『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

花束 4,5,6

2020-08-11 11:14:47 | 日常
一昨日、昨日、そして本日の花たち。

ついに4輪となりました。

夏場の切り花をどこまでもたせることができるかチャレンジ、中々楽しかったです。

それにしても暑い日が続きますね!






杖がもたらす手の内

2020-08-09 00:29:26 | 気付き
現在の私の構え方は杖の下段抜きからもたらされているものです。

本日、それをリモートレッスンでレクチャーするにあたって、久々に杖の出番となりました。

ここ数年は説明するにも、面倒なので、ついつい杖の代わりにフルートで下段抜きをしたりしていたのですが・・(絶対真似しないように!)

今回は甲野先生の講座にも参加されていて、先生からも杖をご指導していただいた方だったので、杖で。

実際に、久々に杖を使って驚いた。

状を取り扱った後、フルートを持つと、とても軽くなっている。

杖がフルートより重いのか?

とも最初思いましたが、そうではない、ということにもすぐ気付いた。

杖で下段抜きを行うために、今まで注目していたのは身体の左右の重心移動でしたが、それだけではなかった。

左右の掌を滑らせて動かすことも、とても役に立っていた。

握りしめていたら、滑らない。

脱力しすぎでは落とす。

そのどちらでもない、全ての力の配分が散っている手指の状態を作り出してくれる「手の内」じゃないか!?

気付くのが遅すぎるにも程がある・・っていうことです。


これも、生徒さんから左手親指に関する質問を受けたからこその展開。

親指の力みをとるための様々の提案をしましたが、「杖で下段抜き」をやってからフルートを持つ、というのが一番早いかも。

下段抜きがわからなくても、ただ、杖に手を添えて滑らせて遊ぶだけでも効果は絶大だと思います。

親指から順番に指番号が付いているのも、よろしくないのかもしれません。
そうでなくても、真っ先に親指はでしゃばってくるものなので。




アンブシュアに関しての順番

2020-08-08 23:58:04 | 気付き
昨日、何故早起きしたかというと、久々に明け方の夢の中での気付きがあったから。

もうしばらくは本番も出来そうにないし、世の中自体が激震、激動している中、何を呑気にと、自分でも思わない訳ではないけれど、そうした表層意識とは別に、最早勝手に、身体が吹き方の変化を求めて止まないのかもしれません。

もしかしたら、ロット達(初代と五代目)が何かしらの念を送ってきているのかも。

「そんな吹き方じゃ嫌だから・・」

と順番に気長に教え諭してくれているのかも。夢で。

「埋める」に気付いたのは今年の1月11日。

レッスンの中で、生徒さんの楽器を吹かせていただいたからこその気付きでした。

まだコロナの騒動もなかった頃。

もう人様の楽器を「ちょっと吹いてみる」なんてことも出来ない時代になってしまいましたが。

その後「埋める」には様々な変化が起きたのですが、昨日の明け方の夢の中での気付きは一番大きい。

埋める前、つまりフルートを口元に当てる前に、まだまだ「吹こう」としていてアンブシュアを自分で作っていたことの間違いに気付いたのでした。

極僅かでも、口を形成することによって無駄な力みが生まれる。
それが、如何に様々なことのブレーキとなりブロックをかけていたことか・・!

アンブシュアは一人で作るのではなく、楽器に作ってもらうのが重要。

口を作ってからあてるのではなく、あてて、埋めてから吹けば、それが結果としてアンブシュアとなる。

つまり、余計なことはなるべくしない方が良いね、ってことで。
もちろん「吹く」という実感も限りなく減る。

・・額に汗して実感と共にアドレナリン放出を味わいたい人には不向きな吹き方ではある・・

これにより、口角周辺の力みがとれる。

顎は自然により下がり、首筋周辺も爽やかに。

その影響は当然のことながら、舌や腕、指、息にも及ぶ、という良いことづくめ。

ここのところ、フルートさらうよりも切り花に心を砕く日々だったのですが、面白いものです。

昔、師匠が仰っていた。

「響き、音色の追求?フルートは女の子とおんなじで、追いかければ追いかける程、逃げていっちゃうんだよ」

ここ数日間は、ちょっとよそ見をしたので、少し近付いて教えを授けてくれたのか?

そろそろこれで吹いてみてよ~、と言っている?




花束 3

2020-08-08 11:27:46 | 日常
写真は昨日の早朝のもの。

日頃は9時過ぎまで寝ていることが多いのですが、この日は何故か自然に目が覚めて6時起床。

早朝のキッチンは西向きなのに、朝日が眩しい・・ってことをずっと知らなかった・・

10才年上の画家の従姉は、もう何十年もずっと早起きで朝の3時とか4時には起きているのだそう。

うっかりすると私が眠る頃です。

「だって、朝の光はとても奇麗だから見逃すのはもったいないよ」

と言っていたのを思い出しました。

本当にもったいないくらいに奇麗です。

とはいえ一人でごそごそ好きなことが出来る深夜の愉しみもまた捨てがたいので、急に早起きって訳にもいかないけれど、少しずつ心がけていきたいものです。

やはり大分弱ってきている花もあり、随分と数は減りましたが、8日目なのに、とても元気な薔薇もある。

花瓶は大中小の3つとグラス1つとなりました。

名前がわからないのですが、この緑の葉っぱは本当に元気で、良いアクセントになるとともに花を支えるのにも役立っています。

葉先まで艶々ぴんと生き生きしていてとても奇麗。





花束 2

2020-08-05 12:10:49 | 日常

切られた花は、何よりも新鮮な水を喜ぶ、というのはわかっているものの、夏場はすぐに温まってしまうので、中々大変です。

最初は大きな花瓶2つに活けましたが、その翌日にはさらに分散させて4つに。

在宅の時はエアコンをかけているけれど、外出時には止める。
花のためにエアコン・・・

とも思いましたが、それも贅沢すぎる気もして躊躇。
吹き出し口に近いテーブルの上にまとめて置いて、充分に部屋を冷やしてから出かけるようにしました。

水換えは一日三回。

起床時、午後3時頃、そして就寝前。
長持ちさせるための薬剤も入れる。

明日で一週間となりますが、これまでだめになったのは5本のみ。
茎が折れたのは小さなカットグラスに入れてテーブルに。

写真は、テーブルの上のものは2日前。
キッチンのものは本日。
グラスも含め世話する花瓶は6つとなりましたが、これも楽しい。

・・・暇なのね・・

でも、これも部屋が片付いて掃除が簡単になったお陰でもある。
「飾る」という楽しみをようやく持てるように。

水切りして段々茎が短くなったので、緑のカットグラスに入れていたものは小さな花瓶に入れ替えました。