銀閣寺への参道も人で賑わっていた。
グリーンティーをテイクアウトする。
そのまま銀閣寺へ…と思ったけれど、銀閣寺は何回も今まで行ったし、こんなに人がいては疲れると思い、銀閣寺に入らず、人のいない、参道から左の道へ曲がった。
誰もいない。
と、そこに大きな鳥居が見えた。神社だ。
近くに寄ると「八神社」という名前の神社があった。
ほとんどの人が銀閣寺目当てなので、ここには人が来ない。
しかも無人の神社だった。
誰もいない神社というのは不気味だけど、なんとなく心惹かれた。入ってお参りしてみる。
携帯で由来を調べたら、かなり由緒正しい神社だった。
しかも、無人だからお金を箱に入れ、引いたおみくじは「8番」の大吉だった。
なんだか不思議な気持ちになった。八繋がり。末広がりー!
励まされる内容・・ちょっと元気でた。
携帯で調べている途中、八神社という名前のまた別の神社が京都市内にあることを知った。
大将軍八神社。陰陽道と関係があり、かなりのパワースポットらしい。俄然行きたくなった。
調べていたら203系統のバスで直接行けることがわかった。
でもちょっと休憩したい。
携帯の地図を見ていたら、京都大学まで歩いていける距離だったので、カフェの進々堂に行ってみることにする。
進々堂は学生時代からちょっと憧れのカフェだった。
大きな机に向かい、注文したトーストとコーヒーを脇に置いて熱心に勉強する京大生や教授が集まる店だ。
私は近隣の大学の学生だったけれど、そういう意味でなんだか敷居の高い店のような気がして、当時は入れなかった。
進々堂はそんなに混んでいるというわけでもなく、温かいカフェラテを注文した。
白い小さな角砂糖が二つついていて、懐かしい感じだった。
普段は砂糖は要らないのだけど、歩き疲れていたので、角砂糖を一つ、カフェラテに混ぜた。ふっと和んだ。
写真とっとけば良かった!
203系統のバスに京大農学部前から乗り込む。
結構混んでいた、と後ろから「ここに座らはる?」と声をかけられた。
70歳代くらいのおしゃれな女性だった。彼女がいる二人がけの席の窓側が空いていたのだ。
座ると京都弁で話しかけられた。旅行中、私はかなりの高確率で高齢の女性に話しかけられる。
ここまで来るともう特技だ。履歴書にも書けそうだ。
「若い人が座ってると、席を譲らないって怒る年寄りもいるけど、最近は若い人も疲れてはるもんねえ。」。
疲れて見えたんだろうか…
という私の疑問をよそに、「ここの人?」と聞かれたので、旅行で来てます、と答えた。
「ほんとは昔4年ほど住んでました。」とは余分なので言わなかった。
「京都はね、バス移動だとえらい時間がかかるから、今回はこのエリア、とか決めて旅行するのがいいんよ。嵐山行くのにバスは絶対ダメ…」
などなど、いろいろ旅するコツを教えてくださった。
大将軍八神社のある北野白梅町までだから、バスで一本道のはずだ。
あまり時間はかからないのかと思いきや、道路も混むし、バス停ごとに大量に人が乗車してくるし、結果的には長いこと、その女性と話すことになった。
元々は八坂の塔あたりに住んでいたけど、あまりの観光客の多さに生活が不便になり、北野白梅町付近に引っ越したこと。
今日は吉田神社近くにある薬屋さんに腰痛の薬をもらいに行った帰りであることなど、いろいろ話してくれた。
彼女はただ話し相手が欲しかったのかもしれないけど、一人で旅してる私は、そのたわいないコミュニケーションがとても嬉しかった。
窓から風景を一人で眺め続けているような、誰とも何も共有できない孤独感は、短くても一人旅にはつきもののような気がする。
最後、その女性がバスを降りるとき、「良い旅を!」と話を結んだ。爽やかな気持ちになった。
グリーンティーをテイクアウトする。
そのまま銀閣寺へ…と思ったけれど、銀閣寺は何回も今まで行ったし、こんなに人がいては疲れると思い、銀閣寺に入らず、人のいない、参道から左の道へ曲がった。
誰もいない。
と、そこに大きな鳥居が見えた。神社だ。
近くに寄ると「八神社」という名前の神社があった。
ほとんどの人が銀閣寺目当てなので、ここには人が来ない。
しかも無人の神社だった。
誰もいない神社というのは不気味だけど、なんとなく心惹かれた。入ってお参りしてみる。
携帯で由来を調べたら、かなり由緒正しい神社だった。
しかも、無人だからお金を箱に入れ、引いたおみくじは「8番」の大吉だった。
なんだか不思議な気持ちになった。八繋がり。末広がりー!
