旨い処探索同好会

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重力 6-29-2022, Wednesday 11:03pm hoshizora 19C

2022年06月30日 15時01分34秒 | 画家のツブヤキ


アイザック・ニュートン(1642~1726 イギリス 自然哲学者)は、数学者、
科学者、物理学者、天文学者、哲学者、神学者として各分野で、画期的な発明発見や理論を数多く残し、文化の発展に大きく寄与し、我々現代人の考え方や生活に大きな影響を与えました。 彼は一般的に万有引力の法則の発見で有名ですが、実は数学者としてドイツのライプニッツと同時期に微分積分法の発案をしています。 



物理学者として1668年にレンズの問題を克服する為に反射鏡を使ったニュートン式望遠鏡を発明しました。 そして1672年プリズムを使った光の研究で白色光は各虹色の単色光が混成したもので、それぞれ一定の屈折率と反射能を持つ事を発見しました。 光の分析に使うスペクトルという言葉も発案しています。



ニュートン力学は、物体の重心を全質量が集中した大きさを持たない質点とし、絶対空間の中で、その質点の運動の性質を法則化して運動の3法則を考えつきました。
第一法則は、質点は力が作用しない限り現状の動き又は静止状態を維持しようとする慣性の法則です。 第二法則は、質点の加速度は作用する力に比例し、質量に反比例する法則。
そして第三の法則は、二つの質点に相互に力が働くとき作用する力は、大きさが等しく逆向きであるとする作用・反作用の法則です。 



これにより力学分野で数多くの法則や定理に影響を与え、物理的な力、慣性、運動量などが定義され、位置ベクトルの時間と運動量や運動状態を計算する運動方程式が出来ました。 重さという概念に加えて質量という考え方を導入した事が画期的といわれています。



数学的自然科学の分野のみならず、他の分野でも社会的に貢献し、17世紀の物理、天文学史上に大きな業績を打ち立てたニュートンに対して1705年にナイトの称号が与えられました。






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光の速度 続き

2022年06月28日 17時30分01秒 | 画家のツブヤキ


光は瞬間的に伝わるのか有限の速さで伝わるのか、ギリシャの時代から長い間議論の的でした。 ガリレオも光の速度を測ろうとしましたが当時の計測器では無理でした。 ジョバンニ・カッシーニ(1625~1712,伊の出身で仏の天文学者パリ天文台長)の作成した木星の4大衛星の運行表や彼の観測した地球と太陽の距離を利用して、オーレ・レーマーが計算して光速が有限であることを証明しました。 



グリニッジ天文台の第3代台長であったジェームズ・ブラッドリー(1693~1762 イギリスの天文学者)が1729年に季節による星の光行差から約301000Km/秒という光の速度を計算して出しました。 (光行差(こうこうさ)(Aberration of light)とは、天体を観測する際に観測者が移動しているために、天体の位置が移動方向にずれて見えるとき、そのずれを指す用語である。)



アルマン・フィゾー (1819~1896 仏の物理学者)が、1849年に天体現象を使わないで初めて地上で光の速度を測定しました。 彼は720枚の歯のある歯車と約86Km離れた反射鏡などの装置で光が高速で回転する歯車の歯の間を通るのを利用して光速約313万Km/秒の数字を出しました。 



レオン・フーコー(1819~1868 仏の物理学者)は、回転する鏡を使って水中では光のスピードが遅くなることを実証し、1862年に真空中の光速は298000+-500Kmの数値を出しています。 1851年に地球の自転を証明する「フーコーの振り子」の実験が有名です。



アルバート・マイケルソン(1852~1931 アメリカの物理学者)はフーコーの観測方法を改良して1926年に測定値299796+―4Km/秒をだしました。 その後近代になって観測方法もマイクロ波やレーザーを使って精度を高め、真空中の光の速度は299792m/秒が求められ、1983年に国際度量衡総会によりメートルを光速によって定義されることになりました。













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光速 6-26-2022, Sunday 暑かったが夕方には涼しくなった 9:59pm

