高嶋哲夫著/ミッドナイトイーグル
久しぶりに山の小説が読みたいと思って購入した一冊です
「米空軍のステルス爆撃機が北アルプスに墜落!その搭載物をめぐって男たちの死闘が始まった。報道カメラマン西崎勇次もその渦中に…。かたや週刊誌記者の松永慶子は、横田基地に侵入・逃走した北朝鮮の工作員に接触する。吹雪の北アルプスと東京。二つの場所で、男と女は絆を取り戻せるのか。渾身の国際謀略サスペンス。」
ということで、山岳小説というよりは山が舞台のサスペンスでした。
いつも通勤のお供に読む本は、車内では「睡眠導入剤」になってしまいますが
この作品は冒頭からとてもテンポがよくあっという間に読み終わりました。
ストーリーは単純で、槍ヶ岳の麓にある天狗原(てんぐっぱら)と東京とで
場面が交互に入れ替わる形で進みます。
難しいところはなく、スラスラと読み進めていける作品でした。
大沢たかお主演で映画化されたことでも話題になっていた作品。
映画自体は見ていませんが、大沢たかお、竹内結子、玉木宏の出演は知っていたので、
当然主人公の西崎=大沢、妻の慶子=竹内、カメラマンの青木=玉木だろうと思って
彼らをイメージして読んでいたのですが、
読み終わって映画のサイトを見てみたら全然違ってました
まあ話の筋からして、こんなの本当に映画化できるのかと思ったので
納得はできましたけど・・・
映画版よりも原作の方が面白そうかなあと思いました。
Amazonのレビューでは賛否両論でしたが、
私としては結構お気に入りの作品です
NHKドラマの氷壁でクライマー(役)玉木宏のファンになったので
その姿を見るためだけでも映画版を見てみようかなと思います(笑)
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