しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

お仕事うんぬん。

2012-02-19 18:58:16 | 日記

生徒の版画作品をみつつ、連絡票用のコメント書きと評価。本来の仕事。
これがやり始める前はいつも嫌で嫌で、逃げまくる。
今回もやっぱり嫌で、午前中はネットうろうろ、コーヒー&オレンジケーキでまったり・・・
って、やらなきゃ・・・・と我に返って観念して昼過ぎ始める。

やり始めると夢中になるから不思議だ。
だから、自分は本質的に怠惰なんだと確信してる。
目の前にあることには、流される。

にしても。
子どもの作品はなかなかだ。
作品もブログに載せてみたいけど、そうもいかないのだろう。
ただ、4月からは校長が教育委員会にかけあって、
学校ホームページの質を上げる!と言っていた。
担当の先生は通常業務で忙しくって、ちっともホームページが更新されないから、
校長先生が業を煮やしたらしく、企業に手伝ってもらいながら
ホームページを更新して行くことにしたいらしい。
で、それを委員会に承諾させている最中らしい。・・・たくましいったら。
教員は子どもに向き合ってる時間が長いから、
そりゃ、教員が更新するのは大変だよなー・・。

で、美術で作った作品もweb美術館みたいにしてupしたい!と言ってたので、
ぜひしっかりがっつりとその話にのっかりたい。
親じゃないけど、親ばかみたいで恐縮だけど、
結構いいから、生徒の作品。ふふー。

2、3年生の作品コメントをほぼ書いた。
これから点数換算のために入力して表を仕上げたりする作業と鑑賞文の評価。
評価材料は多い方が正確に評価できるから、これから3月初旬までは大変だ。
大変だけど、生徒もがんばったんだからお前も頑張れよってことで、頑張る。
ついでに言えば、
全員に5をあげたい!なんて甘いこと言ってちゃいけない。
私の前の先生はとにかく評価が甘かったらしい。記録をみると、4や5が続出してた。
でも、それは生徒のことちゃんとみてなかったんじゃないの、と思う。
だって、本当にいろんな子がいる。ものすごく頑張る子もいれば、ぜーんぜんな子もいる。

世間は甘くない。甘やかされて育った中学生もいる。
けど、もう現実を知るべきだ。
正確に評価をしていかなければいけない。
最近考え方が変わった。以前は、天真爛漫に、「全員に5とかつけたい派」だった。
でも。全員が主役の劇が絶対おかしいのとおんなじことだ。
学校だって世の中の縮図なんだから、評価はしっかりと。
やった人は良く、さぼった人は良くなく。技能的に優れている、発想が豊かである。
その違いによって成績に差が出て当然だろう。
だから、データを細かにつける。本人が、親が文句を言ってきても、
完全にデータから説明できるようにする。ここ数年、この説明で納得しない人はいない。
あなたのがんばりが反映されているだけなんだよ、と。
逆に言えば、普通にやってれば、3か4は軽くつく。簡単なことだ。
そこらへん、うちの生徒はよくわかっているから、
ちゃんとやることはやる。極めたい子はもっと極める。それでいい。

文句がある人はあるだろう。
美術で成績つけるなんて、だから子どもが美術を嫌いになるんだ!という人もいるだろう。
よく、大人になってそういうことを言うひとがいる。
でも、嫌い=自分にはできないと思っているから、だ。
美術=感性、才能によるもの、で教えていれば、美術嫌いは増える一方だ。
小学校の図工で、そういわれて美術嫌いで中学に上がってくる子が多いこと多いこと。
超迷惑だ。
3年間かけて、その意識を変えていく。
美術は、まずは技能だ。技能は身に付く。その技能を生かしたあなたの個性の表現の場だ。
それがわかった上で、卒業させたい。
その意識は、ジャンルはなんでも、未来の「創造」へつながるものだと思う。

嫌い、は「劣等感」の別バージョンの言葉だと思う。
声がけでその子独自の良さを引き出すことや、
技能の習得をいかにさせ、自信を持たせるかが、授業のキモだと思う。
美術嫌いを発生させないポイントが、いつもそこにある。

正当に評価されれば、生徒はみな嬉しい顔をするし、
美術、面白いじゃん結構、ってことにもなる。
成績のランクつけが、子どもを美術嫌いにさせる要因じゃない。
授業のありようや自信の持たせ方だと、6年やってきて気がついた。

疲れたから、2時間ほど寝た。ほんとは1時間で起きるつもりだったけど、
目が覚めなかった。作品と向き合うのは、エネルギーがいるよね。
ご飯、食べてなかった。食べるとさらにねむくなるから、食べるのを避けていた。

ああ、今から買い物行くかー。
ついでにソイラテでも飲んできて、また夜がんばるかー。
しかし、やり始めると夢中になるけど、とにかく最初は逃げまくるっていう癖、
大人になる前になんとかしたかったね・・・。
生徒にえらそーなこと言えないじゃん・・・・。












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