白樺湖のほとりで宿泊したホテルの部屋があんまり広くて落ち着かず。
テレビをつけてみたけど、
普段みない生活してるからやっぱり落ち着かず。小説でも持ってくれば良かったな、と後悔。
深く眠れず、1時間半おきぐらいに目が覚める。
一人旅には慣れていたつもりだったけど、
行きつけない信州、
しかもあまりにお店とかないことがとっても不安になった。
都会での暮らしが長くなってきたから、便利なのが当たり前になってきてることを意識した。
標高の高いところにあるホテルだけど、宿泊のお客さんはたくさんいた。
若い家族連れや団体客、夕飯のときのバイキングは、わんさか人が並んでいた。
ファミリー層をターゲットに、
ホテルから出なくても遊べる施設も揃っている。
せっかくのバイキング形式で、お寿司やパスタもあったのに、
あまり食欲もなく少しだけシャケとかとって食べていたら、声をかけられた。
「下見の先生でいらっしゃいますか?」
不安そうな顔の従業員の男性と、管理職っぽい年配の女性の方。
「あ、はい、そうです、○○中職員の△△です。」
と答えると、ふっと安心した様子になった。
「下見にくる方はご年配の先生が多いので、もしかして違うかと思いました。」と。
決して若くはないけど、
一つの旅行計画を立てられるようにはとても見えなかったってことかな・・。私もまだまだだな。。
名刺をいただき、次の日の下見の出発時間やコースを打ち合わせた。
今日、8:30にスタッフの方がついてくださって、下見に行った。
生徒が宿泊する部屋やお風呂、班長会などに使えそうな場所の確認、
キャンプファイヤーの場所、飯盒炊さんでの水道やかまどの数、
食事のアレルギー対応や近隣の病院など、ホテルでの確認事項だけでも山ほどある。
旅行会社さんを通しても聞けるけど、
過去いろいろ不安なこともあったので、できれば直接確認したかった。
その後、車を出してくださって、
御泉水自然園へ。
雪道が怖かった!
しかし、着いてみると美しい光景が。
夏はまたちょっと違う風景だろうけど、雪景色で幻想的になっていた。
八島ヶ原湿原は通行止めになっていた。危険だとのことで諦める。
車山へ。-5度。
スキー場が始まっていたけど、雪はまだ少なかった。
今日も温かい方なんだそう。
-20度まで冷え込む日もあるらしい。
生徒が通過するところのトイレ確認をしたら、
なんとバイオトイレ、という有料トイレだった。
要検討。
一応、白樺湖付近の下見はそれだけなんだけど、
個人的に、藤城清治さんの影絵美術館に興味があることを話していたら、
従業員の方が連れていってくださった。
帰りも、とおっしゃっていただいたけど、さすがにそこまでは申し訳なく、
道がわかるのでホテルまで自分で帰ってみます、と申し出を辞退させてもらった。
白樺湖の四季を描いた大型の影絵が特に美しく、
その前でかなり長いことじっと絵を見つめていた。
図版でみると、美しさばかりに目がいくけれど、
近くだと手作りの跡がみえて、それがまた良かった。
制作に使用した道具も展示されていて、
ごくごく普通のセロファンやトレーシングペーパーやスティックのり、カミソリなど。
それで、こんなにも素晴らしい作品が出来てしまう。
美術部の生徒にぜひとも見せたかったな。
その後、白樺湖のそばを歩いてホテルに戻るも、
帰りのバスまで時間がある。
白樺湖の、湖のごくごくそばまで行ってみようと思った。
寒いので、真昼間でも人が歩いていない。
宿泊している人たちは、ホテル内でお風呂やその他のアミューズメント施設で寛いでいるのだった。
誰もいない静かな湖畔を歩くのは、
一種、感動体験だった。
誰か、犬の散歩かな?
湖面が凍っていて、天然のフロストガラス。
湖畔から、対岸に小さく洋館が見えた。
なにこの既視感。。。
しばらく考えて、横溝正史の「鬼火」という物語の舞台と、
そっくりであることに気がついた。
二人の従兄弟が激しく憎み合うという、
どうしようもなく暗い話なのだけど、
耽美的でもあり、
高校時代に読んでからも、忘れられない作品だった。
この湖の底には・・・とか、
物語を思い出して一人、妄想して戦慄する。
いや物語だから。。。
でも確かに、こんな光景が舞台だったはず。
すぐに携帯で調べてみたら、この物語が書かれた時、
横溝正史氏は信州の諏訪で闘病中だったとのこと。
諏訪はすぐ近くだ、もしかしたら、やっぱりここがモデルかも!
