【DATA】
2008年3月27日 @赤坂ACTシアター
音楽: 振付: ストーリー:
珠玉の一曲:曲名が分かりませんがトゥーランドットとカラフのデュエット曲
購入グッズ:杏仁スティックケーキ(5本入り@1,000円)、ライチ林檎ジュース(650円)
【COMMENTS】
赤坂ACTシアターのこけら落とし公演でトゥーランドットを見てきました
といっても有名なプッチーニのオペラではなく、宮本亜門演出で全曲オリジナルのミュージカルです。
この日は初日で、会場の前にレッドカーペットができていて、有名人が続々と押しかけていました。この目で確認できたのは大竹しのぶ(後姿のみ)ですが、同行者によると市川團十郎も来ていたらしいです。
さて、ミュージカルの感想について。(以下ネタバレあり。)
<キャスト>
アーメイ@トゥーランドット:歌唱力は全キャストの中でダントツでした(北京五輪の開会式でも歌うとか)。ハスキーで力強く、素敵な歌声でした。ただ、日本語がたどたどしく、「恐れるのか」と言うべきところを一瞬台詞が飛んで真っ白になったあとに「遅かれ」と言ってました 直後に中村獅童が彼女の台詞を繰り返して(元々あったのかとっさの機転かは不明)「恐れるですと」と言っていたので分かったのですが。
岸谷五朗@カラフ:毎年12月1日のエイズイベントAct Against AIDSで彼の歌声は聞いていましたが、アニメソングや昭和のヒット曲等だったので、ちゃんとしたクラシックの歌声を聴くのは今回が初めてでした。意外と歌が上手くてビックリ 結構クセのある声でコミカルな俳優ですが、ちゃんと役作りがしてあって彼の真の実力を見れました ただ、殺陣はイマイチでした アーメイとのデュエットのハモリは最高でした
中村獅童@ワン将軍:トゥーランドットを慕う反逆者の役。初日だし、離婚直後でワイドショーが群がっていたこともあってか、割りと台詞をかむことが多くて残念。歌もあんまりお上手ではなかったです。。。ただ、殺陣はさすがの腕前でした。 彼が演技をするたびにファンから歓声が上がっていて、正直邪魔でした
安倍なつみ@リュー:カラフを慕う家来役。歌は元アイドルとは思えないくらい声量があってなかなか上手かったのですが、演技がちょっと過剰でした。クサイというか・・・。そういうキャラクターなので、役作りだった可能性もなきにしもあらずですが。
早乙女太一@ミン:トゥーランドットが唯一心を許す宦官役。巷で有名な流し目王子 ただ、今回2階席だったので流し目は確認できませんでした・・・ しなやかな舞い姿がとても美しかったです 因みに彼は歌はなくて台詞だけでした。リューとの掛け合いで、リューは歌っているのにミンはフツウの台詞で、ミュージカルにしてはめずらしいなと感じました。早乙女クンが歌えないのか、あえてそういう演出にしたのかは謎です。。。
<ストーリー>
オリジナルのオペラを見たことがないので比べられませんが、コンセプトとしては現代に置き換えたストーリーとのこと。全体としては素晴らしかったですが、ワン将軍が無茶苦茶すぎ(苦笑) クライマックスでトゥーランドットとカラフがあっさり別れすぎ(カラフが「お元気で!」とさわやかに去っていった)でした。ティムールの役どころ(3つの謎を作った本人)はやっぱりなぁという感じでした。最初っから怪しかったもん(笑)
<舞台>
ものすごく豪華なセットでした。あれはかなりお金がかかっていると思われます。フィナーレは中国っぽくて豪華絢爛 金の紙ふぶきもとてもキレイでした 兵士役は、実際に中国からやって来た少林寺拳法の使い手らしく、カーテンコールで帽子を脱いだら全員丸刈りでした。
<その他>
会場中花だらけでした 北野武を始め、著名人から贈られたお花が沢山飾ってあってきれいでした。
劇場内にはカフェがあって、演目にあわせたオリジナルメニューを販売しています。
こちらの中華の名店トゥーランドットの特製杏仁スティックケーキと、
ライチ林檎ジュースを購入したのですが、お客の数に対して店員が少なくて行列ができていました 休憩時間中にトイレを済ませてから並んだんですが、私がカウンターに着いた時点で係の人が「そろそろ客席にお戻りください」と案内し始めていて、急がなきゃいけないのに新人のレジ打ちが間違えてかなり時間を食って、結局ジュースは一気飲みしました お客が殺到するのは分かりきっているんだからもうちょっとスムーズな販売法を研究すべきだと思います 因みにジュースはフレッシュな林檎ジュースにスッキリとしたライチの甘さが加わって、なんともオリエンタルな味で美味しかったです。それだけにゆっくり味わって飲みたかった・・・
今回の公演はライオンが特別協賛ということで、このような試供品をいただけました お土産がつくミュージカルというのは嬉しいものです
終演後に赤坂sacasの夜桜を撮影。
公演期間中は劇場入口に左のような巨大ポスター展示中です
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