『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

白川真理フルートコンサート 無伴奏フルート作品の夕べ~初代ロットと共に~ 11月19日

2023-11-20 22:52:27 | 音楽・フルート
白川真理フルートコンサート 無伴奏フルート作品の夕べ~初代ロットと共に~
11月19日(日)19時開演 
鶴見区民文化C.サルビアH.3階音楽ホール
完全予約制・全席自由 3000円

[日時]11/19(日)19:00開演
[会場]神奈川県鶴見区民文化センター サルビ
アホール3階 音楽ホール
[出演]白川真理(Fl)

[曲目]
G.Ph.テレマン:無伴奏ファンタジー第4番 / 第9番
J.S.バッハ:無伴奏パルティータ
C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ
川崎優:フルートのための2章  /祈りの曲 第4「祈り」、
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お天気にも恵まれ、無事終了いたしました。
お越しくださった皆様、お手伝いくださった皆様、応援してくださった皆様、
本当にありがとうございました。

色々ありますが、こうして音楽と向き合えることにただただ感謝です。

自身の進展、反省等、今後の糧のために時系列で記録します。

まず驚いたのは前日夜、普通に眠れたこと。
なんやかんやいっても、本番前に眠りに入るのはちょっと苦労しています。
まあ、結局は眠れるのですが。
これは、思うに「塩浴」効果?とても寝つきがよくなるので。
それにしてもびっくりです。

眠れて、早起きできたので、いつもと同じようにフロアモップで家中の掃除をしたこともかつてないことでした。
本番の日に掃除?かつてはあり得ませんでした。
掃除機は音が嫌いなので仕方なくかけていたけれど、フロアモップは身体を動かすことが楽しいので、喜々としてやっている、ということもある。

これで身体の内側からポカポかしてきてよいウォーミングアップになっているのかも。

10時~12時、通し練習。

12時、冷凍のパスタで昼食後、昼寝。
 流石に熟睡はできませんでしたが、40分程ウトウトと。

14時 甲野先生のツイートチェックをしたところ、以下の言葉が。

『誰にどう評価されようと、本来 自分自身の評価が一番厳しいはずだ。 自分より低いところを見て 得意がっているのは もちろん 論外の愚かさだが 、自分より高いところを羨望の眼差しで見ているのも愚かなことだ。「いま在る自分」を、どう 直視できるか? 「このことと 取り組まず 、 ただ技の稽古をしても 虚しい限りだ」と、 いま痛切に思う。』

感動で涙があふれて止まりませんでした。
本前前に、この言葉を知ることが出来て本当に良かったです。
「いま在る自分」と正直に向き合える本番にしたいと思いました。

今回特筆したいのは、とにかく心臓のドキドキが全くなかったということ。

これは10月の稲毛のコンサートの時にもそうだったのだけれど、それがよりググっと落ち着いた感触が。

やはり大きいのは鹿島神流の「ソの字立ち」の効果だと思う。これがフィジカル。
そしてメンタル的には「いま在る自分」という言葉。

この二つの軸を支え補強してくれたのが、毎日のモップがけの習慣や、塩浴。

足の運び方、右腕の処理、口元、息、目の使い方など、実は非常に多くのルーチンを駆使していたのだけれど、定点観測してくださっているS教授からは、「ルーチンがなくなってとても自然に見えた」との感想があり興味深かった。

おそらく動きがより内在化したのと、自分で思っているよりは、短時間で色々なことをおこなっているのかも。

反省点としては、やはりバッハが手ごわかったなあ・・と。
気負い過ぎによる軸のブレが何度か起きてしまった・・

でも、「いま在る自分」としてやりたいこと、出来ることは概ね出来たので、有難かった。

元々、いくらでも吹けるよ、というのが得意技ではあったのだけれど、今回ほぼ二時間のプログラムを喋って吹いて、ヘタラナイ、ということに驚いてくださる方も多かった。

更に時間が経つほどに、よりロットが鳴ってきたということも。
これは10月の稲毛でも同様の感想をいただいた。

エネルギー効率が良くなったのは確かで、それを確信したのは本日。

本番の疲れというのが全くない!?