2022年06月27日 13時55分50秒 | 画家のツブヤキ


チョイと迂回して宇宙の話から日常の方に目を向けると世の中が最近随分騒々しくなってきた感じがする。 ここ北米では先日最高裁で中絶が憲法違反との判決が下され大騒動になっている。 アメリカの多くの都市で、賛否派両方が勝利と批判デモして、それをマスメディアが大きく報道し何かを煽っているような感じがする。 あるデモでは男性が殴り合っている映像が流れていたが、なんでそこまでと思ってしまう。 以前から避妊を行うクリニックや医師がアタックされたり銃殺されることは時々あった。 要するに中絶支持のプロ・チョイス派と反対のプロ・ライフ派の宗教的争いの一環であるが、生まれる前の声なき胎児の命を守ろう派が平気でそれに反する意見を持つ医者を殺すのであるから民度が低すぎて話にならないが、これがアメリカの現実である。 銃による集団殺人も同じで新しく今よりもっと厳しい規制で解決しようとするが、自由に銃を持てる代償であるからマス・シューティングはなかなか減少に向かわない。 一部の政治家が家庭崩壊をガン・ヴァイオレンスの理由に挙げていたが、少数派でこれと行った政策での対応が出来ていない。



Covid-19 コロナのパンデミックは集団免疫が出来て収縮に向かっているのだろうか?  以前のように詳しく感染者や死者の数は報じられなくなったしワクチン使用へのデモも聞かなくなった。 新しい変種の話も出なくなった。 それよりも夏休みの旅行で飛行機の混雑ぶりと航空ティケットやガソリンの値段の高騰ぶりが問題視されていてインフレからリセッションに進むのか危惧されている。
今は買い物に行ってもマスクをしているのはほんのわずかの年寄りだけのようにみえる。 もちろん我々は人混みの中に行くときはマスクをすることにしている。



ウクライナ戦争も2月24日のロシア軍の侵略以来、紛争関連の報道も戦況状況、武器関連、歴史的ジオポリティカルな話題とプロパガンダを含め毎日ウクライナのニュースで溢れている。 武器さえあればロシア軍を追い払えると自信を持ったゼレンスキー大統領に、支援をテコに独、仏、伊の首脳がキーフで停戦の話し合いを迫ったが、戦争特需の英米は頑張れと云うスタンスだ。 最近はゼレンスキー疲れとも云われ始め長期化される戦争の懸念が出てきている。



どんな事でも長く続くと人々の関心は薄れていく、毎日の生活を襲うインフレの話題の方がより重要になってくる。 パンデミックもウクライナ戦争も報道疲れが出てきているのかも知れない、いずれにしても時は流れ時代は変化していく。



さて、話を宇宙の方に話を戻しましょう。 天動説から地動説に変わった事は天文学上画期的な事だったと思われますが、人々の意識の中では以前と同じように、朝日が昇り夕方西に沈み夜になると星が出てくる日常生活にそれほど大きな影響はなかったのだと思われます。 歴史的にも教会とガリレオの軋轢が話題の中心で、宇宙の中心が地球から太陽に移った新発見はゴッシップに勝てなかったようです。 しかし新しくより事実に沿った宇宙の認識は太陽や惑星の動きに対する理解も深まり、宇宙天体の持つ謎を解き明かす為には大きな進歩でした。 



オーレ・レーマー(Ole Remer 1644~1710)はデンマークの天文学者で、木星の衛星イオの周期を観察していた彼は、地球の公転の位置によってイオの木星に隠れる時間が違うことに気がついた。
光が地球の公転軌道の直径を横切るのにかかる時間と考え1676年に光速を秒速約21.3万Kmであることを計算し光の速さが有限であると証明し具体的早さを初めて与えました。 またオーレ・レーマーは水の沸点と融点の温度を示す温度計を発明したことでも知られています。










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天動説と地動説 6-23-2022,Thursday 3:21am 16C

2022年06月23日 19時19分16秒 | 画家のツブヤキ


人々が見上げた夜空に夢がかなうことを願い、悲しみを汲み上げ幸福感を拡げる星空。 手の届かない敬意の中に心の拠り所を見つけ、測り知れない神秘さに心を弾ませるそんな宇宙ですが人類の宇宙に対する見方や理解の仕方が歴史的に見ても大きく変化して来ました。



今から2500年ほど前、紀元前4世紀の哲学者アリストテレスが自然の観察と結びついた自然学や紀元前2世紀ころのプトレマイオスの天体論は天動説で球形の天が球形の大地を取り囲むように展開していると考えられていた。



丘の上から水平線に消えていく船は船体の下から先に見えなくなり最後に一番上のマストの先が消える現象や月の陰の形などから当時既に地球が球形だと認識されていた。 全ての物が地球を中心に動いていて、重い物は地球の中心に行こうとするので、地球の裏側でも物が落ちないと考えていたらしい。 とにかく色々と問題を抱えながらも地動説の考え方は、1000年以上続いた。



