Plaza de Montes~報告書~

愛犬そぼろ&おかかの成長日記と、お取り寄せ&テイクアウト中心のグルメレポートがメインのブログです。

グルメ報告・その82:ペリニィヨン

2007-10-29 18:30:00 | グルメ報告

久々のグルメーゼの会で、銀座はフレンチの「隠れ家的名店」ペリニィヨンというお店に行ってきました。前回はスナイパーえみおさんが怪我で不参加だったため、6人全員が今回初めて勢ぞろいしました

テーブルクロスとナプキンはピンク色。超高級!という感じはしませんが、それでもビストロのような家庭的な雰囲気でもなく、肩肘張らずにいける高級店、といった印象です。ただ、折角デジカメを持っていったものの、照明が暗くてかなりボケた写真になってしまいました

お店の名前がペリニィヨン(ドンペリのペリですね。)なので、アルコーラーの方々はシャンパンをオーダーして、私はミネラルウォーターでカンパイ 因みに2杯目は烏龍茶を頼んだのですが、これがただの烏龍茶ではなく、紅茶とブレンドさせた発酵茶(確かコチラのブランド)というもので、スッキリとした甘さの独特の味わいのお茶でした。強いえて言えばジャワティーに近い感じ。病み付きになる味です。

オーダーをしてから、温められたパンがサーブされます。素朴な味わいで美味しゅうございました

コースは3種類あって、無難に真ん中の12,600円のコースを注文(ナムコさんだけその下の8,400円のコース。グルメーゼ第一回目で使ったお店と違って、全員で同じコースにする必要はありません!)。

まずはアミューズ・グール。生ハムのペーストを挟んだプチシューです。これが滅茶苦茶美味 香ばしいシュー皮と、塩味の効いた生ハムのペーストがよく合います。一品目が美味しいので、この後出てくる料理の数々に自然と期待が高まります。

次は、グルメのオードヴル季節の香り。百合根のムース ウニ キャビアのコンソメゼリーかけです。横から見るとこんな感じ。

下から百合根のムース、うに、キャビア、コンソメゼリーが載っています。うにもキャビアも苦手なのですが、これはこのお店のスペシャリテでとにかく美味しい!というクチコミ情報があったので、思い切ってチャレンジしてみました。食べてみると・・・

意外と美味しい

うにやキャビア単体で食べるとやはり(私にとっては)マズイですが、百合根のムースとコンソメゼリーとあわせることによって、不思議と生臭さが消されて難なく食べられました

次はフォアグラのポワレ。パンデピス(ミックススパイスを使ったパウンドケーキ)の上にレモンのコンフィが載っていて、その上にどかーんとフォアグラが載ってます。一番上にはレモンピールのアクセントが。ソースは赤ワイン。濃厚ですがこってりしすぎずちょうど良い塩梅。フォアグラはお店によって当たりはずれが大きいですが、ここは大当たり 表面をカリっと焼いて、中はトロトロという絶妙な食感。ギャルソンの方に聞いてみると、手の凝った調理法をされていてさすがという感じ。

因みにこのギャルソンの方、かなり博識で、料理に関する質問にきちんと答えてくれるのは勿論のこと、それ以外の話題で「あれ何だっけ?」なんて言ってると横から「○○ですね」と答えてくれて、料理以外の引き出しも豊富でした。ま、そこまで人の話し聞いてるのと、正直微妙でしたが、面白かったので許す

続いてはオマール海老の登場です。シャッキリとした食感のキャベツの上にプリプリのオマール海老が載って、これまたシャッキリとした食感のインゲンが載っています。白ワインのソースの酸味が絶妙で、コチラの一品にも舌鼓 メインにたどり着く前にもう大満足です

メインは牛フィレ肉のステーキ。ペリグーソースという、ペリグー産のトリュフを使ったソースは思ったよりもスッキリとしていて、柔らかく焼き上げたお肉の風味を生かす程度。付け合せの栗もほっくりとして、意外とお肉に合いました。

この日のメインのもう一品は鹿の肉でしたが、こちらも美味しかったようです。さらに、かおりんさんは一番高いコースのメインの牛ホホ肉の煮込みに替えてもらってましたが、そんな融通の利くところもポイントが高いですね

お次はデザートのオンパレード。まずはコチラのワイルドベリーとバニラアイスのグラタン仕立て。カナダ(だったかな?)で収穫した小指の先ほどの大きさのワイルドベリーをすぐ冷凍したものを、冷凍したまま器に入れて、その上にバニラアイスを載せて、表面に砂糖をふって焦がしたもの。凍ったベリーのシャリシャリの食感+甘酸っぱさと、とろけるバニラアイスクリームの甘さがよく合っていて、もう天にも昇る気持ちです

メインのデザートはワゴンサービス。どれくらい頼んでよいものかギャルソンに尋ねると「一人一品にしてください」とからかわれましたが、勿論好きなだけ頼めます。私は幸いにも苦手なものがなかったので全種類頼みました 左手手前の黄色い物体から時計回りにプリン、フォンダンショコラのタルト、ルビーグレープフルーツのゼリー、栗の春巻き風、コーヒーシフォンケーキです。どれも美味しいですが、濃厚なチョコレートのタルトは、これまで食べたことのないタルトでした。超絶美味鼻血が出そうなくらいです。パリパリのとうもろこしの粉と小麦粉でできたペーパー(パートフィロ)で巻いた栗も良かったです。

食後の飲み物にはいつもと同じくカプチーノ 絵は描いてくれませんが、シナモンパウダーたっぷりで、泡もまろやかで美味です。そんなコーヒーのお供にはこちらのプチフール。ミルク風味のメレンゲと、ゴマサブレ、ココアパウダーをまぶしたアーモンドチョコ。最後まで美味しいもの一杯で大満足の夜でした。

実は、この日はサプライズが。私はお店の一番奥の席に座っていたのですが、後から入ってきて対角線上の端に座ったお客がふと目に入った瞬間にビックリマークが10個ぐらい連発で浮かびました。

○○○が来てる

このお店の常連で週に1回、多いときで3~4回は来ているという、世界的に有名なアノ巨匠(常連ということなので一応お名前を伏せておきます。誰だか気になる人はお店に直撃しましょう・笑)が座っているではありませんか!テレビで見るよりは一回りくらい大きな印象。高そうな洋服を着ている割には足元がサンダルで「さすが巨匠」的雰囲気を醸し出してました。狭い店内なので会話をしている声が聞こえてきましたが、テレビで聞いたままです。あの巨匠が通うお店ということで、やはり味はお墨付きだなと思いました。

総評としては、四ツ谷の北島亭の方が素材を全面に押し出して、一品ずつのボリュームもあってかなり衝撃を受けたので、その衝撃には勝てませんでしたが、満足度は同じくらい高かったです。お値段はコチラの方が少々高いですが、まあ銀座だからそれは仕方ないでしょう。デザートを色々食べたい人にはコチラのお店の方がオススメですね。いつかまたリピートして、ギャルソンオススメの時価の鮑を食べたいと思います

(注)予約時またはオーダー時に指定すれば、一人ひとり別々にお会計をしていただけます。やはりサービス抜群ですね!

ペリニィヨン

東京都中央区銀座1-10-19 2F

公式サイトhttp://www.perignon.co.jp/shop01/info.html

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