しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

ヒヨコいっぱい!

2012-09-10 23:06:01 | 日記
今日は期末試験1日目。
しかも3年は2時間!!

ということで、生徒下校後は仕事。
コーヒー飲みながら。ああ優雅・・・。

午後からは職員は二手に分かれて地区の小学校の授業見学&給食試食の小中一貫の会合へ。

給食、久しぶり!
今日は、ナポリタンのスパゲティーと豆のサラダ、チーズパン、牛乳。
小学生の子ども達が給食をとりに来るところを見てたんだけど、
1年生のちっこいこと! 先生に連れられてフラフラ。
給食の道具を給食室に持って来るときもフラフラ。
横一列に並んで、「1年◯組です。ごちそうさまでした~!!!」と声を合わせてご挨拶。
可愛いなー。。。そして、低学年の担任の先生は本当に大変だなあ。
授業だけではなくて、生活全般のお世話もするのが低学年の先生だ。


1年生の造形あそびの授業、2年生の工作の授業、4年の図画の授業を見学。

造形あそびやってるところ、初めて見た。
色紙を1色50枚ずつ準備して、図工室の机やイスを角にどけて広いスペースを作る。
そこに、子ども達が好きなように色紙を並べていく活動。
最後に、イスに乗って上からそれを見て、感想を言い合う。
「街みたいできれいでした!」
「ここらへんが、キリンみたい!」
子ども達は手を挙げて、感じたことを口々に言う。
色を感じる、言葉にする。
造形あそび、というか鑑賞とも言える授業。子どもが楽しそうだった。

2年の工作は、ビー玉などの丸いもの(先生は『エンジン』と言っていた)とカップのようなものを使って、
コロコロ動くおもちゃを作るという授業の1時間目。
自分が持ってきた材料がほんとに動くのかどうかを、
廊下にあるスロープで確認するのだけど、大盛り上がりだった。
ビー玉が転がる転がる!! 
持ってきすぎたのか、大量にビー玉を転がしてしまってキャーキャー大騒ぎ。
その後に教室に戻って、「けいかくひょう」を絵で描く。
真剣な顔をして「けいかくひょう」(どんなおもちゃにしたいのか、外形を考える)を描いていた。

もう、ぴよぴよヒヨコがいっぱいーー!!! 可愛いーーー!

4年にもなるとちょっと違う。とさか的なものがちょろっと生えてくる? 
違った意味でまた可愛い。

教室に入ると、いたずらっこそうな子が
「◯◯小学校へようこそ~!!」と迎えてくれたし、
「中学校の先生、サインください!」と女の子にサインを求められた。
 何故だ・・・・。
一般人にサインなんて存在しないから、名前を普通に書いておいた。
中学に入学したら嫌でも会うだろうに・・・そこまで私がいたらの話だけど。

そうかと思えば、
「うちの兄がお世話になってます!」
と言って来る子がいたから顔を見たら、
教えている生徒の弟だった。大きさが違うだけ、瓜二つ!!
可愛いっていうか、小学校の後半の学年の子は、なんか面白い。



木を描く授業。色を塗る段階だった。混色をしていろんな青や緑色を作って重ねていく。
ただ、実物を見ながらの着彩ではなかった。スケッチは実物を見てした様子だった。

小学校の時、近所の神社で絵を描いたことがある。
実物を見ながらって、ものすごくいろんな発見があるんだけどなあ。
まあ、この暑い中、外で絵を描いていたら熱中症になるかな。

あと、みんな使っている色が同じだった。
葉っぱは緑系、空は青系だと思い込んでいる様子。
結局、みんなすごく似た絵ができていた。

最終的には、
想像で描いているのだし緑や青じゃなくてもいいのになーと思いながら見てた。
いろんな色の空があるもの。
この授業は工夫の余地がたくさんあるなあと思った。


とはいえ、小学校の先生は偉いと思う。
子どもたちへの声がけは中学の教員よりも基本的に丁寧だし、心や目をよく配っていると思う。
全教科教えるし、生活の基本まで身につけさせなければいけないのだから本当に大変だ。

以前、うちのクラスのよくしゃべる男子に、
「小学校で『聴く態度』についてずーっと先生に教えてもらってたでしょ。
中学上がるとできなくなるのなんで?」
というと、
うっ!と言ってた。小学校ではかなりきちんとしつけられているのだ。

小学校の教育って、ちゃんとしてるなあ。
中学もがんばらなくちゃ!
それにしても子どもが可愛かったなーーー。
頭でではなくて、心で繋がった?『小中連携』の一日。



・・・うちのクラスの子達もあんなだったんだなーとしみじみしながら。















心の奥をチラ見してみる

2012-09-10 02:46:23 | 日記
こんな時間に目が覚めてしまった・・・午前2時過ぎ。
今日は仕事から帰って夕飯を作って食べたあと、
ラジオを聞きながらぼんやりしてた。
やることはいくらでもあるけど、ちょっと休憩のつもりで。

iPhoneにしてからラジオのアプリをいくつか入れたこともあり、
お手軽だから家で何かしながらよく聴くようになった。
いろんな国のいろんな番組が聴けて楽しい。電話変えて良かった!

