5年ぶりの神奈川県立音楽堂。
5年ぶりのin横浜。
練習、本番、打ち上げ、とどれもとても素晴らしい時間を過ごすことができました。
コロナ禍で中断されていたのを昨年、実行委員長の佐々木寿久さん他スタッフの皆様のご尽力で、再開。
去年は演奏の仕事と重なってしまい参加できず、申し訳なかったのですが、久々に里帰りしたような気持ちとなる、とてもあたたかく優しく包んでくれるような「場」。
それは、もちろん、稀有な指揮者、上野正博さんの人間性、お人柄からくる雰囲気もあるのだけれど、何より、このin横浜立ち上げにご尽力された、恩師・植村泰一先生の意志がちゃんと受け継がれているからこそ、と思う。
トッププレイヤーの方々も参加して、演奏を引き締めてくださっているのだけれど、その一流の方々が、そして上野さんも、「あ、それやっとくよ」と自分のものだけでなく、他の参加者の椅子運びなども普通にしてくださる。
演奏、練習の時はもちろんピリリと「仕事」をするけれど、それ以外はとにかく分け隔てのないフラットな雰囲気。
「オレ、上手いから」とふんぞり返っているような輩は誰もいない。
・・ていうか、居るのか?イマドキそんな笛吹き?
プロ同士はもちろん、プロアマの壁もない。
この雰囲気に魅かれて、埼玉や東京から参加される笛吹きも増えてきているとのこと。
去年も出ていないし、きっと後ろの方で吹くんだろうな、と気楽な気持で練習に出たところ、舞台上手側の最前列でそこのパートのトップを担う名手・酒井秀明さんの隣で、焦る。
ミュンヘンに居た頃、何度か中山早苗ちゃんと一緒にご自宅に伺ったこともあり、旧知といえば旧知だけれど、隣で演奏、となれば話はまた別物。
そういえば、酒井さんも、早苗ちゃんもミュンヘンコンクールの覇者。
超一流程、他者への思いやりがあって人間性豊かなことを再認識。
練習時、酒井さんは、周囲が乱れそうになると、すぐに察知して、救い上げようとしてくださる。
それは隣の私だけでなく、後ろの列全員に、リズム、表情を共有出来る様、大きなフリで合図、つまりコミュニケーションしてくださる。
距離もあるせいで、微妙にずれていたタイミングもやがて揃って、ひとまとまりになる。
そして時折、メガネの奥からジロっと圧強めの視線が飛ぶ。
いや、結構緊張したけれど、色々学ばせていただけて、本当に楽しかった。
こちらから質問すれば、惜しげもなく、様々な技術を伝授してくださって、それをまた私から女子控室で、皆さまにシェア。
嬉しかったのは、すぐ近くでバスフルートを吹いていた佐々木親綱先生が
「その楽器、例のアレ?すっごいいい音出てるよ!」と声掛けしてくださったこと。
酒井さんからも「いいな~、その笛」と言っていただけた。
他数人からも。
「初代ロット」の魅力を以前よりも邪魔しない笛吹きになれてきたことが嬉しい。
今回久々にフルートアンサンブルで感じたのは、以前よりもより周囲の音が聞こえてくるようになったこと、そして自分の音があまり聞こえなくなったこと。
自分の音は聞こえなくても、こんな感じで出ているんだろうな、という確信がある。
耳ではなく、身体の感覚で自分の音を捉え、耳は周囲の音を集めて、それに調和させるという感じは初めてで、これならアンサンブルも面白いなあ、と、遅ればせながら感じた次第です。
・・・・・・
やはり「ソの字立ち」の効果が大きい。
加えて「ティーポットの気付き」、「全体のバランスをとる」「軸を通す」など。
・・・・
今回のドレスはショージタダシのシルクの薄い茶色がかった玉虫色のマーメイドラインのドレスにくすみピンクのストール。桜をイメージして決めました。
プロアマ大編成の時はグリーンアンバーのパリュールにしたけれど、プロのみの時はこれまた久々に、トリファリのラインストーンのパリュールにしてみた。
トリファリにはまったのは、もう数年前で、コンサート用のものも大分集めたのだけれど、結局ソロでやる時は貴金属の方が音のコクと響きが良いので、使わなくなってしまった。
トリファリの素材、トリファリウムという合金はアルミベースなので、ちと軽いので。
でも、大きな会場で、ロングドレスだと、やはりライトを浴びてキラキラと輝くゴージャスなトリファリは本領発揮。流石コスチュームジュエリー。
こうした会では見た目も華やかな方が楽しいしね。
他にも何種類かあって、全く使っていなくて、申し訳ないなと思っていたのだけれど、フェスティバルの時はトリファリにしよう・・
写真、沢山の方とご一緒したのだけれど、うっかり自分のスマホでは写していなくて、残念。
とりあえず、トリファリのパリュールだけ。
これも多分50年以上前のものではないかと思うけれど、ミントコンディション。
そういえば、これは、今回初めて身に付けた。
もしダイヤだったら、英王室の至宝?
