この時期のブログには毎年、山火事の事を書く。 南海で発生した台風の幾つかが、毎年日本にやって来るように、落雷から出火するワイルド・ファイヤーは、この辺では一番の自然災害だ。
12日前に発生したヨセミテ・ファイアー(オフィシャルにはリム・ファイヤー)は、非常に大きな山火事で150,000エーカー以上(シカゴ市より広い)が焼け、15%が消火された状態だ。
山火事でもこのサイズになると、何本もの大きな煙の柱が立ち上る。 熱せられた煙が上昇気流に乗ってドンドン上に登っていく。 150Km離れた所からでも見える高さになる。
この煙の柱が高くなり柱自体の重さに耐えられなくなると、ビルが潰れるように上から崩れて行く。 強い下降気流が地面で四方に火の粉を吹き飛ばし、山火事はさらに大きくなって行く。
リム・ファイヤー(Rim Fire)は、ヨセミテ国立公園のスグそばで起きている。 2000年以上の樹齢を持つジャイアント・セコイアの木も近くにある。 ヨセミテにつながる120号線は、不通になったままだ。
近くにはサンフランシスコ・ベイエリアの飲み水を賄う貯水池ヘッチヘッチキがある。 この貯水池の水が山火事からの灰で濁るのではないかと心配されている。 同時に水力発電所にも影響があるかもしれないと懸念されている。
All images from San Francisco Chronicle