12日(水)は大手町パレスホテルに。
若い頃はよく結婚式の演奏のアルバイトで来ていたホテルです。
皇居の見える一等地で、やはり良い「気」が感じられる場所です。
住所も千代田区丸の内1-1-1!
音大4年の時に、「興味があるのだったら受けてみたら?」と当時ヤマハに関係されていた佐野先生からお誘いいただき、「これも経験」と何人かで受けた試験で、たまたま合格して、そのままずっと続いている仕事がヤマハ音楽教室の講師。
かつて講師研修の一環として著名なフルーティストの公開レッスンなども受けさせていただいた。アンドラーシュ・アドリアン、ジュリアス・ベーカー、工藤重典諸氏・・
またヤマハでご縁のあったN先輩から誘われ、一緒に下田逸郎氏のライブをお手伝いすることとなり、それを見に来ていた橋幸夫氏の育ての親の女性から誘われて、橋さんのコンサートに出演してデュエット・・という稀有な?経験もさせていただいた。
下田さんの事務所は六本木にあって、シチリアでみんなで飲んだり、と華やかな世界を垣間見させていただいた。
留学が決まった時は、帰国してからまたヤマハで仕事が出来るとは思っていなかったのだけれど、待ってくださっていて、すぐに復帰も叶ったし、同様に結婚して息子が生れた時も2年近く休ませていただいてから復帰。
当時はまだ規則も緩かったので、こうしたことが出来たのだとは思うけれど、担当された方のご尽力のお陰ではないかと思う。
何より、このヤマハの工藤さんの公開レッスンで緊張し大失敗したことが、現在の古武術奏法に至る大きなきっかけとなった訳で。
ずっと、やっていこう、と思っていた訳では全くなかったのに、こうしてずっと続いてきたのも、ヤマハという大企業、財団、所属の楽器店の皆様に支えられて、レッスンに集中できたお陰だからだと思う。
生徒さん達も素晴らしい方ばかりで、一度も嫌な思いをしたことがなかったのも「ヤマハ」というブランドを信用して来てくださっている、というのもあるのかな、と思う。
一応ヤマハなりのマニュアルというのはあるけれど、殆どは現場の教師に任されているのも有難い。
そんな様々なことを改めて思い出し、改めて感謝の念が湧いてきた会でした。
全国から様々な楽器のシニア講師60名が招待されてのお祝いの会。
一人ずつ「感謝状」を手渡され、ちょっと面はゆい。
若い頃はよく結婚式の演奏のアルバイトで来ていたホテルです。
皇居の見える一等地で、やはり良い「気」が感じられる場所です。
住所も千代田区丸の内1-1-1!
音大4年の時に、「興味があるのだったら受けてみたら?」と当時ヤマハに関係されていた佐野先生からお誘いいただき、「これも経験」と何人かで受けた試験で、たまたま合格して、そのままずっと続いている仕事がヤマハ音楽教室の講師。
かつて講師研修の一環として著名なフルーティストの公開レッスンなども受けさせていただいた。アンドラーシュ・アドリアン、ジュリアス・ベーカー、工藤重典諸氏・・
またヤマハでご縁のあったN先輩から誘われ、一緒に下田逸郎氏のライブをお手伝いすることとなり、それを見に来ていた橋幸夫氏の育ての親の女性から誘われて、橋さんのコンサートに出演してデュエット・・という稀有な?経験もさせていただいた。
下田さんの事務所は六本木にあって、シチリアでみんなで飲んだり、と華やかな世界を垣間見させていただいた。
留学が決まった時は、帰国してからまたヤマハで仕事が出来るとは思っていなかったのだけれど、待ってくださっていて、すぐに復帰も叶ったし、同様に結婚して息子が生れた時も2年近く休ませていただいてから復帰。
当時はまだ規則も緩かったので、こうしたことが出来たのだとは思うけれど、担当された方のご尽力のお陰ではないかと思う。
何より、このヤマハの工藤さんの公開レッスンで緊張し大失敗したことが、現在の古武術奏法に至る大きなきっかけとなった訳で。
