しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

京都さんぽ1日目の1

2013-03-27 00:18:58 | 日記

京都1日目。ステンド繋がりでTwitterで時々会話する方とダイレクトメールで、
もし良かったら会いましょうというお話になったけど、
お互いの予定が合わず・・・残念。

ちょうど去年の今頃も私は京都に来ていて、
その方に「気をつけてね~」とメッセージをいただいたことを覚えている。
華道の師範の方、いつかお会いしたいな。

朝9:00過ぎには京都駅に到着。すぐに、市バス・地下鉄1日乗車券を購入。
荷物を京都駅に置き、すぐに知恩院に向かう。
私が京都に住んでいた十数うん年前は、
まだ地下鉄東西線ができていなかった。
なので、東山区へ行くのはバスと京阪電車、あるいは徒歩だけだった。

京都御池まで烏丸線で出て、東西線に乗り換えて東山へ。
便利になったなあ。
朝早かったので、知恩院は人がほとんどおらず、
お坊さんたちの読経と信者さんの熱心な祈りの姿を垣間みることができた。
観光地なのかもしれないけど、変に観光地化してなくて良かった。

こういう人たちの地道な、心を磨く日々が積み重なって、
清らかで荘厳な空気が出来上がっているのかもしれない。

京都は碁盤の目のようでわかりやすいはずだけど、
時々地図で確認しないと、自分の位置がわからなくなる。
次なる目的の細見美術館は、同じ駅から歩いて近いはずだけど、着かない。
何度も何度も地図を見直して、
ようやく自分が全然違う方向に歩いていたことを知る。

京都市美術館、京都国立近代美術館、そして平安神宮。
今日はやたらと袴姿の学生さんが多いなと思ったら、
国立近代美術館の隣の京都市勧業館で京都大学の卒業式だったらしい。
賢い学生さんらしく、誰かが外で演説し、なんだか盛り上がっていた。

そんな華やかな中を通り抜け、細見美術館に到着。
とても小さいなと思ったけど、中は迷路のように複雑だった。
今回やっていたのは、染織家 志村ふくみさんとその娘洋子さんの作品展だった。
(一部、志村ふくみさんの母の作品も含まれていた。)

小説や詩、聖書などからインスピレーションを得たという作品、
自然の色彩の繊細さな美しさに驚いた。地味な植物から、こんなに美しい色ができる。
元となった小説や聖書の一文が添えられていたりもして、
どれほど豊かに想像の翼を広げているのかもよくうかがえた。

日本文化の学習にはぴったりだけど、
こればっかりは実物を見ないと美しさは伝わらないだろうと思った。
図版も販売していたけど、やっぱり本物とは何か違っていた。
それほどに色彩が繊細で、かつ豊かなのだ。

この美術館は観光客にはメジャーではない様子で、
来ている方は、本当に和装や染織に興味のある方ばかりだった。
和服姿のご婦人方は、色の元となった植物と、色の美しさに本当に心から驚いていたし、
美術大学のテキスタイル専攻の生徒さんらしきお二人は、一生懸命にメモを取っていた。
自分用のおみやげに、
西陣織デザイナー大石浩司さんのポチ袋6種が素敵だったので購入。

知恩院といい、細見美術館といい、人が少なくて落ち着いて見ることができた。
メジャーどころとは少しズレていたからかもしれない。
天気も穏やかで、少し肌寒いけど散歩日和だった。




























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