2013年の最終節、うちらがどんな思いをしたのか絶対に忘れちゃダメだよ!
32節、ヤマハスタジアムでジュビロを破って優勝に王手をかけ、残り2試合で1勝すれば優勝という状況になったのが、奇しくも11月23日。
あの日、ヤマハで勝って、「ついに9年ぶりの優勝だ」と思ったサポは多かったはず。もちろん儂もそうだった。だって、何しろあと一つ勝てば良かったんだから。
迎えた33節のホーム新潟戦。儂、あの頃はもうビッグフラッグを引退してたんだけど、フラッグ隊の連中から「優勝する試合なんだからやりましょうよー!」と言われ、すっかりその気になって久しぶりに手伝った。あの時、すごくフワフワしてて、気持ちが浮ついていたのを今でも思い出す。
おまけに、新潟に負けてもまだ、「次、勝てば優勝だから」と思ったし、「腐っても鹿島だからそう簡単にはやられないでしょ」と安易に他力も考えてたし、もうホントに今思うと慢心の塊みたいなヤツで「優勝するのが当たり前」になっていた。
そして最終節、等々力で川崎に負けて優勝が逃げて行った瞬間に目が覚め、それまでのことをメチャクチャ後悔した。
当時、長年にわたりいろいろな場面でとてもお世話になっていたサポがいたんだけど、試合後、あの何とも形容し難い重い空気だった等々力のゴール裏でその人と目が合い、「ダメだったね」と一言だけ交わした。その人と会ったのはそれが最後になった。
SNSを見ていると、「15年ぶりの優勝だ~」、「ユニの☆が4つになる~」、「優勝初体験でうれしい~」etc.etc.・・・な言葉を目にする。
その度に「いやいやいやいや、うちらはまだ何も手にしてないってば。そんなこと考えてちゃだめだだめだだめだだめだ!」って思う。
昨日、横浜FCがJ1昇格を決めた。今日の神奈川新聞にカズのこんな記事が載っていた。
『勝てば文句なしで、引き分け以下でも昇格が決まる可能性があったこの試合。1週間前のクラブハウスで、普段は柔和な大ベテランがまなざし鋭く、個々の選手に伝え回った「みんな浮ついている。全てが終わるまで昇格の話はするな。」』
儂、どんなにバカにされようと変人と言われようとあきれられようと、今回は絶対に言い続ける。
「目標は優勝じゃなくて、一戦必勝で勝ち点70を獲ること。
それ以外にはない!」
と。
そして今日もぼあちゃんは特に変わりなく、コオロギを1匹だけ食べ、夕方までベランダで日向ぼっこをした後、儂の肩じゃなくてジャンマリ君の肩にしがみついて寝始めましたとさ。
「眠い~、もう目開いてらんない~、マリノス頑張れ~」なご様子。