16世紀に入ると天動説の多くの問題点を解消するためポーランドのニコラス・コペルニクス(1473~1543)が新しく太陽中心説(地動説)の考え方を打ち出しました。  ドイツの天文学者ヨハネス・ケプラー(1571~1630)の天体の運行法則などの理論によりコペルニクスの地動説を支持しました。 イタリアのガリレオ・ガリレイ(ユリウス暦1564~グレゴリオ歴1642)は自作望遠鏡で観測し新たな事実の発見などにより、よく知られた宗教関係からの強い反発もあったが、地動説は定着していったのでした。






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2022年6月15日、水曜日 1:31AM ストロベリームーン

2022年06月15日 17時35分16秒 | 画家のツブヤキ


星の数ほどと言われるくらいの数え切れない数、地球上のすべての海岸にある砂浜の砂の数よりも星の数の方が多いらしい、どうやって砂粒や星の数を推定したのか知らないが、、、。



夜空を見上げたときに感じる不思議な一体感、無限に広がる宇宙の壮大さを肌で感じる。
何か大気とその上にある全てのスペースの圧力を体全体で受け止めているような、この感覚は人によって個人差はあるだろうが、よく理解出来ない神秘的な大きな空間を目の前にして感じる無力感、威圧感、尊厳感のような、言葉では表現しにくい感覚を受ける。
こういう感覚が自然に原始宗教の始まりになったのかもしれないなど思ったりする。



変化は多様性から始まる、なんて何処かで聞いたことがあるが、多くの場合人々の意識の中で新しい観念が生まれそれが、現実的な変化へと繋がっていくのが普通かなと思う。
夜空を見上げる人々の間で新しい考え方というか、より事実に近い理解の仕方が、文化の進歩と共に変化を遂げてきた。



唯ずっと前からあって広くて大きい夜空そして宇宙は、歴史的に見ても、その存在と理解は文明と共に変化してきました。 近代になって観測機器の進歩並びに新しい物理的知識の研究によって今まででは考えられなかった宇宙を知ることが出来るようになってきました。






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夜空 星空 Starry Night 6-10-2022, Friday 11:30pm 18C

2022年06月11日 15時29分04秒 | 画家のツブヤキ


「人の心は変われど、一見変わらぬ夜空かな」 葉悦
なんて詩を詠んだのを見つけた。 普通だったら忘れているであろう詩だが、たまたま見返していたノートに書き残されていた為、目にとまったものだ、へぇーこんなことを書いてたんだと思い出したものだ。 



都会に住んでいた若い頃と比べると、田舎に引っ越してから間違いなく夜空を見上げる時間が増えた。 古来多くの人々が夜空を見上げそれぞれの思いにふけったことであろう。
ダイヤモンドを散りばめたようなキラキラする星空の魅力は誰もが楽しめる自然の美しさである。



時代を通して物理・科学の進歩など文明の発展と共に観念的にも技術的にも新しい発見や発明が行われ開発され人々の夜空に対する意識も大きく変わって来た。 一見同じように見える夜空も見方を変えると又違って見えてくる。



最近ではジェームス・ウエッブ・スペース・テレスコープ(JWST)でレッドシフトした太古からの光を赤外線領域でとらえようとしています、今年の7月12日頃から本格的に見ることが出来るだろう新しい画像がとても楽しみです。



ハブル・スペース・テレスコープ(HST)がとらえた宇宙の画期的映像の数々で全く新しいギャラクシー、スターなど今までに見たことのない鮮明な映像を見て知ることが出来ましたが、それを上回る効果が期待されています。










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制作中 Still in Progress 6-9-2022, Thursday 2:00am Moon with cloud 13C

2022年06月09日 17時52分46秒 | 画家のツブヤキ


最初の発想は、スケッチブック展であったが、スケッチブックと思っていたのが実はスクラップブックであったのである。 そもそも日本の百円ショップで見つけたもので、紙の厚さや色が気に入ったし大きさもピッタリのサイズで、ちょっとしたスケッチなどにはもってこいのスケッチブックを手に入れたと思っていた。



上質なケント紙のスケッチブックも悪くないが、普通にある段ボールぽい色合いの厚手の紙質が良かった。 表面のテクスチャーは、少々ラフだが、これに色鉛筆やカラーサインペンで気軽にアイデアを書き留めたり、ラフスケッチを描いたりするには丁度よかった。



オンラインでみる以上サイズはモニターのサイズに限られるし発色も機種によって違うだろうから、ある程度の曖昧さは避けられないが、目の前に見える画像が見る人にとってのオリジナルなのかもしれない。



