●○-風吹く街で-○●

簸川平野のど真ん中「風吹く街で...」
恵みに生かされてるクリスチャンぴーちの日記です。

夕暮れ

2006年03月25日 | 思うこと

夕暮れを、いるも一人で眺めるのが好きだった。

暮れていく空の向こうを思うのが怖かった。

自分には出来ない事がいっぱいあって、

ちっぽけな、儚い奴だと言っているようで・・・。



誰にもどうにもならないことが、いっぱいあって、

助けてくれる人もなく、孤独が真実なんだと

気づかせてくれた。あの赤い空は・・・雲は・・・。

怖かった、怖いと言えない底深い井戸を覗くように。



裏切ったり、裏切られたり、弱い人を責められもせず、

悲しい色した涙だけが、こころに溜まっていくだけで。

逃げる事など許されず、諦めだけが救いだった。

怖かった、捨てられることだけが、私を震わせた。



しかし今や、あの夕暮れの向こう側では、朝日と名を変え

人々に光を与え、温もりを与え、希望となり、

悲しみと恐怖の涙をぬぐい去っているのだと知った。

夜は果てしなく夜ではなく、暗闇も支配を終える時が来る。

突き落とされたと怯えた所には、暖かな支える手があったのだ。