昨日はおそらく歴史に残る日だった。
良い方でないのが、本当に残念だ。
参議院の会議の中継映像を見ていた。
この存在はTwitterで知ったのだけど、
テレビではやっていなかったということで、ネットの力の凄さを感じた。
父や母の世代の人のメインの情報源はテレビ。NHKは何にもやらなかったらしいし、テレビって信頼できないなとあらためて。
私なんてテレビ大好きな世代の人間だから、何だか寂しいけどこれが事実だ。
暗い時代になるのかもしれないけど、自分で考え、感性豊かな人を育てていけば、世の中が良い方向へ進んでいくこともできるのではないか、と思う。
今日は、午前中の用事を終え、午後から次年度の自然教室の下見で長野県の白樺湖畔に。
八王子から特急あずさ17号に飛び乗る。お昼ご飯を食べる時間がなく、
コーヒーだけ車内で飲んだ。
茅野駅でも、最終便のバスは15:45であまり時間がなく、バスセンターでパンを買って食べる。
バスに揺られ、約1時間。
水面の凍った白樺湖が見えてきた。
バスを降りると、身体に震えがきた。
今年初の手袋をはめた。
今までも、長野県に自然教室に来ていたのだけど、今年から宿泊場所を微妙に変えることになった。
その結果、活動場所も内容も変更することになった。
クラス別・男女別のペンション分宿だったのを、全員が同じところに宿泊にし、
うちの学校では初のキャンプファイヤーをやることになった。
これは、主任の悲願だった。
あの原始的ともいえる感動や、仲間との一体感を体験させたい、と言っていた。
キャンプファイヤーは、最近の中学ではあまりやらないらしい。
「昭和的」な活動だと言われているそうな。
私が最後にキャンプファイヤーをやったのは、
自分自身が高校1年生のときの山の学校だ。
当時の担任の先生は全く笑わない美術の先生で、
当時の私にとっては、怖いし、わけわからないしで嫌な先生の一人だった。
けど、山の学校のキャンプファイヤーのときに初めて、先生が大笑いしたのを見たのだ。
衝撃的、というか、なんだかとても嬉しかったという記憶がある。
その後、その先生とはよく話すようになった。
炎には、人の心を動かす何かがあるのだろうか。
いずれにせよ、キャンプファイヤーは大賛成だ。
1日目は、プロジェクトアドベンチャー、という活動がメイン。
これは18名ぐらいを1チームとして、そこに専門のファシリテーターの方が一人つく。
生徒たちは、ファシリテーターさんから出題される様々な課題に取り組むというもの。
私たち教員は、子どもたちの手助けを一切してはいけない、という決まりがある(もちろん、怪我や病気などには対応するけれども)。
ただ、子どもの様子を観察するのだ。
例えば、丸太の上に一列に並ぶのだけど、丸太から誰一人降りずに、誕生日順に並び替えなさい、
という課題が出たりする。
丸太は細く、すれ違っての移動は困難。さあ、どうするかを18名で考える。
すごいのになると、高さ数メートルある棒によじ登り、より高いところにあるブランコに飛び乗りなさい、という課題で、
命綱は残りの生徒が持って支えているだけ。この子達が「命綱」そのものなのだ。
仲間を信じて空中を飛びなさい!というのもあるという。
これはかなり危険なので、うちではやらない予定だけど、
会社の社員研修などでも使われるらしい。
仲間を信じる、協力する、自分の頭で考えるという、ものすごくいい経験になると思う。
しかも、北アルプスを臨む森の中。
問題は2日目かもしれない。
体力のない子にとっては、相当激しいスケジュールなのだ。
午前中は班でオリエンテーリング。
午後、登山、夜間にキャンプファイヤー。
美術部で顧問をしていて、
美術館などに連れて行くと、少し歩いただけで疲れたり、
遠出すると気分が悪くなったりがしょっちゅうだ。
そんな子どもたちもいるから、
この2日目のスケジュールは不安。
この計画の骨子を立てたのが体育の先生と20代の男性教諭2名だから、
体力があることが当たり前になってるんだよな。
本当は、午前か午後のどちらかに工芸体験や美術館見学などを入れて欲しかったんだけども。
3日目は班での飯盒炊さんでのカレー作り。これはうちでもよくやる活動。
どんな人を、私たちが育てていきたいのかが、なにか活動をするときの柱になる。
暗い時代に希望の光を発する人間を育てるのが私たちの仕事だとあらためて思う。
戦時中、子どもたちを戦争に絶対におくらない、と主張し、処罰された教員も大勢いたと聞く。
