いつの間にかそぉーっと季節が動いていってしまいましたので、その分だけ時期遅れになってしまった「里山の春を彩る
山野草2023 その2」です。
もう20年以上も歩いてきた私たちの散歩道ですが、この春初めてこの花に出会ってしまいました。
とっても可憐で小さな小さな花でした。森の中で自己主張することもなく密やかに咲いていました。花はあっという間に
終わってしまい、まさに一期一会の出会いでした。葉っぱの形もかなりユニークで、何もかもが印象的でした。
持っていた分厚い植物図鑑では見つけられず、ネットの図鑑をあっちこち探し回った結果、ついに名前を見つけることが
できました。
その名はコトリトマラズ!
楽しい名前ですねー♪ 写真にもちょっとだけ写っていますが、鋭く尖った棘がたくさん生えているのでこの名前があるそう
です。ちなみに同じ仲間にはヘビノボラズというのもあるそうで、命名者のセンスにザブトン (ノ・・)ノ))))))))))◆◆◆~です。
正式にはメギという植物です。漢字では目木と書いて、枝を煎じて目薬として重用された木だとか。
前置きが長くなってしまいましたがこちらがその花です。山野草らしい静謐な佇まいにこの花の美しさがあるように思います。
#1
前回載せたクロモジと並んで大好きなサンキライの花です。小さな花の集まりですがキラキラ輝く雄蕊が綺麗です。
#2
葉っぱと伸び始めたツルが醸し出すおどけたような表情にもこの花独自の雰囲気があるように思います。
#3
前回もちょこっと載せたシャクの花です。群れ咲く小さな花の集まりにも惹かれますが、葉っぱの形の美しさにも
巧みな造形美を感じてしまいます。
#4
こんな小さな花にもちゃんと蜜があるんでしょうね。このベニシジミを始め、いろんな虫が吸蜜に来ていました。
意外にも虫たちにかなり人気の花のようです。
#5
足元にシャガを従えて、葉を大きく広げて咲くマムシグサの立ち姿がカッコよかったです。
#6
カキドオシ、ユニークな形の花です。似たような花にはトキワハゼとかムラサキサギゴケなんかがあります。
それぞれみんな科も違うのに似たような姿の花になるのは、もしかしたら何らかのウィルスが科を超えさせる仲立ちを
したのかも知れません。
#7
ミツバアケビです。アケビよりも大きくて立派な葉っぱを持ち、花の色が真紅で美しい色が目を惹きます。
#8
アケビの方は雄花と雌花では色も大きさも違います。花を開くときに香りを放出する巧みな仕掛けを持っているということを
ひめねずみさんに教えて頂きました。動けない植物は想像以上にいろんな工夫をしているようです。
#9
ムラサキケマンは花が終わった後、小さなマメ状の実ができるということもひめねずみさんに教えて頂きました。
まずはその花です。前回載せた花です。
#10
改めてその花が咲いていたところに行ってみました。花と同じぐらいの大きさの実がたくさんできていました。
マメ科ではなくてケシ科の花なのにこんなマメみたいな実ができるんですね。
#11
このマメを触ってみると、皮がクルッと回るように弾けて、中の小さな黒いタネを弾き飛ばしました。ゲンノショウコと
同じようなタネ飛ばしの仕組みを持っていたんですね。またしても植物の巧みさに驚かされてしまいました。
#12
冬から春にかけては、森の寂しさを演出するようなヤマノイモの芸術作品を見ることができます。
#13
<<おまけ>>
うちの庭に咲いているタンポポ2題。
まずはモモイロタンポポ、毎年タネを蒔いて咲かせている美人さんです。
#14
今年もたくさん咲いてくれました。優しいピンクの花たちが静かに微笑んでいるように見えます。
#15
シロバナタンポポも冬から春にかけて咲く花です。少しずつ庭の中で勢力範囲を広げてくれています。
#16
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○o。。。 ミ・。・ミ 。。。o○