先日、神戸の「ぼっかけ」という食べ物を知った。
牛スジとこんにゃくを煮込んだもので、お好み焼きにかけて食べるものらしい。
私がもらったのはボンカレーのような袋に入った保存食ぼっかけで、お皿にあけてレンジで温めたらまことによい匂いが辺りに充満し、ビールを飲んでいた彼に瞬速で食い尽くされた。
私はレトルトの袋の口をチュッと吸って味わっただけだが、それだけでご飯1杯いけそうだった。
そして今日、ラーメンでも食べようかと駅ビルに寄ってみたら、あるじゃないですかぼっかけ!!これ見よがしに大鍋に入って屋台のカウンターにドーンと置いてあった。でも、このぼっかけを売ってくれるんじゃないんだな。焼きそばとかオムそばとかオムそばメシとかをぼっかけを散らして作ってくれるのだ。
思わず食券を買って並んでしまった。しかし、鉄板の前にドンと居座って焼きそばをかき混ぜているババァが、後ろで麺や皿やタマゴを準備している下働きのお兄ちゃんを怒鳴り散らしてるのを順番がくるまでずっと聞かされて、なんだかヒジョーに不愉快な思いで胸がいっぱいになった。後ろにいるお兄ちゃんとは相性が悪いけれど、テーブルの片づけシフトのお兄ちゃん2とは仲が良いようで、「おばちゃん、今日は花火やると思う?」なんて声をかけられて「こんな雷じゃ中止でしょ~、ゲヘゲヘ」なんて手を止めて薄気味悪い笑い声を上げていた。
言っとくけど、ババァ、唾とばすんじゃねーぞ。
どうして自分がこんなに不機嫌になってしまうのか…とずっと考えていたが、やはり原因はぼっかけにあった。
この店、鉄板が小さいのだ。一度に2人前分を作るほどの大きさしかない。鉄板がちいさいのは、そう、カウンターに大鍋のぼっかけが置いてあるからだ。この大鍋がなくなればもう1枚鉄板を置いてもう1人おばちゃんを置いて2倍のスピードでオムそばを作れるはずだ。
ぼっかけ、ひっこめ。
虐げられているお兄ちゃんがとびきりの笑顔でオムそば並盛を私に手渡してくれ、一瞬だけ心が和んだが、すぐに気を取り直してマヨネーズとソースを鬼のようにかけてその場を立ち去った。
牛スジとこんにゃくを煮込んだもので、お好み焼きにかけて食べるものらしい。
私がもらったのはボンカレーのような袋に入った保存食ぼっかけで、お皿にあけてレンジで温めたらまことによい匂いが辺りに充満し、ビールを飲んでいた彼に瞬速で食い尽くされた。
私はレトルトの袋の口をチュッと吸って味わっただけだが、それだけでご飯1杯いけそうだった。
そして今日、ラーメンでも食べようかと駅ビルに寄ってみたら、あるじゃないですかぼっかけ!!これ見よがしに大鍋に入って屋台のカウンターにドーンと置いてあった。でも、このぼっかけを売ってくれるんじゃないんだな。焼きそばとかオムそばとかオムそばメシとかをぼっかけを散らして作ってくれるのだ。
思わず食券を買って並んでしまった。しかし、鉄板の前にドンと居座って焼きそばをかき混ぜているババァが、後ろで麺や皿やタマゴを準備している下働きのお兄ちゃんを怒鳴り散らしてるのを順番がくるまでずっと聞かされて、なんだかヒジョーに不愉快な思いで胸がいっぱいになった。後ろにいるお兄ちゃんとは相性が悪いけれど、テーブルの片づけシフトのお兄ちゃん2とは仲が良いようで、「おばちゃん、今日は花火やると思う?」なんて声をかけられて「こんな雷じゃ中止でしょ~、ゲヘゲヘ」なんて手を止めて薄気味悪い笑い声を上げていた。
言っとくけど、ババァ、唾とばすんじゃねーぞ。
どうして自分がこんなに不機嫌になってしまうのか…とずっと考えていたが、やはり原因はぼっかけにあった。
この店、鉄板が小さいのだ。一度に2人前分を作るほどの大きさしかない。鉄板がちいさいのは、そう、カウンターに大鍋のぼっかけが置いてあるからだ。この大鍋がなくなればもう1枚鉄板を置いてもう1人おばちゃんを置いて2倍のスピードでオムそばを作れるはずだ。
ぼっかけ、ひっこめ。
虐げられているお兄ちゃんがとびきりの笑顔でオムそば並盛を私に手渡してくれ、一瞬だけ心が和んだが、すぐに気を取り直してマヨネーズとソースを鬼のようにかけてその場を立ち去った。