、ローマ字入力ならそれぞれアルファベット・かなに変換したい部分の局所的な判別も時に困難ですし、もちろん大文字・小文字の区別もあります。もう少し整理して全体の風通しを良くする必要があるかと思います。
IMEの振る舞いで日本語部分とアルファベット部分の処理が地続きでなく分離されておりちぐはぐな事はさまざまな弊害を生みます。まずこの部分をペンタクラスタキーボードの特性にあわせて統一的に入力できるようにするのが最優先事項だと思いますので、以下方策を考えていこうと思います。
例えば「pcでimeを扱ってhappyになる」と入力するとコンピュータがアルファベットを適宜大文字に変換して「PCでIMEを扱ってHappyになる」と変換されることを実現したいのですがこのとき面倒な[Shiftキー]同時押しでいちいちアルファベット大文字にさせるなどの作業をなくすような設計を念頭に置いています。
それとimeと入力したときに"いめ"にせずとも単にタッチ液晶部からimeと打ち込むだけで済むよう日本語は日本語、アルファベットはアルファベットとなるよう住み分けを明快にすれば、アルファベットとかなの交錯してしまうトラブルを避けることできペンタクラスタキーボードならそれが可能になるという点が重要です。
ペンタクラスタキーボード特徴的なところは英語の長文をあえてタッチ液晶でしこしこ入力している場面というのは想定しておらず、あくまで日本語の表現の範囲内でコラージュ的に使用していくのに向いているということです。
HTMLのタグの類などはどうするのかという問題はまた別の話ですが、アルファベットの語句も日本語とほぼ同じような感じで随所に使って、文字列変換のときも漢字が変換されていくのと同じような感覚で表記上大文字にするか小文字にするか(あるいは先頭だけ大文字にするなど)を適切に提示・選択いけるようなものをデザインしうまく一体化していくことでアルファベット語句混在の文章の変換の使い勝手が飛躍的によくなると思います。
アルファベットを含んだ未変換文字列ももはや日本語の一部です。アルファベットも日本語も一律の土俵でおこなうインターフェイスを設計することが第一方針です。
しかし、アルファベットを含む文章を日本語文章と同じような感覚で変換できるようにさせることは思ったより簡単ではなく、それなりの構えというのが必要になってきます。
例えば、システムインテグレータ(SIer)という語がありますが、どこかの誰かが造語で小文字のsierという字で表記する(シアー?)という語句をつくったというときにいつも大文字交じりのSIerと変換されるとやりにくいなどの問題がなくはないことや、
TOYですでに単語登録しているときにToysrusと変換したかったら意に反してTOYsrusみたいになってしまうこともアルファベット未変換文字列の問題として起こりうることです。
アルファベットはなまじ文字バリエーションが少ないためにかな漢字変換みたいな発想の変換規則を適用してしまうと局所的なところで数々の無駄な変換が起こる可能性が高く大文字小文字を表記上うまく使い分けたいという目的に適うというのは容易なことではありません。
そこでアルファベットの語句を余計な変換で煩わせないために入力したアルファベットをとりあえずは素直に、単語の学習や登録された表記にはあえてしないままの形で出力する[英・無変換]のキーを設置する案を提案したいと思います。
この変換においては例えばlivetuneやfm那覇のようにliveやfmの部分を大文字にはしたくないとき有効でたとえ学習語・登録語にLIVEやFMのように大文字表記のものが登録されていても影響されずに入力された文字列を出すもので、読者の方の中には「なんだlivetuneなりfm那覇なり最後まで文字列が完全一致しているときに余計な変換が起こらないようにすればいいだけの話じゃないか」
とお思いの方もおられるかもしれませんが、まず初回の変換時は登録がない状態ですし、とりあえず文字列がプレーンに出力されることが保証されているという点で間違いがない点が重要です。
この変換はかなとアルファベットが混ざっている文字列(例:Macでcheeseburgerをeatする)においてもアルファベット部分にのみ作用して変換してかな部分には影響せず、途中で[Shirtキー]を同時押しして大文字部分が指定されていた部分はそれも反映した変換にすることが求められる要件です。
私たちが普段使うような半角英数を前もって押す”モード変換的”なスタイルではなく、アルファベット部分も未変換文字列として処理し後からなんらかの変換キーを押して変換する”後決め”スタイルを意識的に用います。
使用するキーはファンクションキーのF9・F10でもいいのですが前述の要件を満たすものなので具体的なはたらきは従来のF9・F10キーとは一味違うものになることに注意が必要です。(日本語部無干渉型半角英数・全角英数)
