『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

靴での演奏

2023-03-30 00:15:21 | 音楽・フルート
何言ってるんだ?と知らない人から言われそうですが、私にとっては大きなチャレンジでした。

26日の翌日、27日は楽器店の発表会での講師演奏。

昨年、ホールでの発表会は復活したものの、講師演奏は今回ようやく復活。

とはいっても、感染予防の観点から、着替えはなしということで楽屋はなし。

生徒さんのピアノ伴奏もあるので、ミモレ丈の紺のアデュートリステのワンピースに。
木綿だけれど、総刺繍の豪華なもので、発表会向き。

でも足元が見えてしまうので、流石に下駄という訳にはいかない。

深緑のフラットシューズにしました。

果たして、大丈夫だろうか?と久々の靴演奏、案じていたのですが、大丈夫でした。

素足だったこと、幅広めの靴だったことで、中でちゃんと足指が自由に動かせた。

東急で見つけて、とても気に入ったイギリスのなんとか、という靴だけれど、私の足のサイズ(22.5㎝)はなく、少し大きめだったのを中敷きやつま先に詰め物などしてもらって履いている。そのお陰で、通常のものよりも幅広になって、快適に。

下駄の持つ、バランス感や、何かよくわからないけれど、身体がまとまる感覚はなかったものの、さほど違和感を持つことなく演奏できました。

とはいえ、やはり下駄の方が演奏している時のフィジカルの充実度というか、楽しさはある。可能な場合はやっぱり下駄だね。

曲はゴダールの1,2楽章。

ピアノは同じお教室のN先生で、とても素敵に弾いてくださった。

生徒さんたちもみな、素晴らしかった!

こうして、完全に以前の通りとはいかないまでも、かなり日常が戻ってきていることが嬉しい春です。

舞台袖で、初対面の若い先生方からしみじみと「とっても素敵でした!」と仰っていただけたのも嬉しかったです。

調子が良かったのは、かなり前日の「爪切り」のお陰もあると思う。