しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

空を見上げるように

2015-03-29 23:23:55 | 日記
展示は4日目終了。
今日はひっきりなしに人が来てくれた。
売り上げは3万を超えた。おおお・・・・。

とても嬉しいけど、
本来かなり人見知りのある私、相当疲れた・・・。
いや、でもありがとうございます!


昨日、「明日に続く!」って勢いよく書いちゃったし、
引っ込みがつかないので書くことに(笑)。
『海洋天堂』をみた次の日にみた『ハード・ブラッド』。

海洋天堂でのジェットの『人間らしさ』に切なくなったので、
マンガみたいな夢物語のリンチェイをみたくなった。



題名だけみるとなんだかハードアクションなのかなと思いきや、
結構面白い作品だった。
リンチェイは二枚目より、やっぱり三枚目が似合うなあ。
寡黙な役の多いリンチェイだけど、今回はかなりのおしゃべり。
そしてなんだか軽いーーーー!
まっすぐで生意気で、ほんとに少年そのもの。
10代くらいにみえるけれど、このときリンチェイ26歳くらいだったそう。


1989年作なので映像が古い感じはもう仕方ない。26年前だもんね。
公開は1992年。
リンチェイの人気が一時低迷していて、再熱してから公開にふみきったそう。
残念ながら日本未公開の作品だけども今は普通にみれちゃう。
ほんと、いい時代になったね・・・。

映画『ハードブラッド』 最新版予告編


うーん、服装がすごい(笑)。おじさんが着てるやつじゃないかっ!

ファンの間でも「リンチェイ、ダサいよこれはいくらなんでも!」とかなり話題になったらしい(笑)。
このあと、アロハシャツにシルクハット&サングラス、
なんてすごいファッションで出て来たりするし(笑)、
この三枚目っぷりがいい。もう服なんてなんでもいいよ、リンチェイ!



おおまかなストーリーはこんな感じ。

ハリウッドに進出したジェット・リーことリー・リンチェイ主演。
ロスに住むかつての恩師を尋ねたことから凶悪な格闘家と闘うはめになるバトル・アクション。
恩師に再会するために香港から渡米してきた青年ウォン。
彼は、何者かが恩師を襲い重症を負わせたことを知る。
彼は調査を開始、マーシャルアーツ・スクールの主催者ジョニーが犯人だと突き止める。
だが、ジョニーの真の目的は、全米の格闘技界を自ら支配することにあった。

(allcinemaより)


リンチェイアクション満載。

アメリカの少年たちにイジメられているメキシコからの移民少年3人をリンチェイが鍛えて、
ジョニーの手下と闘うシーンがすごく好き。

決めポース。動画でみるとほんとにカッコいいシーン。どうしてもこのシーンが撮りたくてyoutubeから。
この直前の宝剣を使ったアクションもとても美しい。
もう舞踊の域。(動画がないので、見たい人は本編を!)


カンフーの先生のことを『師父』というらしいけど、広東語で『シーフー』って言う。
いろんな場面でリンチェイや3人のメキシコの少年たちが、
何度も「シーフー、シーフー」言ってるのが可愛い。
強くなりたい少年の心。



自分が師父に教えてもらった時のように、
弱っちいメキシコ少年たちを鍛えていくリンチェイの師父っぷりが爽やかだった。
言葉が通じないけど、リンチェイは動きで教えようとするんだよね。
で、メキシコ少年達が、鍛えられてだんだんいい表情になってくるのがとてもいい。

このシーン好き。
リンチェイに学んだことを活かして、
いじめられっこだったメキシコ少年達が自信を持って敵に立ち向かっていく直前の整列(?)シーン。
弱かった子が強くなる話って、いい。



ジョニーを演じるジェリー・トリンブルもなかなかの好敵手。強い。

しかし昔のヤンキーにいたよね、このジョニーみたいな髪型。。。、

ほんとはこんなに爽やかな役者さんなのに・・・・・。


リンチェイに相応しく、とても爽やかなストーリー。
今回はあえて、名前を『ジェット・リー』ではなくて『リンチェイ』と書いてみたのは、
リンチェイの素朴で、心優しくて、可愛くて、屈託なくて、そして強い!
というイメージにぴったり合ってる役柄だったから。


この表情好き。遠い空をぼんやりと見上げる、少年の夢みる表情のよう。
26歳だから、もう充分大人なんだけどね。


こういう表情のできる心で、ずっと生きていきたいよなあ・・・・。
やっぱり、リー・リンチェイは憧れの存在です。