[英・無変換キー]とは別に、これもペンタクラスタキーボードの特性上なくてはならないものが英語(アルファベット文字列)の予測変換です。
ペンタクラスタキーボードではアルファベット全般の入力が不便なので予測入力でサポートすることが望ましく、まだ方針は定まっていませんが日本語の予測変換と英語の予測変換をわけて処理するか日本語・英語ともに共通のキー操作でするかの両面を視野に入れて今後決めていこうと思っています。
いずれにせよ予測入力のスタイルは文字入力中リアルタイムにバルーン表示的に選択するようなものではなく、予測してもらいたい語句の最初の2文字(あるいはユーザーが設定した文字数)を入力したところで[Tabキー]を押すと変換候補が表示されるようなスタイルが良いかと思います。
ここの操作はよく使われそうなのでは[Tabキー]ではなくペンタクラスタキーボード盤面上に新たなキーを用意してわかりやすいところに設置するのも良いかもしれません。
あと細かいところで言えば「iPad Air 3」のような語句を予測変換させるときには大文字小文字を厳密に区別せずに最初の2文字が「ip」でも適宜変換させるようにすればよいかと思います。
ということでアルファベットを含む文字列の変換には以下の4つの場合にわけてそれぞれ機能させることが求められると思います。
・アルファベット混在文を[通常変換]する場合
・アルファベット混在文を[英・無変換キー](半角・全角)でアルファベット部だけを余計な変換が起こらないように変換する場合
・[Tabキー]もしくは別途新設した[予測変換キー]で頭の数文字から予測変換する場合
・[通常変換]あるいは[英・無変換キー]ではあるがアルファベットの大文字小文字が指定されていてその単語はそのまま手をつけずに変換する場合
以上がアルファベット混在文字列の扱いについての考察とそれに対する4つの方策のまとめでした。
IMEの単語登録のとき読みにアルファベットも登録できますが、登録・学習のない段階でふらっと気軽に入力しようとしても、アルファベットまわりの変換は純日本語の文字列の変換より何だか少し物足りない傾向を感じてしまうのは私だけではないはずです。
たとえばIT革命という文字を出そうと思ってitkakumeiと入力しても「いt革命」になってしまうのはいただけません。大文字にするべく[Shiftキー]を同時押しして"IT"とやらねばいけませんがこんなのを毎回やるのは正直面倒です。
ローマ字入力時、かな入力時両方ともに時としてこのような弱点に直面させられますがせっかくペンタクラスタキーボードは日本語の字種(かな)とアルファベットとが完全に分離されているのだから[Shiftキー]同時押しなど気にせず流れのまま同列に入力していくほうがシンプルでわかりやすいと思います。
このようなトラブルは変換前のアルファベットの未変換文字列の扱いの煩雑さに原因があると思います。半角/全角の区別もありますし、ローマ字入力ならそれぞれアルファベット・かなに変換したい部分の局所的な判別も時に困難ですし、もちろん大文字・小文字の区別もあります。もう少し整理して全体の風通しを良くする必要があるかと思います。
IMEの振る舞いで日本語部分とアルファベット部分の処理が地続きでなく分離されておりちぐはぐな事はさまざまな弊害を生みます。まずこの部分をペンタクラスタキーボードの特性にあわせて統一的に入力できるようにするのが最優先事項だと思いますので、以下方策を考えていこうと思います。
例えば「pcでimeを扱ってhappyになる」と入力するとコンピュータがアルファベットを適宜大文字に変換して「PCでIMEを扱ってHappyになる」と変換されることを実現したいのですがこのとき面倒な[Shiftキー]同時押しでいちいちアルファベット大文字にさせるなどの作業をなくすような設計を念頭に置いています。
それとimeと入力したときに"いめ"にせずとも単にタッチ液晶部からimeと打ち込むだけで済むよう日本語は日本語、アルファベットはアルファベットとなるよう住み分けを明快にすれば、アルファベットとかなの交錯してしまうトラブルを避けることできペンタクラスタキーボードならそれが可能になるという点が重要です。
ペンタクラスタキーボード特徴的なところは英語の長文をあえてタッチ液晶でしこしこ入力している場面というのは想定しておらず、あくまで日本語の表現の範囲内でコラージュ的に使用していくのに向いているということです。
HTMLのタグの類などはどうするのかという問題はまた別の話ですが、アルファベットの語句も日本語とほぼ同じような感じで随所に使って、文字列変換のときも漢字が変換されていくのと同じような感覚で表記上大文字にするか小文字にするか(あるいは先頭だけ大文字にするなど)を適切に提示・選択いけるようなものをデザインしうまく一体化していくことでアルファベット語句混在の文章の変換の使い勝手が飛躍的によくなると思います。
