夏も終わり、はや秋の気配がする。
朝晩ちょっと風が変わった。
稲穂が少しづつ首をたれると、もう収穫の
秋だ。
海は凪でいた。
おだやかな海だった。
夕暮れの港に架かる橋
もう天の川の季節が終わりなんだろうか・・・
西の空に消えてゆく天の川、どこか寂しそう・・・
七十二候「禾乃登」こくものすなわちみのる
禾は稲穂が実った様子を表し、「のぎへん」の
元になっている。
日ごとに稲が生長して頭を垂れるようになり、
収穫への期待が膨らむころ、同時に台風が
心配される時期でもある。酒米はとりわけ
背が高くて粒が大きいので倒れやすい、農家
さんは祈るような気持ちで世話をする。