●○-風吹く街で-○●

簸川平野のど真ん中「風吹く街で...」
恵みに生かされてるクリスチャンぴーちの日記です。

信頼

2006年03月12日 | 家族

ある講演で聞いた実話です。

むか~し昔、ある所に(多分東北です・笑)集団万引きをする中学生グループがありました。
リーダーはA君。手のつけられない悪ガキです。その日も近くのスーパーで万引きをする事にしました。しかし、調度その日は見張り役の子がいなかったので、嫌がるB君を捕まえて見張りをさせました。

残念ながら?(ラッキーなことに?)今回は、警備員さんに捕まり、御用となりました。それから警察に保護者が呼び出されました。

○B君のお父さんが来ました。

お父さん「B!何て事したんだ!」
B君    「お父さん!オラは何もしてないべ」
お父さん「いんや、お前が取ったちゃろがぁ」
B君    「オラは見ちょっただけで、取っちょらへん」
お父さん「嘘だべ。お前が取らん訳ないべ~」
B君    「オラはなんもせん。父ちゃんほんとだべ~。」

それから、B君は父親に首根っこを捕まえられて帰って行きました。



○A君のお父さんが来ました。

お父さん「A!おめ~が、そんな事をするはずがね~べ。」
A君    「オラがやったべ・・・。」
お父さん「いんや、おめ~がそんな事をするはずね~。」
A君    「いや、オラがやったんだって。」
お父さん「そげな子に育てた覚えはねぇ~。おめ~はやってない。」
A君    「父ちゃん、ごめんよ。オラがやったんだべ。」
お父さん「そんな事信じないべ。お前はやっちょらん。」
A君    「ごめんよ。ごめんよ。父ちゃん、ほんとにごめん。」

そこで、A君は泣きながら自分のした事を詫び、心から反省して父親と一緒に帰って行きました。



10年後・・・・。

B君は父親の信じたように、りっぱなヤ○ザになり、恐喝、窃盗etc・・・本当に泥棒になりました。

A君はそれから、真面目に勉強し高校、大学と行き、りっぱな社会人となったそうです。


子育てに於いて、親バカ過ぎて放任主義なのは問題ですが、子供をしっかりと受け止めて、可能性をどこまでも「信じて」行く事は大切ですね。「あなたの信じた通り、あなたの身になる」のです。
私も息子をしっかりと信頼しなくては・・・と思いつつ書きました。