リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

シリーズ『転勤』~その1 子ナシ夫婦の受難~

2006-08-30 23:46:18 | 日記
突然こんなことを言うのもなんだが、夫の転勤に伴い引越しすることになりそうだ。 転勤先は40kmほど離れた工場だ。なに、全然引っ越す必要ないじゃん、通えよ。と私は内心思っているのだけど、今までの人生で徒歩と自転車でしか通勤通学したことのない彼にとっては、電車2本とバスを乗り継いで片道1時間…という経路は死ぬほど遠いらしい。

そもそも転勤の話は1年くらい前からあった。今の工場の建物の一部が老朽化していて取り壊すような話があり、その際には周辺の工場に部署ごとに引越するらしいというウワサがあり、話はなかなか具体化せず延び延びになっていて「多分来年の4月だろう」というテキトーこいた憶測や「あれはやっぱりなかったことに」説まで飛び交っていたのに、週が明けていきなり10月1日に決まったそうだ。

突然すぎるよ。

で、問題はどこに住むかだが、今まで修繕費がどうだ敷金返還するしないだで大家や不動産屋と散々もめてきた経験上、年齢制限ギリギリまで安い社宅に住んでお金を貯めようということに決めている。

2年前、今の社宅に入ったときには

 ・彼は本社の人間で、子会社の工場に出向していた
 ・結婚した
 ・この辺の社宅はいい物件が有り余っていた

というわけで優遇してもらえて3DKに入れた。でも今回は子ナシ夫婦には2Kしか紹介しませんから、と言われたそうだ。

「私が妊娠7ヶ月ってことにして、どうにかして今と同じ広さを確保できないの?」

「で、キミは引っ越したとたんに流産するわけだ」

「そりゃもちろん。1週間毎日焼肉に連れてってくれれば、妊娠7ヶ月の腹くらいいくらでも捏造できますよ。」

「あのさ、そういうタチの悪いウソをつくなんて、人間として許されないよ。」

ま、そりゃそうだ。社宅ってコワイところらしいから、なるべく波風を立てずにコッソリ入ってコッソリ出ていきたい。

それで、今ある家具をどうしようかという話になったのだが、これがこれが…。私としては、親にうるさく言われてしようがないから結納金で買った嫁入り道具のタンスめちゃくちゃ要らねえって思ってるのだけど、彼はソファを捨てると言う。だって、あのソファは知り合いからタダで譲ってもらったやつなんだけど、バブル全盛期のときに高級マンションのモデルルームに飾られていたメッチャ豪勢な造りのヤツで(古いけど)、その辺のニトリで売ってるような寄りかかるとすぐズリリッと動いてくヘボソファなんかとは全然違うんだから。それを捨ててあの安っちいタンス持ってくだなんて、アンタどこに目ェついてんの??あれを捨てるんだったら私はここに残るからアナタひとりどこへでも単身赴任してちょうだい!みたいなバトルになってしまった。たかが40km向こうで単身赴任なんかしてたら笑われるケド。

だから私は嫁入り道具なんて要らないって言ったのに。親の見栄って迷惑だ。