六月も、もうそろそろ終わろうとしているのに、どう言う訳かブログの更新が疎かになってしまう。 先週の22日金曜日と23日土曜日6月下旬としては大変珍しく、二日続けて雨が降った。 天気予報では30%チャンスで雨だったのが、週明けの25日月曜日にはまさかの雨が又降った。 一応表に出していたものを取り込んだりカバーをしておいて良かったが、今日も気温はぐっと下がり暖房が必要、まるで冬の雨季にもどったようだ。
こう寒いと室内にいたくなる、話は変わるが、絵師の仕事で利点の一つは、気軽に音楽やラジオを聞きながら作業が出来る事ではないかと思う。 麗鳶留(Laytonville)のような山間部の田舎では、良く聞こえる放送局は限られている。 ナショナル・パブリック・レディオ(NPR=National Public Radio)のKZYXやKMUDの電波の受信は悪くないので時々聞いている。
その日の午後はKZYXラジオのトーク・ショーを聞いていた、Your own health and fitness(自分自身の健康とフィットネス)と言う、ホストの医者がゲストにインタビューする番組で、丁度その時のゲストは、レイ・アゥデッテ(Ray Audette)、彼は33才の時に糖尿病(diabetes)と診断されました。
その時すでに慢性関節リュウマチ症(rheumatoid arthritis)を12年も煩っていて歩くのに杖を使っていたそうです。 頻繁に休まないと疲れて仕事が出来なくなり、睡眠も一日10時間以上必要で日常生活に支障を起こすようになって来ました。 そのうえ医者から一生インシュリンの注射を続けなければならないだろうと言われ、とにかく何とかしなくてはと自分で色々と調べ勉強をしたそうです。
そして行き着いたのが、農耕文化の始まる前、旧石器時代の栄養摂取に注目したダイエットでした。 この食事を始めて一週間でレイの血糖値はノーマルになって、約一ヶ月で関節の痛みがとれ普通の生活が出来るようになり、25ポンドほど痩せたそうです。
血糖値が上がるものを食べないのだから平常値にもどるのは当然のことなのだろう。 我が家にも血糖値を下げたい人がいるので、参考になればと早速、彼の書いた本(NeandeThin)を注文した。 先日届いて、現在半分ほど読んだところだが、解りやすくて説得力のある本だ。
もう一冊は、レイトンビル近辺で花の名前が解らない野草が多いので時間があれば調べたいと思っていて、宇井律(Willits)にある古本屋でワイルド・フラワーの図鑑を探していたら偶然見つけた本。
タイトルは、The PreHistory of The Far Side, A 10th Anniversary Exhibit by Gary Larson. ファー・サイド(Far Side)とゲャリー・ラーソン(Gary Larson)は、毎日、新聞のコミック・セクションを見る人なら知らない人はいない人気コミック作家。
彼のコミックで毎日の日めくりカレンダーを以前買った事もある、ブラック・ユーモァーではないが、彼の笑いの発想はユニークで、描かれた絵と書かれたキャプションがピッタリでとてもおかしい。
今年の我が家の庭木は、例年以上に多くの花をつけている。 柿の木、藤棚の藤のそばに植えたハニーサックル(Honeysuckle)やアトリエの隣のマドロン・グローブにあるシャクナゲなどだ。 それにハンボルト・タイガーリリーも順調だ。
マドロンの木はこの時期に落葉する常緑樹で、枯れ葉で強い太陽の光と熱を防ぐのだろう。
この時期の母屋からアトリエまでのパスは枯れ葉で埋まってしまう。 初夏の枯れ葉、マドロンかな。