収納箱は、100円ショップの木箱の底に、厚手の紙をベルベットで包んだものを敷いて自作。透明プラスチックだけれど、フタもあるので、積み重ねて、収納できる自信作。
5年ぶりのin横浜。
練習、本番、打ち上げ、とどれもとても素晴らしい時間を過ごすことができました。
コロナ禍で中断されていたのを昨年、実行委員長の佐々木寿久さん他スタッフの皆様のご尽力で、再開。
去年は演奏の仕事と重なってしまい参加できず、申し訳なかったのですが、久々に里帰りしたような気持ちとなる、とてもあたたかく優しく包んでくれるような「場」。
それは、もちろん、稀有な指揮者、上野正博さんの人間性、お人柄からくる雰囲気もあるのだけれど、何より、このin横浜立ち上げにご尽力された、恩師・植村泰一先生の意志がちゃんと受け継がれているからこそ、と思う。
トッププレイヤーの方々も参加して、演奏を引き締めてくださっているのだけれど、その一流の方々が、そして上野さんも、「あ、それやっとくよ」と自分のものだけでなく、他の参加者の椅子運びなども普通にしてくださる。
演奏、練習の時はもちろんピリリと「仕事」をするけれど、それ以外はとにかく分け隔てのないフラットな雰囲気。
「オレ、上手いから」とふんぞり返っているような輩は誰もいない。
・・ていうか、居るのか?イマドキそんな笛吹き?
プロ同士はもちろん、プロアマの壁もない。
この雰囲気に魅かれて、埼玉や東京から参加される笛吹きも増えてきているとのこと。
去年も出ていないし、きっと後ろの方で吹くんだろうな、と気楽な気持で練習に出たところ、舞台上手側の最前列でそこのパートのトップを担う名手・酒井秀明さんの隣で、焦る。
ミュンヘンに居た頃、何度か中山早苗ちゃんと一緒にご自宅に伺ったこともあり、旧知といえば旧知だけれど、隣で演奏、となれば話はまた別物。
そういえば、酒井さんも、早苗ちゃんもミュンヘンコンクールの覇者。
超一流程、他者への思いやりがあって人間性豊かなことを再認識。
練習時、酒井さんは、周囲が乱れそうになると、すぐに察知して、救い上げようとしてくださる。
それは隣の私だけでなく、後ろの列全員に、リズム、表情を共有出来る様、大きなフリで合図、つまりコミュニケーションしてくださる。
距離もあるせいで、微妙にずれていたタイミングもやがて揃って、ひとまとまりになる。
そして時折、メガネの奥からジロっと圧強めの視線が飛ぶ。
いや、結構緊張したけれど、色々学ばせていただけて、本当に楽しかった。
こちらから質問すれば、惜しげもなく、様々な技術を伝授してくださって、それをまた私から女子控室で、皆さまにシェア。
嬉しかったのは、すぐ近くでバスフルートを吹いていた佐々木親綱先生が
「その楽器、例のアレ?すっごいいい音出てるよ!」と声掛けしてくださったこと。
酒井さんからも「いいな~、その笛」と言っていただけた。
他数人からも。
「初代ロット」の魅力を以前よりも邪魔しない笛吹きになれてきたことが嬉しい。
今回久々にフルートアンサンブルで感じたのは、以前よりもより周囲の音が聞こえてくるようになったこと、そして自分の音があまり聞こえなくなったこと。
自分の音は聞こえなくても、こんな感じで出ているんだろうな、という確信がある。
耳ではなく、身体の感覚で自分の音を捉え、耳は周囲の音を集めて、それに調和させるという感じは初めてで、これならアンサンブルも面白いなあ、と、遅ればせながら感じた次第です。
・・・・・・
やはり「ソの字立ち」の効果が大きい。
加えて「ティーポットの気付き」、「全体のバランスをとる」「軸を通す」など。
・・・・
今回のドレスはショージタダシのシルクの薄い茶色がかった玉虫色のマーメイドラインのドレスにくすみピンクのストール。桜をイメージして決めました。
プロアマ大編成の時はグリーンアンバーのパリュールにしたけれど、プロのみの時はこれまた久々に、トリファリのラインストーンのパリュールにしてみた。
トリファリにはまったのは、もう数年前で、コンサート用のものも大分集めたのだけれど、結局ソロでやる時は貴金属の方が音のコクと響きが良いので、使わなくなってしまった。
トリファリの素材、トリファリウムという合金はアルミベースなので、ちと軽いので。
でも、大きな会場で、ロングドレスだと、やはりライトを浴びてキラキラと輝くゴージャスなトリファリは本領発揮。流石コスチュームジュエリー。
こうした会では見た目も華やかな方が楽しいしね。
他にも何種類かあって、全く使っていなくて、申し訳ないなと思っていたのだけれど、フェスティバルの時はトリファリにしよう・・
写真、沢山の方とご一緒したのだけれど、うっかり自分のスマホでは写していなくて、残念。
とりあえず、トリファリのパリュールだけ。
これも多分50年以上前のものではないかと思うけれど、ミントコンディション。
そういえば、これは、今回初めて身に付けた。
もしダイヤだったら、英王室の至宝?
収納箱は、100円ショップの木箱の底に、厚手の紙をベルベットで包んだものを敷いて自作。透明プラスチックだけれど、フタもあるので、積み重ねて、収納できる自信作。
グリーンアンバーのパリュールはドレスに着替える前の青い小花のウクライナワンピースの時も。タオルミーナの時と同じ恰好で、今一番気に入っている組み合わせ。
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旅も楽しいけれど、それ以上に、演奏仲間、お客様たちと一緒に音楽の下に集うことが楽しい。
生れも、育ちも、フルートとの関わり合い方や技量も夫々皆、違っているけれど、思いやり合って心を合わせて共に音楽を奏でる。
小さいけれど、確かな平和がここにある。