「として」「において」「をはじめ」などのように助詞とその他の品詞が接続してそれ自体でひとつの助詞のように機能するものを複合助詞と呼びますが、格助詞・接続助詞・副助詞・係助詞・終助詞のいくつか2つが組み合わさってできる複合助詞も相当数ありさまざまなはたらきをしています。
当然ペンタクラスタキーボードにおいても助詞などの別口入力があり複合して使われるケースも多々ありますので説明していこうかと思います。
接続の許容性が高いものもあれば低いものもありますが、なんとなくの傾向はうかがえるものの複合の仕方の法則を説明する簡にして要を得るようなものはなかなか見出せないのでざっくりとあげていきたいと思います。
<とに続く接続の複合助詞>
とを・とが・とは・とに・との・とへ・とで・とも・とか
<のに続く接続の複合助詞>
のを・のが・のは・のに・のと・のや・ので・のも・のか
<かに続く接続の複合助詞>
かを・かが・かは・かに・かと・かの・かや・かで・かも
<その他の複合助詞>
をも・には・にも・へは・へと・への・へや・では・での・でや・でも・でか・もを・もが・もは・もと・もの・もか
とりあえずざっとあげてみました。精査していないので漏れがあるかもしれませんが、全体的にみると「と」「の」「か」に続く複合助詞が比較的多いようです。
これらの例の複合助詞は個々の助詞のはたらきが複合することで元々の機能とは違った新たなはたらきを生じる現象がみられるのが興味深い特徴です。
入力時には少しまどろっこしいですが2つの助詞の別口入力を連続でタイプすることになります。一応の配慮として前にも後にも最も接続機会の多いと思われる「の」のキーに限っては左右の下部に重複して配置してあります。その他の助詞も左右交互打鍵になりやすいよう配置したつもりですが資源に限りがあるので難しいところです。
注意しなくてはならないのが中途半端に一方はかなのクラスタキーからの入力、他方は別口入力からの入力にしてしまうと助詞の切れ目を誤認識して間違った単語を切り出してしまう可能性があるということです。(例:イルカを/要るかを)
ここは素直に完全別口入力していただきたいところです。
例外的なケースとして
-したトカしなかったトカ、見た事あるカモ… のような表記にみられるようにカタカナ書きにする使用例も考えられますが、これらは現状、かなのクラスタキーでベタの入力文字列として処理するくらいしか考えが浮かんできません。
盤面中央の[かな/カナ]キーで変換したいところですがあちらは別口入力の文字列が混在していてもうまく当該部分だけに[かな/カナ]変換を作用させたいというのが念頭にあるのであまりいじれません。
変換するにしても[かな/カナ]キーで変換中にカーソル移動で対象文字列を変更するなどの処理になってくると思います。
別口入力の便利さの陰で、こういった細かな問題が出てきてしまうのも痛しかゆしと言ったところなのですがこれでオシマイというわけにはいきませんでした…。
忘れてはならないもうひとつ大きな問題があります。別口入力の接続要素はでにをはなどの助詞だけでなく、
「な」…形容動詞の連体形であらわれる活用語尾
「だ」…形容動詞の終止形であらわれる活用語尾 または 断定の助動詞「だ」
というような、助詞にとどまらない要素とも組み合わせて接続することがよくみられるからです。
これらについてもさまざまなケースが考えられますので、ここらで一区切りして次回以降考察していきたいと思います。しばしお待ちください。
当然ペンタクラスタキーボードにおいても助詞などの別口入力があり複合して使われるケースも多々ありますので説明していこうかと思います。
接続の許容性が高いものもあれば低いものもありますが、なんとなくの傾向はうかがえるものの複合の仕方の法則を説明する簡にして要を得るようなものはなかなか見出せないのでざっくりとあげていきたいと思います。
<とに続く接続の複合助詞>
とを・とが・とは・とに・との・とへ・とで・とも・とか
<のに続く接続の複合助詞>
のを・のが・のは・のに・のと・のや・ので・のも・のか
<かに続く接続の複合助詞>
かを・かが・かは・かに・かと・かの・かや・かで・かも
<その他の複合助詞>
をも・には・にも・へは・へと・への・へや・では・での・でや・でも・でか・もを・もが・もは・もと・もの・もか
とりあえずざっとあげてみました。精査していないので漏れがあるかもしれませんが、全体的にみると「と」「の」「か」に続く複合助詞が比較的多いようです。
これらの例の複合助詞は個々の助詞のはたらきが複合することで元々の機能とは違った新たなはたらきを生じる現象がみられるのが興味深い特徴です。
入力時には少しまどろっこしいですが2つの助詞の別口入力を連続でタイプすることになります。一応の配慮として前にも後にも最も接続機会の多いと思われる「の」のキーに限っては左右の下部に重複して配置してあります。その他の助詞も左右交互打鍵になりやすいよう配置したつもりですが資源に限りがあるので難しいところです。
注意しなくてはならないのが中途半端に一方はかなのクラスタキーからの入力、他方は別口入力からの入力にしてしまうと助詞の切れ目を誤認識して間違った単語を切り出してしまう可能性があるということです。(例:イルカを/要るかを)
ここは素直に完全別口入力していただきたいところです。
例外的なケースとして
-したトカしなかったトカ、見た事あるカモ… のような表記にみられるようにカタカナ書きにする使用例も考えられますが、これらは現状、かなのクラスタキーでベタの入力文字列として処理するくらいしか考えが浮かんできません。
盤面中央の[かな/カナ]キーで変換したいところですがあちらは別口入力の文字列が混在していてもうまく当該部分だけに[かな/カナ]変換を作用させたいというのが念頭にあるのであまりいじれません。
変換するにしても[かな/カナ]キーで変換中にカーソル移動で対象文字列を変更するなどの処理になってくると思います。
別口入力の便利さの陰で、こういった細かな問題が出てきてしまうのも痛しかゆしと言ったところなのですがこれでオシマイというわけにはいきませんでした…。
忘れてはならないもうひとつ大きな問題があります。別口入力の接続要素はでにをはなどの助詞だけでなく、
「な」…形容動詞の連体形であらわれる活用語尾
「だ」…形容動詞の終止形であらわれる活用語尾 または 断定の助動詞「だ」
というような、助詞にとどまらない要素とも組み合わせて接続することがよくみられるからです。
これらについてもさまざまなケースが考えられますので、ここらで一区切りして次回以降考察していきたいと思います。しばしお待ちください。