職場にいるときは、あらん限りの集中力で仕事をするけど、
だからといって、家に仕事を持ってかえったときも同じようにできるとは限らない。
重い仕事の束を抱えて帰っても、そのまま何もしないでただまた持っていくときもある。
昨日、大量に仕事を持ち帰ってきたのはいいけど、まだ全然やってない。
昨日は夜遅かったし、リラックスしたかった。
今日は今日で、ガラス制作に行ったりyou tubeで「風が吹くとき(When the Wind Blows)」を見てたりしてた。
元はイギリスの作家、レイモンド・ブリッグズによるマンガ(Wikipediaではグラフィック・ノベル)。
レイモンド・ブリッグズは可愛らしい「スノーマン」の作者で有名な人だ。
アニメバージョンはえらくひしひしと怖かった。
最近、放射能関係でこの「風が吹くとき」のことを頻繁につぶやいていた人がいて、
アニメーションがあることを知った。
日本語版もDVDでは出ているらしいけど、you tubeにあったのは英語版とロシア語字幕のだけ。
仕方がないので、英語版を見てみた。
細かいところは言葉がわからないところがたくさんあっても、
アニメーションだけに、所作で類推できる。
興味があったのと、生徒にも見せたいなと思ってみたけど、
少しずつ核爆弾の放射線によって衰弱していく夫婦の様子がなんともリアルなので、見せるべきかどうか悩む。
ただ、ものすごく見る価値の高い作品だと思った。
持ち帰った仕事より、重要な問題になった。
公立学校の教員は特定の思想宗教を語ってはいけないとされている。
子どもへの影響力は、子どもが小さければ小さいほど大きくなるから。
中学生くらいなら、教師の話は半分も聞いてるか聞いてないかくらいだろうから、いいのかもしれない。
今、放射線や核の話をどの教科でもいろんな切り口から語るべきだとは思うけど、
明らかにみんな避けている。子どもに意識させたくないような雰囲気。
修学旅行の事前学習で、広島にも行くから原爆のことを学んではいるけど、
今のこの現実とは切り離しての学習。
実感がこもった学習になっていないと思う。
昨年の3.11頃、生徒たちは、
「私たち、死ぬの?」としきりに大人にたずね、
目の下がクマで黒くなってたり、アトピーが出たりしてた。
あのときのことを思い出させたくない、という配慮もあるかもしれない。
でも、本当はまだあのときとたいして変わらない現実が目の前に広がっている。
やっぱり見せたいな、と思った。
美術科の授業で見せるなら独断でもまだいいけど、
1時間以上あるアニメだから、他の時間をもらわなければ見ることはできない。
そうなると同僚たちの意見を仰がなければいけない。
反対される気がする。
子どものためになるのは、本当はどちらなんだろう。
こういう時に、大きな責任ある仕事なんだなあと実感する。
別に与えられてる仕事じゃないけどね・・・。
これを読んでる方は、どう考えるんだろう。
*ブログ作成後、日本語吹き替え版をyou tubeで見つけました。
森繁久彌さんと加藤治子さんのおっとりとした声。とても映像とあっていると思います。
この穏やかさが、結末を更に悲しいものにしている気がします。
下は最初の部分だけです。興味ある方はどうぞ。
風が吹くとき-When the Wind Blows(1/6)
だからといって、家に仕事を持ってかえったときも同じようにできるとは限らない。
重い仕事の束を抱えて帰っても、そのまま何もしないでただまた持っていくときもある。
昨日、大量に仕事を持ち帰ってきたのはいいけど、まだ全然やってない。
昨日は夜遅かったし、リラックスしたかった。
今日は今日で、ガラス制作に行ったりyou tubeで「風が吹くとき(When the Wind Blows)」を見てたりしてた。
元はイギリスの作家、レイモンド・ブリッグズによるマンガ(Wikipediaではグラフィック・ノベル)。
レイモンド・ブリッグズは可愛らしい「スノーマン」の作者で有名な人だ。
アニメバージョンはえらくひしひしと怖かった。
最近、放射能関係でこの「風が吹くとき」のことを頻繁につぶやいていた人がいて、
アニメーションがあることを知った。
日本語版もDVDでは出ているらしいけど、you tubeにあったのは英語版とロシア語字幕のだけ。
仕方がないので、英語版を見てみた。
細かいところは言葉がわからないところがたくさんあっても、
アニメーションだけに、所作で類推できる。
興味があったのと、生徒にも見せたいなと思ってみたけど、
少しずつ核爆弾の放射線によって衰弱していく夫婦の様子がなんともリアルなので、見せるべきかどうか悩む。
ただ、ものすごく見る価値の高い作品だと思った。
持ち帰った仕事より、重要な問題になった。
公立学校の教員は特定の思想宗教を語ってはいけないとされている。
子どもへの影響力は、子どもが小さければ小さいほど大きくなるから。
中学生くらいなら、教師の話は半分も聞いてるか聞いてないかくらいだろうから、いいのかもしれない。
今、放射線や核の話をどの教科でもいろんな切り口から語るべきだとは思うけど、
明らかにみんな避けている。子どもに意識させたくないような雰囲気。
修学旅行の事前学習で、広島にも行くから原爆のことを学んではいるけど、
今のこの現実とは切り離しての学習。
実感がこもった学習になっていないと思う。
昨年の3.11頃、生徒たちは、
「私たち、死ぬの?」としきりに大人にたずね、
目の下がクマで黒くなってたり、アトピーが出たりしてた。
あのときのことを思い出させたくない、という配慮もあるかもしれない。
でも、本当はまだあのときとたいして変わらない現実が目の前に広がっている。
やっぱり見せたいな、と思った。
美術科の授業で見せるなら独断でもまだいいけど、
1時間以上あるアニメだから、他の時間をもらわなければ見ることはできない。
そうなると同僚たちの意見を仰がなければいけない。
反対される気がする。
子どものためになるのは、本当はどちらなんだろう。
こういう時に、大きな責任ある仕事なんだなあと実感する。
別に与えられてる仕事じゃないけどね・・・。
これを読んでる方は、どう考えるんだろう。
*ブログ作成後、日本語吹き替え版をyou tubeで見つけました。
森繁久彌さんと加藤治子さんのおっとりとした声。とても映像とあっていると思います。
この穏やかさが、結末を更に悲しいものにしている気がします。
下は最初の部分だけです。興味ある方はどうぞ。
風が吹くとき-When the Wind Blows(1/6)
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