何れにしても見切り発車で出たとこ勝負で、なるようにしかならないよく言えばジャズのアドリブのような感じかもしれない。 




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ギョーザとうさぎ 餃子と兎

2022年06月07日 15時06分20秒 | フォトチャンネル
綺麗に焼けた餃子、これはうまそうだ。 ビールにあうぞ。










最近うさぎが3匹、家の周りで朝晩ウロウロしている。




























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ウクライナ戦争 6-5-2022,Sunday  11:08AM Rain

2022年06月06日 03時06分42秒 | 日誌


ロシアによるウクライナへの軍事侵略が2月24日に始まってから100日以上が経ったそうだ、別に数えた訳ではないがメディアなどで伝えられている、もう3か月以上になるのであるからそんなものだろう。 世界の多くの人々の感覚では、想定外でまさかの侵略であったと思う。 ロシア軍による破壊と強奪の残忍さに信じがたい驚きの状況で、改めて戦争の非情さ感じた。 避難民たち戦争犠牲者の救援救助も規模が大きいだけに毎日大変なことだろう。



いずれにせよ今では誰もが願う戦争の早期終結だが専門家の予想では長期化の可能性が高いらしい、そもそも戦争を始めたロシア側の計画が上手くいってないようで、上げた拳の下ろしどころがないように報じられている。 ウクライナ軍の反撃も鋭く最新の兵器やドローンを活用した作戦と軍のまとまりが、ロシア軍より優れているとの噂も報じられている。



これだけ毎日戦争の話題と画像が流れると離れた所で生活をしている人々にも色々と影響を与えるだろう。 今一番危惧されているのはロシア産のナチュラル・ガスや原油の供給停止以上に食料難問題で、ウクライナの小麦の輸出は世界の3割程を賄っているらしい。 現場の当事者は命を守るのに必死だろう、その他にも知らない所、気が付かない処で戦争の被害で不便を余儀なくされていることも多いだろう。



このウクライナ戦争のおかげで全く知識のなかった地域の情報が新たに加わった。 先ずボルシチがロシアでなくてウクライナ料理だったこと、チェルノブイリ原発はウクライナにあったことなどでいかにあの辺のことを知らなかったか、と云うか興味も無かったわけだ。 今ではドネンツク、ルネンスク、マリウポリ、やオデッサなど言いにくい名前だが、ウクライナの地方都市の名前まで覚えてしまった。



戦争の影響なのかどうか知れないが、地元北米でも悲惨な事件が多発している。 マス・シューティングと云われる銃による大量殺人事件だ。 今までも時々起こっていた事件であるが、最近は多発している。 バイデン大統領もこんなことが起こるのはここアメリカだけだ、世界中には精神を病んだ人やクレイジーな人はいるが、無差別殺人が多発するのはこの国だけだ、何とかしなくてはならないと演説していました。



アップステート・ニューヨークの町の黒人客の多いスーパーで白人のティーンエイジャーが銃の乱射で20人以上の人を殺した事件からほぼ毎週のように次は南カリフォルニアの教会で台湾系の中国人が同じ中国人に数人殺されました。 その後テキサスの小学校で又20人以上ほとんどが小学生のやはりティーンによる大量殺人があり今でも警察の対応に対して揉めている。 最近ではオクラホマかどこかの病院で手術を受けた患者が医者を含めた数人を射殺しました。 スーパー、教会、学校や病院と公共の場での大量殺人など文明国では考えられない事件です。



こういう事件があると必ずガン・コントロールの話になります、いつも同じパターンで問題の解決になっていません。要するに銃を持つ自由の代償みたいなもので、銃がある限り無くならない問題でしょう。 もちろん日本やイギリスのように一般に銃を持てないと銃による殺人は無いでしょうが、別の凶器が使われるだけでしょう。
人類が無差別殺人を無くすには、もっと知恵を働かす必要があるでしょう。



コロナのパンデミックが始まったころに大量のお金を印刷してばら撒いた事とウクライナ戦争の影響でインフレが尋常でないレベルになっている。 北カリフォルニアの我が家の近くのガス・ステーションでは全米の平均より2ドル程高い6ドルプラスで売られている。
全米で一番高いのは、やはり同じメンドシノ・カウンティーにある海岸の町、メンドシノで1ギャロンが9ドル60セントである。
1ガロンが3.78リッターなので130円で換算するとリッター辺り330円程になる。
A Chevron in the coastal village of Mendocino was charging $9.60 a gallon for regular on Friday afternoon. That's more than $3 a gallon above the state average of $6.25, according to AAA.






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