リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

上司がくれたモノ

2006-08-22 22:16:15 | 日記
その紙袋は、たしか先週の半ばごろから上司のデスクの脇に置いてあった。

差し入れをもらうと、たいていは「皆でわけなさい」「ちょっとこれ、切り分けてくれる?」などと言いながらそばにいる誰かに渡してしまうのだが、それが大好きなチョコレートだった場合、上司は何も言わずにデスクの引き出しにしまい、ひとりでこっそり味わっている。

この紙袋はいずれのパターンも踏まずに長らくそこに放置されていたので、多分食べ物ではないのだろうと私は思っていた。

今日、呼ばれたので行ってみると
「これ、何だかわからないんだけど、あなたにあげますよ」
だって。
皆の手前、「ありがとうございます、皆でいただきます」と押し頂いたが、上司は
「分けられるならそれでいいけど…、いいよ、持って帰りなさいよ」
と言い、小指で耳の穴をかっぽじりながら向こうに行ってしまった。

戸惑うじゃないか。

もらった袋と包装紙には「セントラルフーズ」と書いてあって、おそらく食品の輸入販売会社なのだろうけれど、振ってみたところ洋酒ではないようだった。バリリと破くと濃紺の上質紙でできた箱が出てきた。セロテープをはがすためにひっくり返してみると、
「!!」
金文字で「要冷蔵」と書いてあるじゃないか。これはまさか…

次の瞬間、私は箱の中身をつかみ給湯室の冷蔵庫めがけてダッシュしていた。


ハム!!

これ1個だけ化粧箱に入れて贈るくらいだから、結構高いものなのだろう。
ああ、なんてもったいない!ギフトハムは彼の大好物なのに!

しかし、食い意地の張りすぎている私はハムを持って帰ってしまった。
周到に毒見をして安全性を確かめようと思う。というか、私ひとりで全部食べる。
だって、またお腹でもこわして会社休まれたらたまらない。

しかし、包装紙の外に大きく要冷蔵!と書いておいてもらいたいものだ、セントラルフーズよ。