しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

お休みに勇気を

2013-12-21 23:11:22 | 日記
金曜が三者面談の最終日だった。

学級通信の仕上げを学校でしたくて、
少し早く家を出ようと、いつもより1時間早く目覚ましをかけていた。
朝、目覚ましの音で目が覚めた。

しかし目を開けたら、視界が回っていた。
これは・・・。
前日は朝、気持ち悪かった。
メニエールの典型的症状だなと。


三者面談は精神的疲労度が高いからか、
『持病』が待ってました!とばかりに登場。
しかも、こういう日に限って、
授業もフルで休めないときている。


結局、めまいがひどいから早く出勤するのはやめて、
いつもなら立ち歩いて生徒の制作をみながら指導するところを、
1、2時間目の授業は座って、わからないとこらがあったら生徒から質問にきてもらう形でおこなった。


そのあとの授業や面談はなんとか普通にできた。面倒だー。


とは言え、こんなに頑張れたのも、
夜に女性部飲み会があったから。
面談終了後の開放感に浸りながらご飯食べたかったんだー。

面談終了後、すぐに同僚と新横浜へ。
日本料理ぎん、新横浜グレイスホテル内にある。

参加者は10名。18時スタートだったけど、三者面談最後の人が遅い時間スタートだった私や、
突然の面談が入った3年の先生は途中から参加。


上品。一つひとつが美味しい!

ふぐー!ふぐー!

天ぷらに、

お寿司。産地気になるね・・。
デザート。チョコケーキ。
たしかお店は日本料理店だけど、
そんなことはもうこの際どうでもいいじゃん!
ザクロジュース(ノンアルコール)も飲んだ。
もちろんホットコーヒーでしめ。
コーヒーも美味しかった。

先週に引き続き、
梅酒ロック2杯、ゆず酒1杯いただく。
飲み放題だし、いいお酒だったし。
お酒は良くないのかもしれないけど、
心を開放することが何より大事ですから!

飲むとケラケラよく笑う質なので、とにかくよく笑った。


その席で印象に残ったお話。

女性部でいつも素敵なお店の手配をしてくださる先生は、
今年、療休を取られた。
婦人科系の病気で、手術が必要になったから。1ヶ月ほど休まれた。

妊婦さんも2人参加してたのもあり、
(もちろん、飲まない。)
休暇の権利をちゃんと行使してる?という話になった。

今年、女性部では、私も含め4人の療休が出たのだけど、
そういえば生理休暇って取ってる?という話に。

以前、組合の仕事で借り出された時、
他の学校の先生が、この休暇を取った話をしていたけど、ふーん、という程度の関心しか持っていなかった。


正規教員になって7年、まだ一度も取ったことがなかった。

正直、生理だったら病気でもないわけだから休むのは気が引けるし、
何より、休むと周囲に多大な迷惑をかけることがわかっているから、そうそう休めない。

だけどその先生いわく、
生理という理由じゃなくても、
「生理休暇で!」と言えばいいのだし、
だいいちみんなで権利を行使してかないと、
せっかくある休暇制度は必要ないとみなされて、どんどん削られていってしまうから、と。

「教員の代わりなんていくらでもいるけど、自分の人生の代わりはいないわけだし。」
という言葉が印象に残った。

こんな話題が出たのも、妊婦さんである先生たちが今かなり無理な勤務をせざるを得なくなっていて、
片方の先生は、出血が起きているから。
ずっとそんなことが続いたら危険だ。


男性の先生がいたら話題にしづらいけど、かなり大事なことだ。

しかも、男性職員もわかってるようで実はあんまりわかってなくて、
(というのが最近よくわかった。。。)
妊婦さんに負担の大きな仕事を平気でやらせたりする。
何かあったらどうするのよ!と、
こっちが焦ってしまうくらい、無頓着なのだ。


自分のことは自分で守ってくしかないよ、
特に妊婦さんは子どもが無事生まれてくるためにも、ということだった。

男性職員を前に、生理休暇でとは言いづらいけど、
命を守るとか大事にするとか考えれば、勇気出して言える。
とりあえず、自習課題とか準備しとかないとー、と言うと、
「そんなのね、なんとでもなるのよ。」
と諭された。

・・・なんか沁みたー。


私の場合は命には全く関わらないけど、
メニエール特有の回転性めまいや吐き気がほんとに辛いときだけ使おうという勇気は持てた。

他の職業よりとりあえず権利は充実しているようだから、ちゃんと使わないとね。

今日、ステンド後、お茶でもしよう!
という話が出たけど、
めまいの余韻があって残念ながらお断りして、来年また宜しくね、と帰宅した。

薬を飲んで、眠る。
明日は美術部生徒企画のクリスマス会。
準備もあるし、元気で行かなくちゃいけない。


頑張ることが美徳だった自分の価値観も、
体験を通してようやく変わってきている。