ご飯の準備したり、アイロンあてたりのちょっとした時間。
普通のラジオみたいに音がザーザーしたりしない。安定して聴きやすい。
今日はFM葉山で流れてた誰のかわからなかったけど曲が良かったので、
寝転んで電気も消してぼんやり聴いていた。

音楽は心の深いところを揺さぶるから、
普段はフタをしている感情が表に出てくる気がして、少し経ってOFFにした。
もともと不安定なところもある自分につき合うのが今は面倒だなって思う。
自分のことどころではない日々が10年ほど続いている。でもこれでいい。

社会人になって一番良かったと思うのは、オリジナルの自分が影をひそめたこと。
がんばらなくちゃと思うことや責任ができて、
自分の気持ちばかりに目が向かなくなった。
思えば学生の頃は自分の気持ちに振り回されて大変だった。
だから、このままでいたい。音楽はパワーがあるから、気をつけなくちゃ。
いや、オリジナルの自分にこそ、
向き合ってやらないといけないのかもしれないけど・・・。
・・・・今のところは暇がないの!

風が涼しくなってきて、いい季節になってきたなー、
ちょっとうたた寝ーと思って目を閉じた。

そしたら、いつの間にか寝てた・・・・そして今。
ぜんぜんうたた寝じゃなかった。
明日はテストで授業がないからいいけど・・・。

今日は残り3クラス分の作品を見て、コンクールに出品する部活の作品をまとめて梱包したりした。
さすがに部活のない今日みたいな日は、学校はほぼ無人。
アイスコーヒー飲みながら、蚊取り線香ブタさんの力も借りて、
美術室でのんびり仕事していた。思えば幸せなことだな。
休みの日の美術室は、光がいっぱい入って来て静かで、好きな場所。


結局悩んだ挙げ句、今年の2年生も授業でコラージュを扱うことにした。
昨年やって、「意味あるかなあ・・」と悩んだけど、意味はあったことに気がついた。
創造することは、全くゼロからじゃなくて、
今まであるものの新しい組み合わせを考えることでもあるのだ、
ということを体験的にわからせるには持ってこいかもしれないと思った。

普段の授業では、生徒は発想するところで、ものすごく時間をとられてしまうけど、
そういう生徒に限って何も見ることなく、机に向かってひたすらじっとして唸っている。
発想する子はとにかく資料を見て、そこから着想を得る。


ただ、昨年はテーマがあやふやすぎたので、
今回はシュールレアリズム絵画など「不思議な絵画」の鑑賞と絡めて、
不思議な学校というテーマにしてみた。
私が準備した学校の写真を必ずどこかに使用して、
ユニークで不思議な学校の風景をコラージュで作ってもらうことにした。
自分で見本作品を作っていたら、
やっぱし自分の心象風景って投影されるのだろうか・・・
って感じのものが出来つつある。。。

夕焼けの海に教室の机やら黒板が沈みかけている。(これは雑誌の江ノ島の海の風景をいただいた。)
横から巨大な手が、小さな子どもを手のひらに載せて出ている。
なんか、でっかい手を絶対に入れたかった、なんなんだろうね。
神様の、手?

でっかい手は海にその子をおろそうとしている。
そこまでできて、画面全体を見て結構ギョッとした。
・・・・暗い・・・・。

明るい要素を入れたくなったので、
かなり遠近感のついているでっかい大きさのペンギンの行列を前景に入れることにした。
明るくなった、というかなんだかシュールだ・・・。
こっちの方が私らしい。

そこからどうしようとまだ悩んでいるのだけど、
どうもこれって題をつけるとすると「人生の学校」っぽいなあ・・。
作ってみて、
この、手から降りようとしてる子どもが自分で、
沈みかけている机や黒板がある海が、自分が見ている世の中の姿を象徴してて、
かなあと思った。無意識って怖いわ。ペンギン入れて良かった。
生れ落ちた私は、十中百九、ペンギンの列に加わるだろう。


なんの話なのかわかんなくなった。
夜中に文章書くって、良くない。

強いて言えば、心の奥をちょっとのぞきこんでみた話か。。。