しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

こころのふるさと

2013-09-30 22:51:32 | 日記
睡眠不足でフラフラ。。。長い一日がもうすぐ終わります。
職員会議も起きてたし(当たり前か・・)、レッスンにも参加しました。
人間、やればできるものです。
しかし、もう今、疲れはピーク。パトラッシュ、僕もう疲れたよ・・・。
っていっても、天使は迎えに来てはくれません、現実には。

そんな、クタクタなときに人間の本質って出るのでしょうか。


突如、聴きたくなったのが、
茶木みやこさんの「まぼろしの人」と「アザミのごとく棘あれば」でした(笑)。
もう、昔から定期的に聴きたくなります。

母の実家の広島の激(?)田舎で、暗い和室で見た「犬神家の一族」が忘れられません。
小学校低学年だったかしらん。。。。でもたぶん再放送。

「まぼろしの人」はエンディング曲だったかオープニング曲だったかは忘れてしまったのですが、
歌詞が切なくて、小学生の私の心を激しく打ちました。

「アザミのごとく棘あれば」は横溝正史の小説のドラマ版のエンディング曲でした。
横溝正史の小説は好きですが、ホラー的なものが好きなのではなく、
この人がいつも人間の「業」のような、哀しいものを上手に表現しているから好きなのだと思います。

3年生の美術の授業で、日本文化の良さについて話をしていて、
自分たちの作品の中にもそういったものを生かしてみよう!という授業をやったときに、
彼岸花をどうしても描きたい!と言った生徒がいて、思わず、

「1970年代の『犬神家の一族』の、犬神家のお屋敷の中の壁のデザイン見てみて!!」
と言ってしまいました。

真っ黒い壁に、真っ赤な燃え立つような彼岸花。これが犬神家の壁のデザインなんです。

毒々しいんだけどなんとも美しく、映画を引き立てるものだった記憶がありました。
その壁を背景に、登場人物たちがいると、
まるで鬼火や登場人物たちの欲の炎が舞っているように見えて、
人間の怖さ、寂しさがよりいっそう引き立つのです。


昔、『日本むかしばなし』で、「キジも鳴かずば」という物悲しい話があったのですが、
それも、絵本を買ってもらって何度も読んでいた記憶があります。

どことなく寂しい、物悲しいものの中に、
そっと落ち着く『心の故郷』のようなものをいつも見いだします。
それがどうしてだか、未だによくわかりません。

極限まで疲れると、いつも、ここに戻ってきます。















最新の画像もっと見る

コメントを投稿