なので、今日も普段と同じ様にフロアモップでお掃除。
これもかつてはあり得なかったことで、本当に不思議です。

あと、普段からあまり汗はかかないのですが、本番の時は顔が上気し、汗もかいていたし、それが良いことと思っていた。

でも、今回、汗も全くかかず、従って「やった感」もない。

もちろんコンサート本番ならではの晴やかで華やかで幸せな雰囲気の中にはいるのだけれど、強いて言えば、モップがけしている続きの上に、演奏もあった、というか「特別感」がない、というのも初めてのことでした。

ドレスは紺のタフタ。
(・・正直今唯一着ることができるドレス・・(´;ω;`)ウッ…


マニアックな無伴奏に長時間お付き合いいただくので、せめてもと、前半と後半でストールとアクセサリーを変えました。
(後半の写真はまた後日)
見た目の変化もあるけれど、実は響き、音色も大きく変化するので。

前半はややパウダリー、後半はよりクリアな感じに。

・・・・・・・・・・・
嬉しい感想も沢山いただいていて、本当に感謝です。
中でも一番嬉しかったのは植村泰一先生のリペアマンでもあったAさんからのもの。

(前略)
演奏中に舞台裏や廊下、ロビー等々で聴いていましたが、マイクでのお話しはほとんど聞こえないのに、演奏はドアを突き抜けて響いてきました(ロビーのモニターの音ではない)。やはり初代のパワーだけではなく、身体との共鳴、植村サウンドそのものでした。(後略)

甲野先生の言葉でハっとして
「自分より高いところを羨望の眼差しで見ているのも愚かなことだ」
と猛反省。
「植村先生みたいに吹きたい!」と思うことをやめた初めての本番でした。
その結果このような感想をいただけた事が本当に嬉しいです。








花束の袋に早速潜り込むピピ

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(写真追加)




後半のアレンジは青のストールと緑の大きなトリファリのブローチで。



(告知)白川真理フルートコンサート 無伴奏作品の夕べ~初代ロットと共に~ 11月19日(日)

2023-11-10 21:03:23 | 音楽・フルート
(告知)
白川真理フルートコンサート 無伴奏フルート作品の夕べ~初代ロットと共に~
11月19日(日)19時開演 
鶴見区民文化C.サルビアH.3階音楽ホール
完全予約制・全席自由 3000円


(専門誌『ザ・フルート』掲載記事)



白川真理氏が久々に自主企画の無伴奏コンサートを開催することになった。
白川氏といえば、ルイ・ロットを愛用していることで知られているが、その音色は芳
醇で、ルイ・ロットでなければ、奏でることのできない奥深さを感じることができる。
特に今回は希少なオリジナルのままの頭部管による初代ルイ・ロットが使用される。
(胴・足部管は秋山好輝氏による修復。)
かつて本誌における白川氏による連載『古武術に学ぶフルート』で紹介された武
術研究者・甲野善紀氏との交流も20年目となり新たな奏法の気付きも多く得られた
とのこと。初心に帰り、自身の音楽のルーツを辿ったという選曲による今回のコン
サートは、テレマン、バッハ父子、川崎優の作品で構成される。

[日時]11/19(日)19:00開演
[会場]神奈川県鶴見区民文化センター サルビ
アホール3階 音楽ホール
[出演]白川真理(Fl)

[曲目]
G.Ph.テレマン:無伴奏ファンタジー第4番 / 第9番
J.S.バッハ:無伴奏パルティータ
C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ
川崎優:フルートのための2章  /祈りの曲 第4「祈り」、
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番

[料金]\3,000※完全予約制
[問合せ]白川 karadatoongaku@gmail.com


(曲目に関して)
典型的なバロックスタイルのテレマンから始め、プレリュードとジーグを持たないバッハのフルートパルティータは新解釈で挑む予定。
次男・エマニエルの多感様式のソナタは、「Nicht!違う!」と自分で否定しているようなところもあり、現代の私達の葛藤に通じるものを感じています。
チェロ組曲第3番は最もチェロが良く響くハ長調の作品です。
またハ長調はバッハが喜びを表現したい時に使ったという調でもあります。
笛一本でこの作品の持つパッションを表現できれば、というチャレンジです。