私はそういう先生になりたい。
良い方でないのが、本当に残念だ。
参議院の会議の中継映像を見ていた。
この存在はTwitterで知ったのだけど、
テレビではやっていなかったということで、ネットの力の凄さを感じた。
父や母の世代の人のメインの情報源はテレビ。NHKは何にもやらなかったらしいし、テレビって信頼できないなとあらためて。
私なんてテレビ大好きな世代の人間だから、何だか寂しいけどこれが事実だ。
暗い時代になるのかもしれないけど、自分で考え、感性豊かな人を育てていけば、世の中が良い方向へ進んでいくこともできるのではないか、と思う。
今日は、午前中の用事を終え、午後から次年度の自然教室の下見で長野県の白樺湖畔に。
八王子から特急あずさ17号に飛び乗る。お昼ご飯を食べる時間がなく、
コーヒーだけ車内で飲んだ。
茅野駅でも、最終便のバスは15:45であまり時間がなく、バスセンターでパンを買って食べる。
バスに揺られ、約1時間。
水面の凍った白樺湖が見えてきた。
バスを降りると、身体に震えがきた。
今年初の手袋をはめた。
今までも、長野県に自然教室に来ていたのだけど、今年から宿泊場所を微妙に変えることになった。
その結果、活動場所も内容も変更することになった。
クラス別・男女別のペンション分宿だったのを、全員が同じところに宿泊にし、
うちの学校では初のキャンプファイヤーをやることになった。
これは、主任の悲願だった。
あの原始的ともいえる感動や、仲間との一体感を体験させたい、と言っていた。
キャンプファイヤーは、最近の中学ではあまりやらないらしい。
「昭和的」な活動だと言われているそうな。
私が最後にキャンプファイヤーをやったのは、
自分自身が高校1年生のときの山の学校だ。
当時の担任の先生は全く笑わない美術の先生で、
当時の私にとっては、怖いし、わけわからないしで嫌な先生の一人だった。
けど、山の学校のキャンプファイヤーのときに初めて、先生が大笑いしたのを見たのだ。
衝撃的、というか、なんだかとても嬉しかったという記憶がある。
その後、その先生とはよく話すようになった。
炎には、人の心を動かす何かがあるのだろうか。
いずれにせよ、キャンプファイヤーは大賛成だ。
1日目は、プロジェクトアドベンチャー、という活動がメイン。
これは18名ぐらいを1チームとして、そこに専門のファシリテーターの方が一人つく。
生徒たちは、ファシリテーターさんから出題される様々な課題に取り組むというもの。
私たち教員は、子どもたちの手助けを一切してはいけない、という決まりがある(もちろん、怪我や病気などには対応するけれども)。
ただ、子どもの様子を観察するのだ。
例えば、丸太の上に一列に並ぶのだけど、丸太から誰一人降りずに、誕生日順に並び替えなさい、
という課題が出たりする。
丸太は細く、すれ違っての移動は困難。さあ、どうするかを18名で考える。
すごいのになると、高さ数メートルある棒によじ登り、より高いところにあるブランコに飛び乗りなさい、という課題で、
命綱は残りの生徒が持って支えているだけ。この子達が「命綱」そのものなのだ。
仲間を信じて空中を飛びなさい!というのもあるという。
これはかなり危険なので、うちではやらない予定だけど、
会社の社員研修などでも使われるらしい。
仲間を信じる、協力する、自分の頭で考えるという、ものすごくいい経験になると思う。
しかも、北アルプスを臨む森の中。
問題は2日目かもしれない。
体力のない子にとっては、相当激しいスケジュールなのだ。
午前中は班でオリエンテーリング。
午後、登山、夜間にキャンプファイヤー。
美術部で顧問をしていて、
美術館などに連れて行くと、少し歩いただけで疲れたり、
遠出すると気分が悪くなったりがしょっちゅうだ。
そんな子どもたちもいるから、
この2日目のスケジュールは不安。
この計画の骨子を立てたのが体育の先生と20代の男性教諭2名だから、
体力があることが当たり前になってるんだよな。
本当は、午前か午後のどちらかに工芸体験や美術館見学などを入れて欲しかったんだけども。
3日目は班での飯盒炊さんでのカレー作り。これはうちでもよくやる活動。
どんな人を、私たちが育てていきたいのかが、なにか活動をするときの柱になる。
暗い時代に希望の光を発する人間を育てるのが私たちの仕事だとあらためて思う。
戦時中、子どもたちを戦争に絶対におくらない、と主張し、処罰された教員も大勢いたと聞く。
私はそういう先生になりたい。