旨い処探索同好会

アトリエ葉神 公式 ブログ・サイト

日誌 029 二冊の本 Two Books

2012年06月27日 22時53分01秒 | 日誌


六月も、もうそろそろ終わろうとしているのに、どう言う訳かブログの更新が疎かになってしまう。 先週の22日金曜日と23日土曜日6月下旬としては大変珍しく、二日続けて雨が降った。 天気予報では30%チャンスで雨だったのが、週明けの25日月曜日にはまさかの雨が又降った。 一応表に出していたものを取り込んだりカバーをしておいて良かったが、今日も気温はぐっと下がり暖房が必要、まるで冬の雨季にもどったようだ。



こう寒いと室内にいたくなる、話は変わるが、絵師の仕事で利点の一つは、気軽に音楽やラジオを聞きながら作業が出来る事ではないかと思う。 麗鳶留(Laytonville)のような山間部の田舎では、良く聞こえる放送局は限られている。 ナショナル・パブリック・レディオ(NPR=National Public Radio)のKZYXやKMUDの電波の受信は悪くないので時々聞いている。



その日の午後はKZYXラジオのトーク・ショーを聞いていた、Your own health and fitness(自分自身の健康とフィットネス)と言う、ホストの医者がゲストにインタビューする番組で、丁度その時のゲストは、レイ・アゥデッテ(Ray Audette)、彼は33才の時に糖尿病(diabetes)と診断されました。 



その時すでに慢性関節リュウマチ症(rheumatoid arthritis)を12年も煩っていて歩くのに杖を使っていたそうです。 頻繁に休まないと疲れて仕事が出来なくなり、睡眠も一日10時間以上必要で日常生活に支障を起こすようになって来ました。 そのうえ医者から一生インシュリンの注射を続けなければならないだろうと言われ、とにかく何とかしなくてはと自分で色々と調べ勉強をしたそうです。 



そして行き着いたのが、農耕文化の始まる前、旧石器時代の栄養摂取に注目したダイエットでした。 この食事を始めて一週間でレイの血糖値はノーマルになって、約一ヶ月で関節の痛みがとれ普通の生活が出来るようになり、25ポンドほど痩せたそうです。 



血糖値が上がるものを食べないのだから平常値にもどるのは当然のことなのだろう。 我が家にも血糖値を下げたい人がいるので、参考になればと早速、彼の書いた本(NeandeThin)を注文した。 先日届いて、現在半分ほど読んだところだが、解りやすくて説得力のある本だ。



もう一冊は、レイトンビル近辺で花の名前が解らない野草が多いので時間があれば調べたいと思っていて、宇井律(Willits)にある古本屋でワイルド・フラワーの図鑑を探していたら偶然見つけた本。 
タイトルは、The PreHistory of The Far Side, A 10th Anniversary Exhibit by Gary Larson. ファー・サイド(Far Side)とゲャリー・ラーソン(Gary Larson)は、毎日、新聞のコミック・セクションを見る人なら知らない人はいない人気コミック作家。 



彼のコミックで毎日の日めくりカレンダーを以前買った事もある、ブラック・ユーモァーではないが、彼の笑いの発想はユニークで、描かれた絵と書かれたキャプションがピッタリでとてもおかしい。



今年の我が家の庭木は、例年以上に多くの花をつけている。 柿の木、藤棚の藤のそばに植えたハニーサックル(Honeysuckle)やアトリエの隣のマドロン・グローブにあるシャクナゲなどだ。 それにハンボルト・タイガーリリーも順調だ。 



マドロンの木はこの時期に落葉する常緑樹で、枯れ葉で強い太陽の光と熱を防ぐのだろう。 



この時期の母屋からアトリエまでのパスは枯れ葉で埋まってしまう。 初夏の枯れ葉、マドロンかな。

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日誌 028 山火事

2012年06月15日 00時43分45秒 | 日誌


今日は6月14日木曜日、麗鳶留の近辺では今年最初の山火事があった。 からからの夏が終わった9月の山火事は、全てが乾燥している処に落雷で火がつくので毎年の天災であるが、6月でこのサイズのワイルド・ファイヤーは珍しい。 普通まだ緑の多いこの時期は、ブラッシ・ファイヤー程度で簡単にコンテインすることが出来る。



今朝は早くから遠くでチョッパーの音が同じ方向から聞こえ、かすかに焦げるような匂いがしていた。
宇井律に買い物に行って午後に帰って来て一段落した頃からタンカーの音が遠くで聞こえ煙が見えて来た。 その後運悪く風が強くなり、かなりの煙が上がったが、何とか暗くなる前に治まったようだ。



裏庭の一部にカモマイルが自生していたので、草刈りをしないで少し残しておいた。 その回りに野草の花が咲いている。 名前を調べてみたが似た様な草花が多くて思った以上に特定するのが難しい。



乾季で一滴の雨も降らないのにけなげに咲いている野草の生命力はタフである。 その一つに白い野生の朝顔がある。 畑にも沢山出てきて困ることもあるが、裏庭でも多く自生している。 この辺にあるのは、Western Morning Gloryだと思う、葉っぱの形が微妙に違い、Field Bindweed, Hedge Morning Gloryとか7~8種類程ある。 小さな白い朝顔で可愛い花だ。



私の好きなこの辺りの野草の一つにOokowがある。 我が家の近辺に沢山自生しているのは、Forktooth Ookowだと思う。 これも似た様なのがあり、Roundtooth Ookow, Douglas's Teiteleia, Blue Dicksなどで個々の花の形などが微妙に違うようだ。 



一本だけ長く伸びたステムの先にパープル色の花を咲かせたとてもユニークな花だ。


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日誌 027 ろく 六 Six

2012年06月09日 02時44分44秒 | 日誌


準備不足を理由に春の帰国を秋まで延期したので、気持ちに余裕が出来たのか、暫く制作に集中することが出来た。 しかし気がつけばもう六月で、ブログは一ヶ月以上も更新していなかった。



一昨日、この辺りでは珍しく6月の乾季に入っているのに雨が降った。 その数日前は30度以上の真夏日であったが、ここ3~4日ずっと10度以下の朝夕の気温で初春のように寒い。 それに花粉が、かなり舞っているように感じる、クシャミと鼻水が止まらなくなる事が今年は多い。



だいぶ以前、温暖化が進むと地球自体がそれに対応するため気象現象の規模が大きくなるだろうと予測されていたが、それが現実になったのだろうか、良くなるか悪くなるか今年のお天気は、例年のようにいかない感じがする。



忘れないうちに前回のリドル、「種も仕掛けも無い」手品と同じで、Fの数は6個ですが、英語圏の人が読むとFの一つや二つ見落とすように工夫がされている文章なのです。 正確な統計ではありませんが普通のアメリカ人は、5個と答える人が多いようです。

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