励まされる内容・・ちょっと元気でた。
携帯で調べている途中、八神社という名前のまた別の神社が京都市内にあることを知った。
大将軍八神社。陰陽道と関係があり、かなりのパワースポットらしい。俄然行きたくなった。
調べていたら203系統のバスで直接行けることがわかった。
でもちょっと休憩したい。
携帯の地図を見ていたら、京都大学まで歩いていける距離だったので、カフェの進々堂に行ってみることにする。
進々堂は学生時代からちょっと憧れのカフェだった。
大きな机に向かい、注文したトーストとコーヒーを脇に置いて熱心に勉強する京大生や教授が集まる店だ。
私は近隣の大学の学生だったけれど、そういう意味でなんだか敷居の高い店のような気がして、当時は入れなかった。
進々堂はそんなに混んでいるというわけでもなく、温かいカフェラテを注文した。
白い小さな角砂糖が二つついていて、懐かしい感じだった。
普段は砂糖は要らないのだけど、歩き疲れていたので、角砂糖を一つ、カフェラテに混ぜた。ふっと和んだ。
写真とっとけば良かった!
203系統のバスに京大農学部前から乗り込む。
結構混んでいた、と後ろから「ここに座らはる?」と声をかけられた。
70歳代くらいのおしゃれな女性だった。彼女がいる二人がけの席の窓側が空いていたのだ。
座ると京都弁で話しかけられた。旅行中、私はかなりの高確率で高齢の女性に話しかけられる。
ここまで来るともう特技だ。履歴書にも書けそうだ。
「若い人が座ってると、席を譲らないって怒る年寄りもいるけど、最近は若い人も疲れてはるもんねえ。」。
疲れて見えたんだろうか…
という私の疑問をよそに、「ここの人?」と聞かれたので、旅行で来てます、と答えた。
「ほんとは昔4年ほど住んでました。」とは余分なので言わなかった。
「京都はね、バス移動だとえらい時間がかかるから、今回はこのエリア、とか決めて旅行するのがいいんよ。嵐山行くのにバスは絶対ダメ…」
などなど、いろいろ旅するコツを教えてくださった。
大将軍八神社のある北野白梅町までだから、バスで一本道のはずだ。
あまり時間はかからないのかと思いきや、道路も混むし、バス停ごとに大量に人が乗車してくるし、結果的には長いこと、その女性と話すことになった。
元々は八坂の塔あたりに住んでいたけど、あまりの観光客の多さに生活が不便になり、北野白梅町付近に引っ越したこと。
今日は吉田神社近くにある薬屋さんに腰痛の薬をもらいに行った帰りであることなど、いろいろ話してくれた。
彼女はただ話し相手が欲しかったのかもしれないけど、一人で旅してる私は、そのたわいないコミュニケーションがとても嬉しかった。
窓から風景を一人で眺め続けているような、誰とも何も共有できない孤独感は、短くても一人旅にはつきもののような気がする。
最後、その女性がバスを降りるとき、「良い旅を!」と話を結んだ。爽やかな気持ちになった。
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