里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

庭に咲くタンポポ「モモイロタンポポ、シロバナタンポポ、カントウタンポポ、セイヨウタンポポ」

2019-05-01 | ここ里山の草花あれこれ
 
本日、令和初日は全国的にも雨で始まったようですが、ドイツには「5月の雨は幸せをもたらす」という言葉があるそうです。幸先のいい雨

なのかも知れません。


さて、うちの庭に咲くタンポポ4種、まず最初はモモイロタンポポです。

このタンポポはヨーロッパ原産だそうで、ふつうに見られるタンポポのようなゴボウ根の多年草ではなく、タネで殖える1年草です。

種類もふつうのタンポポがキク科タンポポ属なのに対してキク科フタマタタンポポ属という分類になるようです。

ま、それはそれとして、ご覧のように何ともかわいらしい花だと思います。

#1












この凛とした咲き方には気品さえも感じられますね。ここ房総半島あたりでは4〜5月頃に咲きます。


#2











こちらの鉢はmoonさんが送って下さった苗から育った花から採ったタネを播いたものです。不思議なことにものすごく成長が遅くて

ものすごく小さな花を咲かせてくれました。きちんと完熟する前にタネを収穫してしまったせいなのかも知れません。

#1にも花が咲く前のこの鉢が写っていますが、そのかわいらしさが良く分かると思います。

#3










次のタンポポはシロバナタンポポです。

このタンポポは日本原産種だそうですが、関西以西西日本の方に多く咲いているようです。英語名でもwhite-flowering Japanese dandelion

きちんと日本のタンポポとして認識されているようです。

#4










ここ房総半島では冬の花として咲き始め、今ごろまで咲いている息の長い花です。

#5










このシロバナタンポポはかなり背が高くなります。

うちの庭特有の雑草庭園に咲くので太陽を求めて背が伸びるのでしょうか? でも日当たりのいい場所のものも高くなりますので

このタンポポが持っている特徴なのかも知れません。

#6











お次はカントウタンポポです。

これも日本の固有種でセイヨウタンポポと非常によく似ていますが、外総苞片が反っているかどうかで簡単に見分けることができる、と

ふつうに言われていますが、事はそう単純ではないようです。ニセカントウタンポポなんていうのもあったりして、交雑種も多くあるとか。

ま、難しいことは門外漢の私にはよく分からないので、ここでは単純簡単に捉えようと思います。

ということで、カントウタンポポです。

#7










この角度ではまったくその違いが分かりませんね。でもこれもカントウタンポポです。

#8










そしてこちらがセイヨウタンポポです。

セイヨウタンポポはその昔、イギリス人がサラダとして食すために日本に持ち込んだという話を聞いたことがあります、真偽のほどは定かではありませんが。

はい、それでもこのタンポポの若い葉っぱは美味しく食べられるそうです。私はまだ食べたことはありませんが、苦みがほとんどない風味豊かな味わいだという方も

いらっしゃるようです。

#9










セイヨウタンポポは受粉しなくてもタネができる無性生殖をしますので、その繁殖力はかなり大きいようです。

#10












<<おまけの1枚>>

今回のおまけの写真はヒルザキツキミソウにやってきたホソヒラタアブです。なかなかの美人さんで私が大好きなハナアブなので載せてみました。

#11





















 
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