「急用が入って行かれなくなっちゃった・・・」
桜の園さんから連絡があり、久しぶりの単独釣行・・・平日だし・・・磯は寂しいだろうな・・・気味悪いだろうなぁ・・・。
霊感は全く無いが、数日前にテレビで恐怖ものの特集をチラ観してしまい、根っからの小心者なので、ちょっと動揺する。
「残念ですね・・・ま・・・またやりましょう!」
迷った末に、白浜方面の磯を選択、道路から目的の釣り場を見ると、ライトの動く気配が無い。
・・・・ところが、磯近くでようやく先行者が居ることに気づく・・・・
「こんばんは、アジですか? 上がりますか?」
「ええ、明るいうちにポツポツ・・・暗くなったら食わなくなって・・・」
「最近、遅くから活性が上がるのことが多いようなので、これからですよ。・・・お隣に入らせてもらっていいですか?」
「ああ、どうぞ」
実際、前回も22時を回ってから釣りになるような状況だったので、ゆっくりと準備をしつつ、横に入れて貰ったお礼も兼ねて、缶コーヒーを差し入れ雑談。
「冷たいコーヒーどうですか?」
「ああ、すみません・・・通いつめているのですか?・・・ここはどう攻めるのですか?」
「そうですね。・・・タナはカゴまで満潮2ヒロ位、あの方向に遠投して、ラインを張り気味に流す・・・感じですかね・・・」
「ふ~む・・・」
足元に目をやると、同じコマセポンプを使用されていたので、よくよく話してみるとワシのブログを観てくださっていた。
そんな状況だったので、ぼちぼちと釣り座周りを整理しながら20時過ぎに開始。
今回は付け餌に青・赤のイソメ2種を用意、まずは青イソメでスタート。
既に先行者(以降仮称:Aさん)のコマセが効いていたせいか、3投目で第1号!25cmほどの良型!
Aさんのウキも、投入の度に気持ちよくアタリが出ていて、どうやら先に爆釣モードに突入らしい!・・・焦る。
3尾目を釣ったところで、たまらず・・・
「好調ですね~餌は何ですか?」
「赤イソメが良いようですね。・・・ありますか?」
「なるほど!持って来てます。やってみます。」
状況によって当たり餌が変わるのはどの釣りにも云えること、単独で入ると、こういった状況に気づくのが遅くなったり、気づかないままだったりだが、コマセ効果も含め、複数で攻めるメリットは大きい。
青イソメでも食わないわけではないが、アカイソメを吸い込みやすく小さくつけるのが効果大だった。
22時頃から活性が徐々に上がりだし、23時過ぎる頃から・・・・・・
爆発が始まった!
LEDが波間に滲み・・・消える!
シュルルルッ・・・リールのスプールあてた人差し指をすり抜けラインが出る!
合わせは入れず、十分にウキが入ってからゆっくりと竿を立てる・・・・
理由は、
①食い込みが浅いと最初の一走りでバレてしまうため、確実に掛かったことを確認する。
②2本針なので2尾目を掛ける。
③掛かったアジに、ヒラメなどが食いつく時間を作る。
・・・といったところだ。
ポイントがやや遠いので、手返しに時間が掛かり、ピッチは上がらないが届けばすぐにアタリが出る!
そして、サイズも徐々によくなり、27~8cmがアベレージ、中には30cmに届くものも出始めた!
ドラグを鳴らして40cm近いマサバも出た!
当然Aさんも、同じ状況が続き、
「こんなこと、初めてですよ!フグもほとんどいないし・・・」
「潮どまりもヘッタクレもないですね。はははっ!」
持ち込んだ12Lクーラーでは当然足りず、お魚だけ車の20Lに移し、ついでにコンビニへ氷を買い足しに走った。
時間はちょうど午前1時の干潮、休憩しようと思い、買ってきたパンをくわえて夜空を見上げる。
天の川、流れ星・・・
『地球に生まれて、良かったぁ~!』
・・・と、星空に両手を突き上げ・・・・たい気持ちだった。(笑)
上げ潮に転じても勢いは収まらず、午前3時頃にはピークを迎えダブルも珍しくなくなる!
「残念ですが、今日はこれから仕事なんです。いずれまた・・・・」
「ええ~っ!猛者ですね~、・・・今日はありがとうございました。またやりましょう。」
「少しは寝られると思いますけどね。はははっ・・・」
・・・と、切ない感じの恵比須顔を残し、Aさんが撤収。
東の空が明るくなりだした午前4頃、朝はショゴを狙おうと思っていたが、後半の釣果でクーラーが満杯!
