ミリオネアの思ひ出①

私は、クイズ番組が大好きです。

小さい頃から、クイズダービーやら百人に聞きましたやら、色々なクイズ番組を見て育ちましたが、一番好きだったのは、やはり

アメリカ横断ウルトラクイズ　です。

トメさんの「ニューヨークに行きたいかー」に対して、テレビの前で一緒に「オー」と答えていました。なので、当時はよく

オトナになったらいつかウルトラクイズに出場してやる！！と思ったものです。

しかし、現実とは厳しいもので、私が大人になる前に番組は打ち切りに・・・

仕方なく姉妹番組の高校生ウルトラクイズ（因みに高校１年の時に同級生３人組が出場して、決勝まで進んでいました）を見たりしていましたが、なんか満たされない日々。そこへ現れたのが、

クイズミリオネアです。視聴者参加型で、純粋に知識が試されるこの番組。自分も出場している気になって、回答を考えたり、「そこはオーディエンスじゃなくて50：50だろ！」と戦略にケチをつけたりなどして、楽しんでおりました。

そして、大学４年のある日、母から「誰か出場して賞金取ってきて」という命令が出されました。家族の中で一番知識が豊富な弟は、クイズに参加することはキライなので拒否、知識が豊富でクイズも好きな父は、そんな恥ずかしいことできるかと拒否、で、私に白羽の矢が立ったわけです。いつかウルトラクイズに出てみたいと思っていたくらいなんで、クイズ番組に出場することはやぶさかではなく、そこからミリオネア出場への挑戦が始まったわけです。

出場への第一歩は、電話による四択問題。しかし、番組の最後で紹介される電話番号に電話をかけても回線が混み合ってなかなかつながりません。「これくらいは協力して」と、母に電話をかけさせて、ようやくつながって問題に解答し、登録終了。それからしばらくして、一本の電話がありました。ミリオネアからです。

「もしかして一次予選通ったのかも」と期待に胸を膨らませたものの、電話の内容は、番組観覧者の募集でした。なんだよー とガッカリしましたが、もしかしてこれに参加しないとクイズへの出場権ももらえないのでは？という結論にいたり、参加表明。直前の連絡で、しかもちょうど大学のテスト期間中で身近に同行者が見つからず、結局一人で番組を見に行くことになりました

気合を入れすぎて一番乗りで集合し、スタジオに通されると、スタッフの方が観覧者を席に誘導します。実はこの席順が先着順ではなく、スタッフが一人一人の見た目を判断して席を決めていました。当時まだうら若い女子大生だった私は無事に１列目の画面中央寄りの席に通されましたが、次に並んでいたあまりテレビ映えのしなそうな男性は、一番後ろの列の席に通されていました。。。

いよいよ収録開始。手が痛くなるほどの大きな拍手を強要され、司会のみのさんを迎え入れます。実は、収録の合間にみのさんが近寄ってきてくれたんですが、何せ一人で心細くて若干緊張してたので、生みのもんたにからむチャンスを失ってしまいました。今なら迷わず話しかけたのに　気を取り直して、収録のお話。ずっとやってみたかった「オーディエンス」。実は撮影の前にスタッフから注意があって、「知っている問題だけボタンを押してください」ということでした。なのに、いつ見ても答えが割れるというのは・・・やっぱりあそこに座った以上、何も押さないなんて悔しいですからね。みんな知ったかぶりで押してしまうようです。

そして、目の前で繰り広げられる名物の「みのだめ」　どんなものかと思ったら・・・

あれ、完全に作られたものでした・・・

スタッフが「みのさんもっとためて！」というカンペを掲げて、そのカンペが出されている間、みのだめが続くのです。みのさんオリジナルではなかったことにちょっとガッカリ。

その他、挑戦者が女性の場合には、収録の合間にメイクさんがきてお化粧を直してくれるなど、テレビ番組の裏側をたっぷり堪能して収録終了。最後に記念品としてフジテレビのロゴ入りボールペンをいただいて（因みにこのボールペン、今でも事務所で使ってます）、満足して家に帰りました。

が、私の目的は、あくまでもクイズに出場すること　ということで、挑戦はまだ続くのでありました