バロックの他は川崎優先生の作品を演奏します。
以下、川崎優先生の作品を紹介させてください。



フルーティストであり日本フルート界の重鎮でもある作曲家の川崎優先生は1924年に生まれ2018年の11月に94歳で逝去されました。
川崎先生にはアンサンブル「ムジカフィオーレ」にお誘いいただき、また最初のCD「セレナーデ」作成のプロデュースなどもしてくださり、大変お世話になりました。
また昨年5月に逝去された恩師・植村泰一先生(元 N響・東京音大学長)は川崎先生の一番弟子でした。

バッハにしてもテレマンにしてもその生まれた土地や国に根付いている音楽であるのを感じますが、西洋起源のクラッシック音楽であっても、
川崎先生の作品はみな、日本古来のDNAを色濃く思い出させてくれるものではないかと思います。
明治維新や太平洋戦争で大きく変質し、奪われたといっても過言ではない日本独自の文化、風土や心情がその作品の根底にいつもあるのをこの頃より感じています。
「フルートの為の2章」は、1973年49歳の時に書かれた作品で、フルートの美しさが余すところなく表現されています。

かつて川崎先生は広島で爆心地から1.5キロの地点で被爆されました。しかし先生は、戦後30年間、二つの理由から原爆をテーマにした曲を書くことは出来ませんでした。
一つは被爆者であることを売り物にしたくなかったから、そしてもう一つは被爆者に対しての差別と偏見があったからです。

しかしようやく1975年に広島市に 祈りの曲 第1「哀悼歌」を献呈し、この曲は毎年平和祈念式典の献花の折に演奏されています。
その後「祈りの曲」の連作をライフワークとすることを誓われ、2012年の第7「いく星霜すぎるとも」まで書かれました。
祈りの曲 第4「祈り」は2006年の作品です。中間部の今様は頼朝に捉えられ舞うことを強いられた静御前のイメージもあると生前うかがったことがあります。
とはいっても情景描写の音楽ではなく、被爆者の方々への慰めとご自身の憤りを表したものと仰っていました。

平和への祈りをこめてこの作品を演奏したいと思います。

会場は鶴見駅から徒歩2分の便利な場所で、無伴奏にはぴったりの響きの良いホールです。
どうぞよろしくお願いいたします。
お問い合わせ、お申し込みは私まで。 
karadatoongaku@gmail.com  白川真理





WAYAZライブ 10月28日(日)16時~

2023-10-29 23:25:18 | 音楽・フルート
高松高校同級生バンドWAYAZのライブでした。

コロナになってから2回の中止の憂き目を見て、ようやく開催出来ることに。

前回は確か5年前。

今回は新たにみつけた渋谷・神泉駅前すぐにある LANTERN.

とても落ち着く、雰囲気の良い小ぶりな会場で、私達にはぴったりでした。

エレキのNくんが作ったポスターはビートルズのYAYAYA!を真似たもので、あまりに完成度が高く、著作権にひっかかりそうなので、残念ながら大きくアップはできないのだけれど、

The Wayaz

ワヤーズがやって来る ワァ ヤァ ヤァ!

A Happy Days Night

というもの。



懐かしい、久々に会う同期も沢山。

後輩の53卒も3名応援に駆けつけてくれました。

今回は「いつやるの?今でしょう?」ってことで、ビートルズのWhen I'm 64をやったのですが、せっかくなら、とブラバン同期二人のKちゃん、Gちゃんに声をかけて、3人でリコーダー。私が簡単な編曲譜を書いたのですが、二人とも、そこは流石もとブラバン女子ってことで、きっちり練習してきてくれていて、音程もバッチリ。
とても楽しいアンサンブルが出来ました。
こうして一緒に吹くのは40年以上、いや、ほぼ半世紀ぶりで、感慨深い・・・

せっかくなので、名前を付けよう、ということになって「瀬戸内キャンディーズ」と命名しました。



水月も、WAYAZメンバーがとても工夫してくれて、本当に素晴らしい仕上がりに。



リハの時からお店の方が凄い!と驚いてくださり、「本当に素晴らしい曲ですね。それに聞いたことのないフルートの音です。奥底から深く響いていて素晴らしい!」と言ってくださったのが嬉しかった。まだまだ拙い私の演奏でも、ロットの持つ音は、聞く人が聞けばすぐに判る。

他の数々の曲もみな、5年前よりはメンバー各自の腕前も上がって、進歩しているんじゃないかしら?