常に魚の負荷を感じながらの釣りだったので、両腕・肩が悲鳴を上げだしたので、ここで終了。
帰り道は、最近館山道で一気にワープしてしまうことが多かったので、久しぶりに内房沿いに北上、午前7時頃、遅い夏休みをとって、内房でサヨリをやるといっていたhiro10さんに合流。
釣果のアジを15尾ほど引き取ってもらい、堤防上で釣り談義・・・と思ったら、とりあえずイイダコでもいじめようか・・・と持ってきたシーバスロッドを指差して・・・
「竿持っているなら、サヨリやりましょうよ! 仕掛けはありますよ!」
・・・と、並んで竿を出すことに・・・、しかし気まぐれで気位の高いサヨリは、そう感単には釣れません。
投げては巻いてをアジ以上に繰り返すこの釣り・・・アジをやったあとなので、指も腕も限界・・・・更に睡魔も・・・・
もう、お腹一杯・・・と竿を置きたくなったそのとき・・・
ココンッ・・・とした前アタリの後・・・・グィイイ~~~ッと、波長が長くバネのある引き&ウキの向こうでテールウォーク!
「ヤッターッ!」
・・・ところが、抜き上げで針外れ・・・しかも同様2回・・・
「キィィ~ッ!」・・・もうこうなると、人の餌だろうがお構いなし、一番美味そうな?ジャリメを付けて再投入!
hiro10さんは、そんなワシを見てニヤニヤ・・・
そして歓喜の瞬間・・・
しかし、昨夜からの連投で、女子ソフトボールの某選手のような、強い気持ちが持てず、ここでギブアップ!
でも睡魔も吹っ飛ぶ、そして極上のデザートを思わせる釣趣のサヨリ釣り!
別腹ですな。
hiro10さん、ありがとう!
日時:2008年9月4日20:30~9月5日4:00
釣果:鯵24~30cm×60数尾、真鯖40cm弱×1、サヨリ40cm×1(5日9時頃、内房某所)
場所:白浜某所
潮汐:中潮
どうですか?次回はシーバスロッドではなく、
2号磯竿でガッツリサヨリ釣って見ませんか?(笑)
填りますよ~! あれ?実はもう填りかけてます?(笑)
私も代休取って明日の夜から予定しています。
南房アジと青物のリレーを考えてますが、どうなることやら・・・・・
と思っていましたが、釣れちゃいました。(笑)
また、獰猛とも思える暴れっぷりの反面、刺身は上品で密度の濃い甘さがあり・・・絶品!
無視できるわけ無いじゃないですか!(笑)
>良竿さん
おおっ!天候さえ崩れなければ、好釣果確実でしょう!
サバ祭りの場所は、平日でも満員になるそうです。
アジ場でも、陽のあるうちはショゴやサバも回っているので、早めに入って腰をすえて狙った方がいいかも・・・です。
おっと、釈迦に説法ならぬ、恵比寿様に釣りの講釈でした。(^^ゞ
>hiro10さん
ありがとうございました。m(__)m
いや~ワシにも釣れましたね~感動ですね~
明日はサヨリカゴ削っていると思います。(笑)
60匹もアジを釣ると処分が大変ではないですか?
隣に誰かと一緒に釣りをしてるのなら、引き味を楽しんだ後
ポイポイと入れます。
最近はお化けの出そうな獣道磯ばかりの釣りをしてるので
晩秋からの釣りは皆さんの所に顔を出しますのでその時は宜しくお願いします。
決められた休日だけで結果を出す方が、数段難しいと思います。 もりちゃんの次回釣行は・・・
なんだか釣れそうな気がするぅ~♪
・・・・あると思います!
>磯トンボさん
とんでもないです。
最近、筋力・柔軟性・視力の衰えをひしひしと感じます。
先日、怪我はしませんでしたが、磯で派手にこけてから、なるべく複数での釣行を心がけています。
お魚は、食べ盛りの娘二人と、魚好きのワイフが居るので、あっというまになくなります。
お隣さんも魚好き・釣り好きの方がいて、お裾分けを楽しみにしていただいているので、つい頑張ってしまいます。(^^ゞ
>KPさん
凄かったですね~
しかし、この傾向は魚種・エリアを問わずあったようですね。
伊豆~鹿島辺りまで、総じて好調のようですので、久しぶりに房総を飛び出して遠征したくなりました。
・・・でも、ガソリンまだ高いですね。
早く、高速料金安くならないかな~
やはり、アジが一番!煮ても、焼いても、生でも、なんでもOKですね。
これから、どんどん忙しくなってきますね。
楽しみです。
今回は主食でお腹一杯になってしまい、
デザートまでたどりつけませんでした。
次回はデザートから先に食べようかな??(笑)