そう思っていると、
対岸の洋館も不気味に見えてくる(普通の施設です)。
そんな幻想を抱きながら、
お世話になった係の方々に厚くお礼を言って、ホテルを後にした。
スーパーあずさの車内で、
たけのこの里をパクパク。
疲れると、チョコが美味しいね。
素敵なショートトリップ(いや下見だけど)だった。
やることはたくさんあるけど、
こんな素敵な舞台があるのだから、
生徒がワクワクして感動して、
いろんなことを体験して、
仲間とか自分とかについてしっかり考える自然教室にしなきゃだな。
テレビをつけてみたけど、
普段みない生活してるからやっぱり落ち着かず。小説でも持ってくれば良かったな、と後悔。
深く眠れず、1時間半おきぐらいに目が覚める。
一人旅には慣れていたつもりだったけど、
行きつけない信州、
しかもあまりにお店とかないことがとっても不安になった。
都会での暮らしが長くなってきたから、便利なのが当たり前になってきてることを意識した。
標高の高いところにあるホテルだけど、宿泊のお客さんはたくさんいた。
若い家族連れや団体客、夕飯のときのバイキングは、わんさか人が並んでいた。
ファミリー層をターゲットに、
ホテルから出なくても遊べる施設も揃っている。
せっかくのバイキング形式で、お寿司やパスタもあったのに、
あまり食欲もなく少しだけシャケとかとって食べていたら、声をかけられた。
「下見の先生でいらっしゃいますか?」
不安そうな顔の従業員の男性と、管理職っぽい年配の女性の方。
「あ、はい、そうです、○○中職員の△△です。」
と答えると、ふっと安心した様子になった。
「下見にくる方はご年配の先生が多いので、もしかして違うかと思いました。」と。
決して若くはないけど、
一つの旅行計画を立てられるようにはとても見えなかったってことかな・・。私もまだまだだな。。
名刺をいただき、次の日の下見の出発時間やコースを打ち合わせた。
今日、8:30にスタッフの方がついてくださって、下見に行った。
生徒が宿泊する部屋やお風呂、班長会などに使えそうな場所の確認、
キャンプファイヤーの場所、飯盒炊さんでの水道やかまどの数、
食事のアレルギー対応や近隣の病院など、ホテルでの確認事項だけでも山ほどある。
旅行会社さんを通しても聞けるけど、
過去いろいろ不安なこともあったので、できれば直接確認したかった。
その後、車を出してくださって、
御泉水自然園へ。
雪道が怖かった!
しかし、着いてみると美しい光景が。
夏はまたちょっと違う風景だろうけど、雪景色で幻想的になっていた。
八島ヶ原湿原は通行止めになっていた。危険だとのことで諦める。
車山へ。-5度。
スキー場が始まっていたけど、雪はまだ少なかった。
今日も温かい方なんだそう。
-20度まで冷え込む日もあるらしい。
生徒が通過するところのトイレ確認をしたら、
なんとバイオトイレ、という有料トイレだった。
要検討。
一応、白樺湖付近の下見はそれだけなんだけど、
個人的に、藤城清治さんの影絵美術館に興味があることを話していたら、
従業員の方が連れていってくださった。
帰りも、とおっしゃっていただいたけど、さすがにそこまでは申し訳なく、
道がわかるのでホテルまで自分で帰ってみます、と申し出を辞退させてもらった。
白樺湖の四季を描いた大型の影絵が特に美しく、
その前でかなり長いことじっと絵を見つめていた。
図版でみると、美しさばかりに目がいくけれど、
近くだと手作りの跡がみえて、それがまた良かった。
制作に使用した道具も展示されていて、
ごくごく普通のセロファンやトレーシングペーパーやスティックのり、カミソリなど。
それで、こんなにも素晴らしい作品が出来てしまう。
美術部の生徒にぜひとも見せたかったな。
その後、白樺湖のそばを歩いてホテルに戻るも、
帰りのバスまで時間がある。
白樺湖の、湖のごくごくそばまで行ってみようと思った。
寒いので、真昼間でも人が歩いていない。
宿泊している人たちは、ホテル内でお風呂やその他のアミューズメント施設で寛いでいるのだった。
誰もいない静かな湖畔を歩くのは、
一種、感動体験だった。
誰か、犬の散歩かな?
湖面が凍っていて、天然のフロストガラス。
湖畔から、対岸に小さく洋館が見えた。
なにこの既視感。。。
しばらく考えて、横溝正史の「鬼火」という物語の舞台と、
そっくりであることに気がついた。
二人の従兄弟が激しく憎み合うという、
どうしようもなく暗い話なのだけど、
耽美的でもあり、
高校時代に読んでからも、忘れられない作品だった。
この湖の底には・・・とか、
物語を思い出して一人、妄想して戦慄する。
いや物語だから。。。
でも確かに、こんな光景が舞台だったはず。
すぐに携帯で調べてみたら、この物語が書かれた時、
横溝正史氏は信州の諏訪で闘病中だったとのこと。
諏訪はすぐ近くだ、もしかしたら、やっぱりここがモデルかも!
そう思っていると、
対岸の洋館も不気味に見えてくる(普通の施設です)。
そんな幻想を抱きながら、
お世話になった係の方々に厚くお礼を言って、ホテルを後にした。
スーパーあずさの車内で、
たけのこの里をパクパク。
疲れると、チョコが美味しいね。
素敵なショートトリップ(いや下見だけど)だった。
やることはたくさんあるけど、
こんな素敵な舞台があるのだから、
生徒がワクワクして感動して、
いろんなことを体験して、
仲間とか自分とかについてしっかり考える自然教室にしなきゃだな。