ずっと、やっていこう、と思っていた訳では全くなかったのに、こうしてずっと続いてきたのも、ヤマハという大企業、財団、所属の楽器店の皆様に支えられて、レッスンに集中できたお陰だからだと思う。
生徒さん達も素晴らしい方ばかりで、一度も嫌な思いをしたことがなかったのも「ヤマハ」というブランドを信用して来てくださっている、というのもあるのかな、と思う。
一応ヤマハなりのマニュアルというのはあるけれど、殆どは現場の教師に任されているのも有難い。
そんな様々なことを改めて思い出し、改めて感謝の念が湧いてきた会でした。
全国から様々な楽器のシニア講師60名が招待されてのお祝いの会。
一人ずつ「感謝状」を手渡され、ちょっと面はゆい。
記念撮影の後はフルコースのランチで、とても美味しかったです。
嬉しかったのは、甲野先生の「音楽家講座」や合宿にも参加してくださっていたピアニストの石川永津子さんもいらしていたこと。
ホテルのティーラウンジで一緒にお茶をして、久々に沢山お話出来、楽しかった。
本当はこの後、夜は鶴見で音楽家講座のはずでしたが、今回は中止。
そのまま使わないのも勿体ないので、私のホール練習として使うことにしたので、これから行く、と言ったら、「ご一緒して良いですか?」とえっちゃんさんも同行してくださることに。
ロクに吹けなかった5月6月でしたが、その分思索研究は進んでいて大幅にモデルチェンジしたのを色々試す。
家でだとそこまで差が判らなかったものが、ホールでは全く違って聞こえ、特に同じ傾向の耳を持っているピアニストに聴いていただけることで、確認出来たのはありがたかった。
忘備録としては・・・
虎落、足裏トリプルアーチ(造語)、掌の向き、等あるのだけれど、この日の大ヒットは
やはりフルートの持ち上げ方。
所謂、「左右が協力しない」という例のもの。
以前は分からなかった、身体内部の感覚の違いがアリアリと判る様になっていて、音がもう全然違う。
「そうじゃないものは、中身がスカスカしていて周りだけだったのだけれど、こちらだと音の中身が詰まっていてズドーンと来る」という感想は私も同様。
それにしても、本当に不思議で、身体の中で何がどのように起こってどうなっているのかは全くわからない。
けれど、このやり方に比べると、過去の「左右が協力」してやっていたものは、その構えの中に既に緊張の種があったことが、今アリアリと感じられる。
音楽家講座で受講するたびに、緊張していたのは、あたりまえだったのだなあ、と再認識。
甲野先生のあの心身を目の当たりにした直後に、あの構え方で吹いた時、おそらく深層意識の中で「こりゃ違うよね」と思っていたのに違いない。その違和感によるものも大きかったのではないかと。
あっという間に3時間。10月に演奏予定の楽曲選びも兼ねて数曲試したのだけれど、さほどの疲れもなく、むしろ久々にちゃんと吹いたので、身体が解れて元気になった。
下駄は荷物になるので断念したため、裸足で。
本当はパレスホテルは能登上布の夏着物にして一度帰宅してから着替えてフルート持って鶴見、と思っていたのですが、あまりの暑さに着物は断念。
良い選択だったと思います。
夏の暑さに負けない様な真っ赤なワンピースは還暦、つまり5年前購入したアデュートリステのもの。刺繍の生地とデザインが気に入ったので、半額セールだったこともあり紺と赤、2色買い。紺は発表会などで良く着たけれど、赤は以前、バンド仲間たちと一緒にユーミンのコンサートに行った時に着ただけ。本日2回目の着用となりましたが、テンションも上がって元気になれる効用もありました。これからもっと着てやろうと思います。
えっちゃん、ご一緒出来、本当に楽しかったです。
フルート練習もずっとお付き合いくださりありがとうございました!