P突堤2

「でにをは」別口入力・三属性の変換による日本語入力 - ペンタクラスタキーボードのコンセプト解説

われわれはwebシャワーを浴びている。そこで円環の時間(カイロス時間)を取り入れたほうがいいのでは?

2024-03-14 | ビッグマウス(砕けた文体)(仮)

我がPCのローカルメモかなにかで精神医学者・中井久夫さんの「クロノス時間」と「カイロス時間」っていう2つのタイプの時間っていうものが
あったのだけれどざっくり言うと「クロノス」というのは、時計で計ることのできる、過去から未来へ機械的に流れる時のこと(客観的時間)。
で、人が感じる意義深い時間の流れ、遅く流れたりあっという間だったり、大切な思い出や時機到来など生きている自分の時間(主観的時間)
…これが「カイロス」。
だったような気がするのだがこのへんは検索するといろいろ良記事とかがあったりするんでそちらは各者様にお任せします。

それと関連事項で、一年や一日など再帰的に円環する時間、これも「カイロス時間」っていうんだって。
でも中井さんソースのほうでは円環の時間に対する言及は直接はないみたいなので、これは直線的時間と円環的時間というまた違った文脈から出てきた別の話なのかな?ちょっとごっちゃになっているけれど。

まあそれはいいとして、今回はwebシャワーの中で円環の時間(カイロス時間)を取り入れたほうがいいのでは?という話題です。
われわれがネットをするとき、何かのサービスのトップ画面とか検索クエリの結果画面とかで応答される、一覧的な情報横溢のことを、勝手流ですが
「シャワー」
と名付けています。ツイッターのタイムラインとかSNSのダッシュボードとかもシャワーの一種ですね。
とにかく、定型の様式でずらずら出てくる情報の羅列、こういうのがシャワーです。
まだ整理していないので概観が整理できていない状態なのですがシャワーいろいろなやつを列挙しますと、

・シャワー新着順
・シャワーランダム
・シャワーリテラルマッチ(いわゆる検索)
・フォロワー群の新規投稿一覧(いわゆるタイムライン)
・シャワー人気記事(アクセス数)
・シャワー人気記事(リアクション数)
・シャワー・タグ僭越(検索避けすべきところを広い一般語で無神経にタグ付けしてくる)の混入
・シャワー・ワードサラダ(支離滅裂な内容にニーズの高いワードを混ぜ込む)の混入
・シャワー・トレンド便乗
・シャワー御用聞き

望ましいシャワーとしては
・シャワー同類邂逅(ユーザープロファイルを利用して関心空間アクセスに導線を作る)
・シャワー辞退間引き(検索避け済み配慮のあるネットスフィア)
・シャワー未知語はバッサリカット(ローカル辞書未知語はもちろん、クラウド辞書で広範にカバーしたとしてもそれでも未知語のやつ)
・シャワーバキューンしたい奴(音声読み上げのとき伏字を効果音演出で皆に聞かせたい欲)は課金

などがあります。
皆が快適に利用できるネット空間を練り練り混ぜ混ぜして抽象化していったら、「シャワー」という概念にたどり着きました。
今回は検索避けは最大の強敵であるためあまり踏み込まず、日常の雑記日記ユーザーとかブロガーのなんでもない閲覧風景をまずはオモシロクしてみようということで
リアクションボタンをテコにして閲覧性を高めていこう、と目論んでいる施策です。

いろんなタイムスパンのイベントがあるかと思いますが、この中で1回限りでwebに埋もれさせておくのはもったいない、円環の時間のイベントを1年に一度、
再び注目してもらおう、シャワー上位にしてしまおう、そのときのネットスフィアの手ごたえをもう一度再現してしまおう、ということなんです。
まだ筋道道具立ては揃っていませんが、断片的に今開陳するとすれば以下の材料を考えています。
何の変哲もない日記ブロガーを味わい深くする方が、時流の一時のもので泡沫的に消えていくプロミネンス記事よりもずっと価値が高いと思うのです。
お金で解決しない、労力で貢献すること、それがバイブスを共有するということなのかな。

・まずリアクションボタンのポイントは永久不変というのではなくて、鮮度があって2週間ぐらいで自動消滅する。トコロテン方式
・カイロス時間タグというのをブログ記事のハッシュタグにする。
・聞きなれない言葉だろうから年中行事や周年回帰的なタグをつけているユーザータグを自動判断させて上位概念「カイロス時間」タグを運営側が付与する。
・タグ付けスパムがきっと現れるだろうからユーザープロファイルや日頃の行いをちゃんと見て運営側が付与に値するかどうかをみて判断する。却下もありうる。
・ユーザー投稿のプロミネンス(論旨)を表面的に見るのではなく、属人的なIME練度やコピペ免疫システム、草稿を作るにあたってサーチした言葉の累積も勘案する。
・つまり「ふだんの行い」が大事。
・P陣営エコシステムは「ふだんの行い」を捕捉し「ネット上での立ち回り方」を運営側が把握することが許容されている。
・ユーザープロファイルの厳格化で、1デバイス1サービスにつき1アカウント、家族内共用もできないので立ち回りをごまかすことはできない、全員課金ユーザー
・カイロス時間に話題を戻すと、1年前の記事でカイロス時間タグが付与された記事はちょうど一年後のちょっとだけ前から鮮度が復活しスコアが上がってシャワーに載る
・前振りで早めに投稿された記事は、当年イベントの鮮度復活をちゃんと時期調節して鮮度復活の時期にAIが微調整してシャワー反映してくれる
・P陣営のネットはインターネットじゃない別のネットなので、存在するページすべて(静的ページ)にユーザーのリアクションボタンがありそれが検索エンジンの基盤になっている
・カイロス時間というのは周年的な時間にとどまらず、日常の反復場面、電車やスーパーや個々の誕生日、おでかけ、習い事、食習慣など包括性の高いものはなんでも含む
・鮮度復活は確かに1年前のことだが、ユーザーは「カイロス時間」タグでシャワーしに来るのでそこでいい具合に日常反復場面が混ざる混成シャワーになる
・クリエイターエコノミーは確かに推進力があるが、それでもない普通の人々の普通の日常をいかに推進サポートしていけるか、金銭でないところのメリットは何か
・Pエコシステムを洗練させてよりよいネット空間を模索していく


鍵になるのは接触性、包括性、上位概念へ集約させる話題叢のネットワークとタグ付け
みたいなものになるかと思います。
属人データなのでプライバシーとの兼ね合いもよく吟味していかなければならない問題だと認識しています。
問題解決型のwebもいいんですが、やっぱり探索が楽しいネットサーフィンというものが新しい出会いに満ちていて尊いと思うのですよ。


「カイロス時間」の使い方が間違っているかもしれませんが、そこは後知恵、ご了承の上ご看過ください。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« goo blog 20周年 & 投稿記事... | トップ | 検索時における「あちらのお... »
最新の画像もっと見る

ビッグマウス(砕けた文体)(仮)」カテゴリの最新記事