本当に素晴らしいひと時でした。








ハロウィン直前の日曜日の渋谷はちょっと怖かったですが、思いのほか、落ち着いていてむしろ普段より歩きやすかったかな?
お上からのお達しの効果かも?

練習の後、お店の外で外の空気にあたっていたら、可愛いクロネコになった小学生の女の子が通りがかったので、思わず「まあ、可愛いわねえ!」と言ったら、にっこりとして恥ずかしそうに走って行きました。そのすぐあとを追う様に、同じくにっこりと会釈してくださったのは白いスーツに大きな花束を抱えたダンディな初老の紳士。

よくみると、井上順でした。
40年前くらいの昔、六本木のピアノバーで見かけて以来の遭遇でしたが、本当に素敵でした。日本一白いスーツが似合うんじゃないかしら?

流石渋谷区。

ライブのプログラムが終わった後も演奏できるということで、参加者による希望曲を一緒にやったりして、カラオケ状態に。これもまた楽しかったです。

みなさま、素敵な時間を、ありがとうございました!

また来年もやりましょう!


(告知・雑誌掲載)白川真理フルートコンサート 無伴奏フルート作品の夕べ~初代ロットと共に~

2023-10-18 09:38:53 | 音楽・フルート

フルートの専門誌『ザ・フルート』が「注目のコンサート」ということで告知掲載してくださいました。

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白川真理氏が久々に自主企画の無伴奏
コンサートを開催することになった。
白川氏といえば、ルイ・ロットを愛用して
いることで知られているが、その音色は芳
醇で、ルイ・ロットでなければ、奏でること
のできない奥深さを感じることができる。
特に今回は希少なオリジナルのままの頭部管
による初代ルイ・ロットが使用される。
(胴・足部管は秋山好輝氏による修復。)
かつて本誌における白川氏による連載
『古武術に学ぶフルート』で紹介された武
術研究者・甲野善紀氏との交流も20年目
となり新たな奏法の気付きも多く得られた
とのこと。初心に帰り、自身の音楽の
ルーツを辿ったという選曲による今回のコン
サートは、テレマン、バッハ父子、川崎優の
作品で構成される。
[日時]11/19(日)19:00開演
[会場]神奈川県鶴見区民文化センター サルビ
アホール3階 音楽ホール
[出演]白川真理(Fl)
[曲目]G.Ph.テレマン:無伴奏ファンタジー第4
番/第9番、J.S.バッハ:無伴奏パルティータ、
C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ、川崎優:
フルートのための2章/祈りの曲 第4「祈り」、
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番
[料金]\3,000※完全予約制
[問合せ]白川 karadatoongaku@gmail.com

 
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励みになります!

いよいよあと一か月後となります。
どうぞよろしくお願いいたします! 





海辺の秘密基地にて

2023-10-12 10:25:13 | 音楽・フルート
暑くもなければ寒くもない、という最高のお天気に恵まれました。

以前から何度もお誘いいただいていたゲストハウス。

宿の主は川崎優先生のご次男、Mさん。

「海の見える部屋でフルート吹いたら楽しいよ~~♪」

と、何度かお声がけいただいていました。

ミュンヘンに行くことが決まったご報告に伺った時、「偶然だなあ。ちょうどうちの次男も会社から派遣されて2年、行くんだよ。」とその場で紹介されました。

ローテンブルグでの語学研修を終えて、ミュンヘンに入ってすぐに、連絡を取り合い、その時、Mさんが紹介してくださったのが中山早苗さん。

その後、早苗ちゃんはミュンヘンコンクールの2位なしの3位となるのだけれど、当時の印象はとにかくお酒が強い!ということ。

3人で、時にはMさんの上司の方も交えてよく飲んでいました。

この上司というのが、あの名指揮者・サヴァリッシュの甥御さんで、サヴァリッシュ家がキープしているオペラ劇場のS席のチケットを行けないから、とプレゼントしてくださったこともありました。

