しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

オレンジが肩越しに

2011-12-13 20:56:54 | 日記
『16時退勤、週3~4日。』
・・これいいなー(・Д・)。

メールで時々来る、求人情報。
幼児教室に土・日勤務、ウイークデーは中学で非常勤、と、
ほんとに休みなく毎日働いていた頃、
採用試験に受かる自信もなく、給料も安くて自分の先行きが不安だったので、
派遣会社に3社ほど登録していた。それがまだ続いていて、いまだに求人情報が律義に来る。

もう打ち切りにすればいいのに、なんとなくできない。
なんかあったらお世話になろうかな・・とかちょっぴり思う。
20代女性なら仕事はたくさんあるだろうけど、30歳の声を境に仕事は減る。
いまだに来る求人情報は「蜘蛛の糸」のような気がして、なんとなく断ち切れない。

ステンドの工房で一緒の仲間は、みな30歳代で、偶然だけどみな派遣社員をやっている。
仕事は遅くても18時くらいまでで、土日もちゃんと休み。
適度におしゃれで、ネイルアートなんかもきれい。海外旅行の話もよく聞く。
ネイルに凝ってるUさんに、いつもカラフルで素敵な爪を見せてもらって、ため息をつく。
いいなー。(・ω・)
インクやら絵具やらで汚れた手をしょっちゅうしている自分が悲しいなー・・・。
海外にも、一度も行ったことないなー・・・。


彼女たちを見てると、上品な生き方だなと思う。
変に力が入ってない。変に主張しない。でも満たされて幸せに生きている。

いっつも忙しくて、疲れてる時が多くて、やりたいことがたくさんありすぎて
いつも遠くばかり見てるような自分が、なんだか卑しく思えるときがある。

田舎から出てくるとき、自分は田舎の檻から解き放たれて、自由に都会を走り回れる!
と思った。野に放たれた野生の動物みたいに・・・。田舎は人の目の檻だし。
でも都会に出た途端、みんなきれいで、満たされていて、自分にとっては別の檻がここにある気がした。

うーん。

今でも好きだけど、その頃、UAの『雲がちぎれるとき』という曲が自分的にはヘビーローテーションしてた。
それにしても今のバージョンより、昔のが好きだったなあ・・・。


巫女的な感じで怖かっこよかった!!


そのUAの『雲がちぎれる時』の中の歌詞。


幼い日 ママの膝 唇をかみしめ
瞬きもしないで ただ流れる雲だけみてた

オレンジが肩越しに 見え隠れしている
もう このまま 土の下で眠っていられたらいいのに



自分の中にどうしようもないパワーを感じるとき、この歌詞を思い出す。
オレンジが肩越しに見え隠れしてる。この歌詞に勇気をもらう。
こんな自分でもいいよね。

いつでも解き放たれた自分でいたいなと思う。


























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