アルファベットを含んだ未変換文字列ももはや日本語の一部です。アルファベットも日本語も一律の土俵でおこなうインターフェイスを設計することが第一方針です。
しかし、アルファベットを含む文章を日本語文章と同じような感覚で変換できるようにさせることは思ったより簡単ではなく、それなりの構えというのが必要になってきます。
例えば、システムインテグレータ(SIer)という語がありますが、どこかの誰かが造語で小文字のsierという字で表記する(シアー?)という語句をつくったというときにいつも大文字交じりのSIerと変換されるとやりにくいなどの問題がなくはないことや、
TOYですでに単語登録しているときにToysrusと変換したかったら意に反してTOYsrusみたいになってしまうこともアルファベット未変換文字列の問題として起こりうることです。
アルファベットはなまじ文字バリエーションが少ないためにかな漢字変換みたいな発想の変換規則を適用してしまうと局所的なところで数々の無駄な変換が起こる可能性が高く大文字小文字を表記上うまく使い分けたいという目的に適うというのは容易なことではありません。
そこでアルファベットの語句を余計な変換で煩わせないために入力したアルファベットをとりあえずは素直に、単語の学習や登録された表記にはあえてしないままの形で出力する[英・無変換]のキーを設置する案を提案したいと思います。
この変換においては例えばlivetuneやfm那覇のようにliveやfmの部分を大文字にはしたくないとき有効でたとえ学習語・登録語にLIVEやFMのように大文字表記のものが登録されていても影響されずに入力された文字列を出すもので、読者の方の中には「なんだlivetuneなりfm那覇なり最後まで文字列が完全一致しているときに余計な変換が起こらないようにすればいいだけの話じゃないか」
とお思いの方もおられるかもしれませんが、まず初回の変換時は登録がない状態ですし、とりあえず文字列がプレーンに出力されることが保証されているという点で間違いがない点が重要です。
この変換はかなとアルファベットが混ざっている文字列(例:Macでcheeseburgerをeatする)においてもアルファベット部分にのみ作用して変換してかな部分には影響せず、途中で[Shirtキー]を同時押しして大文字部分が指定されていた部分はそれも反映した変換にすることが求められる要件です。
私たちが普段使うような半角英数を前もって押す”モード変換的”なスタイルではなく、アルファベット部分も未変換文字列として処理し後からなんらかの変換キーを押して変換する”後決め”スタイルを意識的に用います。
使用するキーはファンクションキーのF9・F10でもいいのですが前述の要件を満たすものなので具体的なはたらきは従来のF9・F10キーとは一味違うものになることに注意が必要です。(日本語部無干渉型半角英数・全角英数)
[英・無変換キー]とは別に、これもペンタクラスタキーボードの特性上なくてはならないものが英語(アルファベット文字列)の予測変換です。
ペンタクラスタキーボードではアルファベット全般の入力が不便なので予測入力でサポートすることが望ましく、まだ方針は定まっていませんが日本語の予測変換と英語の予測変換をわけて処理するか日本語・英語ともに共通のキー操作でするかの両面を視野に入れて今後決めていこうと思っています。
いずれにせよ予測入力のスタイルは文字入力中リアルタイムにバルーン表示的に選択するようなものではなく、予測してもらいたい語句の最初の2文字(あるいはユーザーが設定した文字数)を入力したところで[Tabキー]を押すと変換候補が表示されるようなスタイルが良いかと思います。
ここの操作はよく使われそうなのでは[Tabキー]ではなくペンタクラスタキーボード盤面上に新たなキーを用意してわかりやすいところに設置するのも良いかもしれません。
あと細かいところで言えば「iPad Air 3」のような語句を予測変換させるときには大文字小文字を厳密に区別せずに最初の2文字が「ip」でも適宜変換させるようにすればよいかと思います。
ということでアルファベットを含む文字列の変換には以下の4つの場合にわけてそれぞれ機能させることが求められると思います。
・アルファベット混在文を[通常変換]する場合
・アルファベット混在文を[英・無変換キー](半角・全角)でアルファベット部だけを余計な変換が起こらないように変換する場合
・[Tabキー]もしくは別途新設した[予測変換キー]で頭の数文字から予測変換する場合
・[通常変換]あるいは[英・無変換キー]ではあるがアルファベットの大文字小文字が指定されていてその単語はそのまま手をつけずに変換する場合
以上がアルファベット混在文字列の扱いについての考察とそれに対する4つの方策のまとめでした。