せっかくなので早苗ちゃんとも、私とも親しい川崎先生の愛弟子の北川祥子さんも、とお声がけして、久々に4人で集まりました。


JR逗子駅からバスで5分程の鐙摺(あぶずり)下車。
目の前は海。バスで行った私とさっちゃんは、約束時刻よりも早く着いたので、写真を撮ったり、ビーチコーミングしたりして、久々の海の空気を満喫しました。





この辺は、若い頃のデートコースの定番だったので、懐かしい。

日陰茶屋は定休日でしたが、ラ・マーレの前には記念撮影をしていた団体客も。

Mさん曰く「秘密の隠れ家」は少し高台になった処にあり、バス停からは徒歩1分。

コンパクトな3階建てで、もうどこを見ても素敵なものしか目に飛び込んでこない。

設計、内装なども出来るものはご自分やったそうで、本当にびっくりでした。




久々にお会いしたのだけれど、更に川崎先生に似ていらした。

日陰茶屋が休みだったので、特別に早い時刻から檑亭 のお弁当を取りに行って用意してくださいました。

檑亭 はお庭が素晴らしく、母方の祖父が西鎌倉で、父が亡くなった後、私達家族も越してきて住んでいたので生前は何度か連れていってもらったことがありましたが、それ以来。
とても年配の料理長ということで、同じ方のお料理なのかもしれません。


早苗ちゃんが車だったので、お土産のノンアルスパークリングで乾杯。
リンゴの様な爽やかな香りで、中々こちらも美味しかった。




川崎先生や植村先生の想い出話が沢山でき、沢山聞けて、知らなかったことなどもお互いあって、とても懐かしかったです。夫々の近況など話た後は、秘密基地探索。
お部屋はどれも白が基調のモダンな造り。
バスルームなどもカッコいい。
全部、Mさんの趣味で揃えたとのことで、素晴らしい。
Mさんは大の車好きで、確かF3ドライバーのライセンスも持っている。
BMWからポルシェに移られ、今は第一線から退かれたけれど、なんとなく家具調度もスポーツカーの雰囲気が漂うのはそのせいかも?

屋上から見える景色も最高でした。





午前中は曇っていた空もすっかり晴れて、真っ青な空と海。
爽やかな潮風も心地よい。
この空気だけでも御馳走です。

家の背後の丘の茂みには大きな鳥の姿。

「ここの主みたいで、ずっといつも居るんだよ。何の鳥かわかんないだけど。」とMさん。
私もさほど詳しくはないのだけれど、本当に大きな鳥で嘴も長い。

思い当たるのは昔マラケシュで沢山みかけたコウノトリ。
他に思い当たらないので、もしかしたら、そうなのかも。





その後はフルートでトリオやトリオ・ソナタ、アルトフルートとのアンサンブル、と
川崎先生の作品はもちろん、バロック、フランスもの、ラグタイムと持ち寄った楽譜を初見大会して遊びました。

Mさんは後片付けしつつ、カメラマンも。
同じ部屋の中に、川崎先生も植村先生もいらして、「みんな、楽しそうでいいねえ~」とフルートで遊んでいる私達のことを喜んでくださっていたような気もする。








早苗ちゃんは、コンクール後大活躍されていたけれど、その後ジストニアで全く吹けなくなってしまった時期がありました。
最高を極めた者にしかわからない壮絶な葛藤があったのやもしれません。

でも、数年前からアルトフルートでは演奏活動も出来るようになり、今回は普通のフルートも大分吹けるようになったから、と持参。

まだ回復の途中とはいえ、久々に聴いた早苗トーンは深く心に染みました。

暗くなると運転するのが疲れるから、と先に早苗ちゃんは帰宅。

私とさっちゃんは、Mさんお手製のスープパスタにチーズをたっぷりかけて堪能し、今度はリアルワインで乾杯。

早苗ちゃんからは「今度はワイン2,3本持って電車で行く!」との宣言もあり、次回も楽しみです。

さっちゃんは一学年下ですが、3人共同い年で、前期高齢者。

とにかくお互い元気でいようね、と約束。

Mさん、ありがとうございました!

川崎先生が繋いでくださったご縁に感謝です。