記録的な猛暑が続く中、米国西部で100箇所前後の山火事が起こっている。最近ではコロラド州にも大きな山火事が発生したようだ。 東部の一部では洪水になっている、大きな自然災害は今後も続きそうだ。
トランプ前大統領は1946年6月7日生まれで78歳、バイデン現大統領は81歳。
バイデン大統領の歩き方を見ると正にヨボヨボ歩きで、以前愛犬に足を取られ骨折をした事もあるが、どう見ても老人歩きに見える。 トランプ前大統領もかなりの肥満体で少々前かがみで老人ぽく歩く。 どちらも言い間違えや思い違いが程度の差こそあれ二人ともかなりある。 現状でそれをどこまで問題視するかは意見の分れるところだろう。
しかし超過密スケジュールで多くの話題や課題に対応するのだから、若い人でも間違うかもしれない。 ボケてない限りサホド問題ないと思うが、トランプ陣営がバイデン攻略の為にとった高齢者アタックが、対戦相手が若いハリス副大統領に変わって年齢問題がブーメランになってトランプ自身に降りかかってきている。
バイデンは、全米で問題になっている事、議論が割れていることなどや実際の生活の安定や医療教育関係のイシュウは、何故か表立って話題にしなかったように思う。 ウクライナやプーティンへの意見はトランプの方が強いものがある。 メキシコとのボーダーで何万人と大挙する移民問題、プロライフかプロチョイスで揺れる中絶問題、全米で古くなったインフラ問題など議論すべきことは沢山ある。 ハリス大統領候補は、積極的に議論をするように思われる。
アメリカの副大統領の役目は色々あるが、何といってもボスの大統領の陰に隠れて余り目立たない存在で、それ程メディアからは注目されないのが普通だ。 トランプ政権の時はマイク・ペンス副大統領、その前のオバマ政権のジョー・バイデン副大統領など共和党民主党を問わず副大統領とは一般的にそんなものである。
大統領選で票の助けになる人物、票の弱点をカバーする人が、どちらの陣営でも副大統領が選ばれる主な基準のように思う。 そんな訳でカマラ・ハリスの知名度はそれ程でもない、もちろん副大統領であるのでそれなりの報道はあるが、主役は大統領候補なのである。 日本では、もっと知られていないのではないかと思う。
実は私は彼女のことを、かなり前から知っていた。 偶然であるが、昔サン・フランシスコに住んでいたころ市の検事がカマラ・ハリスで、よく新聞紙上やテレビのニュースで彼女の名前がとりあげられていた。 その後すぐにカリフォルニア州のアターニィ・ジェネラル(司法長官)になっていた。
そしてカリフォルニアを代表するUSセネター(上院議員)と、あっという間に頭角をあらわせ、気が付いた時には副大統領になっていた、それも初の黒人女性副大統領だ。 当時の彼女の評判は、政府関係の役人には大抵どこも同じで賛否両論はあるが、リベラルで庶民派であるのは間違いないだろう。 嬉しそうな笑顔が印象てきであって、生まれは対岸のオークランドで1964年10月20日生まれの59歳。
彼女の父はプエルトリカンで、母はインドの南部の出身で両親ともイミグラントである。
ともに有名大学の教授で、父は経済学、母は医学が専門の優秀な家族である。 ここで詳しく書かなくても、これから色々と彼女に関する情報は増えてくるだろうし今では誰でも知ろうと思えば、かなり詳しくAI検索をすれば情報は得られる。
今のところカマラ・ハリス大統領候補の副大統領選びが最大の話題だろう、月曜日までには決めるだろうとの報道もある。 ついこの間の共和党大会で決まったトランプの副大統領は失言が多く、既に評判がすこぶる悪い。 JP・ヴァンスはオハイオ州のまだ新人セネターで、彼も全く無名の人であった。 彼は1984年8月2日生まれで39歳
若いころオハイオ州デイトンに数年住んだことがある。 ミッドウエストでオハイオ州は政治的に進歩的な処である、ヴァンス副大統領候補はオハイオ州選出の上院議員。 貧しい家庭からイェール大学に行き弁護士になったそうだ。 しかし彼を育てたのはシリコンバレーのビリオネアーのピーター・ティールで、大学時代から議員になるまでサポートしたそうだ。 彼はペイパルの創始者の一人でビリオネァーで、トランプに多額の政治資金の援助をしている。 当然シリコンバレーのビジネスに都合の良い法案を通し、都合の悪い法令は阻止できる子飼いの議員は欲しい。いずれにせよ、米国大統領選挙はかなりの混戦模様が続くだろう、とてもタイトなレースなので、両陣営からなんでもありの情報戦が繰り広げられるだろう。
そんな話題の多いアメリカの大統領選挙について感じることを書いてみた。 大抵の人は限られた情報源しかない、しかし色々なメディアを通してニュースなどの情報を入手しているだろう。その中でもどうしても気に入った情報源に集中しやすい、わざわざ気に入らない意見やニュースは誰も見たくはないだろう。 要するに誰しも偏った情報で何とか公平に現状を見ようとしているのだから、正確に現状を把握できないで、間違いや誤解のある認識になることが多々あるだろうが、まぁそれが現実だろう。 世界の政治システムの指導者選びは常に新しいエネルギーを必要としている。