しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

毎日パーティー

2025-01-11 11:27:55 | 日記
この年末年始に素敵な出会いがあった。
それは「描くことの楽しさ」を思い出させてくれる本だった。

どちらかというと最近、自分の技能の足りなさを痛感して「描くことをもっと学ばないと!」と思うことが増えて、描くことがあたかも勉強のようになっていたところの出会いだった。

きっかけは、年末に好きなイラストレーターさんの画像付きの「年末年始に読もう!」という投稿を見たことだった。

そこには数冊イラスト関連の本が写っていて、その中の1冊に興味があったので即座に注文してkindleで読んでみた。
1枚の絵にストーリーを感じさせるための工夫について書かれた本だったのだけど、その関連本として紹介されていた本を芋づる式に読んでいった。
こういうことができる時間がある年末年始って本当にいい。


そして「短時間でのジェスチャードローイング」というデッサン練習法に出会った。

それは人を1〜5分くらいの短時間でドローイングするんだけども、モデルの動きを体の中の「流れ」や「リズム」としてまず感じ、それを1本の線として表した後、そこに胸郭や骨盤を表す楕円を描いて、そこから人体を描いていくという方法だった。
ドローイング自体は学生時代にも習いに行ってた時も、モデルを直接みてやることはあったし、美術部顧問時代にも部活で10〜20分かけて1体を描いたりしていた。


でも、たった1〜5分で、しかもモデルの体の中に流れる力やリズム(本の中ではそれを『フォース』と『リズム』と呼んでいる)を感じて描く、というのが新鮮で、しかもやっているととても楽しかった。

アメリカでアニメーションを学ぶ上で重要視されているというこの方法でのジェスチャードローイングは、ディズニーのアニメーターたちも学んでいるとのことだった。
日本にも最近、この方法が入ってきて紹介され始めている。

描くことが勉強ではなくて、自分が感じた「印象」を形にしていくのは、本当に白い紙の上に「創る」感じがするし、気持ちが自由になって解放されていく感じがする。

デッサンやドローイングは比率とか解剖学とか人体の勉強も大切だけど、そればっかりやっているとデッサンの線が固くなっていく。
それは「感じる心」が固くなっていることの表れでもあって、最近そうだったかもしれなかった。
いやほんと、人間描くのが楽しい!と思えたのは何年ぶりだろう・・・。
それにしても描いていると、人間の体って美しいなあと思う。老若男女ね。


年始からこの方法のジェスチャードローイングを始めた。
1日10ポーズ(1分×5ポーズ、2分×4ポーズ、5分1ポーズ)を2回。
全部で20ポーズ。
多いと思うかもだけど、やってみるとこれでも足りない!もっとやりたい!ってなる人多いんじゃないかな・・・。
私もそろそろ150ポーズを超える。1000ポーズ描いたら絵に変化がありそうな気がする。

ありがたいことにYouTubeでジェスチャーの時間を測りながらとってくれる「ジェスチャードローイングパーティー」というチャンネルがある。

クラシックが流れる中、プロのデッサンモデルさんやパントマイムの方がポーズをとってくださる。モデルさんは男女ともいろんな方がいて、面白かったり美しかったりする。
絵をやっている方は本当におすすめ!
たぶん、より一層描くことが好きになる。
あと描くことに躊躇がなくなって、直感的に捉えようとするから描くのが楽になるかも。

こちらYouTubeのチャンネル:
GESture DRAWing Party

こんなふうに何体も描ける。(この日は多めに描いた日)
大体1ポーズ1分、一番長くて5分。
細かいことは気にしない、気にしない!
というか、体の中を力の流れやリズムを感じて表すというのが目的。
このパーティーは続けたい。
目指せ1000ポーズ、いや10000ポーズ!





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