テレビなどで有名な、森永卓郎氏の講演会に
行ってきました(たまには勉強?しないとね)
駅前の風景
講師プロフィール
元JT研究所で部長まで務めた、当時の新入社員に今なにかと
話題な細野豪氏が侵入写真だったとか。
おもちゃ、フィギアの収集家でもあり、2万点以上の
おもちゃを展示するビルまで購入、ライザップでダイエット
など。
講演テーマは
「東三河を幸せにする経済学」
19世紀から20世紀における産業革命の変異
①第一次 イギリスに起こった馬車から蒸気へ世界を席巻
②第二次 電気の普及 アメリカの大量生産 自動車、電車
③第三次 コンピュータ時代、生産性の向上コンピュータのコントロール
その前には人がいた。
④第四次 2006年から現代 ロボット AIの時代、人の仕事とはが
問われる時代、現在の仕事の49%がAIに置き換えられる。
特に、AIの自動運転技術の進歩、銀行員の大幅な削減、証券業界の
ファンドマネージョー業務、行政サービスなどが一気に変化すると予想。
*25年後、AIの能力は人間を超える、90%はAIの仕事になる・・・
人間から労働が引き放される、すでに事務職に就く人は減少している。
生き残るのは、クリエーティブ、マネージャー ホスピタリティーの三つ。
ではこれからどうしていくのか・・・
世界を相手に価格競争をしていてはだめ、後進国などとコスト競争を
しても勝てない、(EX 中国の5万円/月の給料と日本の給料を比較しても
勝てるわけがない)日本人の給料を下げれれば勝てるかもしれないが・・・
例えば、デジタル時計が初めて発売された時の価格は200万円だった、今
その時の時計よりはるかな機能を持っている時計が百均で売っている。
反対に一つ1000万円もする時計もうれている、これは何を意味するのか、
ようは時を刻む機能では売れないし儲からないということ。
時計の本来の機能、時を刻むことに+αのアート、芸術を入れないとだめだ。
という事。
もう一つ、イタリアと日本はほぼGNPで同じになっている、日本は
残業もいっぱい、休日も働いて、やっとイタリアと同じ、ここに
イタリアの実力、と言うか芸術の国、アートの国で生きているということ。
イタリアの名車フェラーリは一台2000万円もするが、時にエンジンが
かからなかったり、ドアーがしっかり閉まらなかったりするが、かたや
トヨタのLブランドはほぼすべての機能が備わって、快適な走り、
信頼感があるが500万円も出せば買える。
この差は何だろうか。
歴史、ブランド名だけではあるまい、その前に芸術があり、アートなんだ。
車の本来の目的は移動する機械、そこにだけ集中してもだめなんだね、
そこに心が通うアート、芸術が必要なんだ。
イタリアは価格競争はしない、高付加価値をつけたアート商品で
世界に打って出ている。よってコモデティな商品は作らず、争わず
あくまでアート、芸術で生きていくのがイタリアと言う国。
芸術と技術は同一的なもの、イタリアの巨匠デオナルト・ダ・ビンチは
芸術家であり技術屋であり医師でもあった、かの有名な
モナリザの絵を描く前に人間解剖までやり、そのリアルな表情を
筋肉、しわ等まで詳細の書き写してから描いたと言う、そこに
芸術と技術のコラボが生まれている。
だから見る人の心の有り様によって表情が変わるとか。
なるほど!
かの有名は岡本太郎氏は、アートとは、見た瞬間「何だ!これは」と
感じ、後になって気になって仕方ないものだ!と言っている。
これから日本もイタリアに真似て?
森永氏曰く、日本とイタリアは
①南北に長く②90%が中小企業③高齢化、少子化④国債、借金大国
借金を数えるなら、彼女と寝転んで星の数でも数えたほうがいい。
とにかく明るく、陽気に生きていくことだ、日本すぐに国際競争力を付けないと
だけだとか、改革だと言って管理者までもが、その中でもがいている
イタリアはそういう範囲には管理者、経営者は入っていかない
全て現場に任しており、日々の改革も権限移譲しているから
彼らが考えて進めている。
ラテン的な人生感かな。
だめになる会社の朝礼はみなこのようなことを言って社員にはっぱを
かけている。
「取り巻く環境は厳しい、一致団結して難関突破、そして働け」
こんなあいさつをする会社は・・・・・
まぁイタリアのように
「食べて、歌って、恋をして」的な生きたかがいいね。
東三河は幸せになったかな。
あらら、長く書いてしまった"(-""-)"