Plaza de Montes~報告書~

愛犬そぼろ&おかかの成長日記と、お取り寄せ&テイクアウト中心のグルメレポートがメインのブログです。

グルメ報告・その338:ガストロノミー ジョエル・ロブション(前編)

2010-01-12 08:51:32 | グルメ報告

1月8日の金曜日にようやくデビューしてまいりました
恒例のグルメーゼ新年会を、
天下のレストラン、ガストロノミー ジョエル・ロブションにて開催
この日のためにグルメーゼの活動を続けてきたといっても過言ではありません

会員にゃぐ様は現在フランスでワーホリ中なので、
今回は5名で利用してきました。

恵比寿ガーデンプレイスにどどーんと聳えるシャトー。
地下1階がブティック、1階がカジュアルスタイルのラ・ターブル、
2階が三ツ星獲得のガストロノミーで、3階が個室という構造です。

1階にクロークがあって荷物を預けた後、
階段を上がって2階にあるウェイティングバーで全員がそろうまで待機します。
いたるところに生花(カサブランカ他)が飾られていて、
建物全体にいい香りが充満しています
これだけでもう非現実的気分を味わえます


赤と黒を基調とした大人な雰囲気のバー。
ソファーに座って、食前のドリンクをオーダーしました。
ノンアルコールカクテルを頼んだところ、いろいろ種類があるらしく、
ソムリエールの方に好みを聞かれ、
「フルーティーなガスなし」のカクテルをオーダーしました。
ドリンクが運ばれてきたところで全員がそろったので、
そのままダイニングに運んでもらい、私たちもダイニングに移動します。


ダイニングホールはブラックとゴールドで統一された空間。
私たちはホール中央の丸テーブルに通されました。
思ったよりも座席数が少なかったですが、
テーブルの間のスペースがかなりとられていて、
ダイニングの面積としては広々としています。


ダイニング中央に光り輝くバカラのシャンデリア


テーブルセットも黒メインです。
なんでもジョエル・ロブション氏の大好きな色なんだとか。


ミネラルウォーター用のグラスも真っ黒で、
実はシェフ・ド・ラン(給仕係)でも水が入ってるかどうか
確認しづらいんだそうです
それでもお水が減りかけたらすぐに注いでくれたのでさすが三ツ星のサービス
奥のキャンドルはフランスから買い付けてきたランプで、
炎のところを触るとスイッチになって点灯/消灯できます。

テーブルについたところで、
グルメーゼ会員かおりんさんがこの日一番楽しみにしていたマカロンを、
以前食事中に包んでおいて帰りがけに一緒に精算して渡してくれたことがあり、
それを期待して今回も包んでもらえるか確認したところ、
まだ地下のブティックが開いてるので実際にお店に行って
お好きなものを選んでください、ということになって、
全員でテーブルを離れてエレベーターで地下1階へ。
そこでパンとマカロンを購入し(所要約20分)、
ようやくテーブルに戻ってきました。
すると、先ほどまでテーブル上にあった、最初に頼んであった
ノンアルコールカクテル(とアルコーラー用シャンパン)が姿を消していました
なんと、座席を離れてる間に一度下げて、
戻ってきたら新しいものに取り換えてくれたのです


それがコチラ。
白桃ベースでオレンジジュースを混ぜた一品。
白桃がほんのり甘くて、オレンジの酸味ですっきり味を調えたカクテルで、
とっても美味でした

さて、ひと心地ついたら待ちに待ったお食事タイムの始まりです
ディナーは22,500円と36,000円のコースの2種類ありますが、
この日予約しておいたのは22,500円のコース。
1人1枚ずつ上質なゴールドの紙でできたメニューを手渡されます。
見やすいように上下2枚に分けて撮影してみました。


アミューズ・ブーシュ~お魚料理

 
お肉料理~カフェ&ミニャルディーズ。

それでは一皿ずつご紹介してまいります


プチ・バゲット・ロブション(ブティックで105円で販売中)とオリーブオイル。
自家製天然酵母を使用したロブション氏のスペシャリテ。
酸味も甘さも硬さもすべてがパーフェクト
このパンなら毎日でも食べたいです
オリーブオイルも臭みがなく濃厚でスペシャリテのパンとよく合いました
バターは銀の平皿に薄くスライスしたものが1枚載ったものが
2皿出てきてみんなでシェアします。
私は元々パンにバターは付けない派だし、
年末年始のごちそう続きで大増量中なのでつけませんでしたが、
食べた皆様によるとバターもとても美味しかったそうです。
地下のブティックでエシレバターを売ってたのでエシレだったのかな・・・


アミューズブーシュ:
フランス産フレッシュチーズ 軽いムースにし、
ヴァニラの香るレモンのジュレにのせ
パルメザンチーズのサブレを添えて

ちょっと撮影の構図を誤ってしまいましたがこのショットでは
とにかくこの左手のラベンダー柄のガラス台を見ていただきたかったのです
もうかわいすぎ 使い道がなくても我が家にほしいっ

 
パックン並みに日本語ペラペラのフランス人シェフ・ド・ランの方の説明通り、
まずはこちらのサブレからいただきます。
ほんのりチーズ風味のサブレにパルメザンチーズと胡椒を振って
串で刺したものが、ヴァニラの皮の上に載っています。
上に載ったチーズを落とさないように注意して食べると、
ふわっとチーズの風味が広がって、とっても美味しいです
サブレの食感もサクサクで、クセになります


ヴァニラの香るレモンのジュレの上に、
とろっとしたフレッシュチーズのムースを載せ、
しゅわっとした泡(レモン風味?)を載せた一品。
とても軽く、レモンの酸味がすっきりとして、こちらも美味でした


白い茸と白い野菜のマリネ ホタテ貝とマッシュルームのエスプーマを添えて
紅葉や銀杏をちりばめた和風のトレイがまた素敵です


ほとんど生に近い食感を残して火入れをしたホタテは、
タテにスライスされて(珍しいですよね)ちょっとお刺身っぽいイメージ。
上には柚子の皮を刻んだものと胡椒(これが本当の柚子胡椒)。
生臭みは全くなく、柚子の風味でとてもさっぱりとしています
白い茸も色んな種類があって、どれもプリプリシャキシャキで食感も楽しめます。
右側の、白身魚のすり身のように見えるのがマッシュルームのエスプーマ。
エスプーマとはスペイン語で泡のこと。
ムースのように仕上げたお料理を一般にエスプーマと呼ぶそうです。
全体的にとてもさっぱりとして、前菜にふさわしい一皿でした


バゲットを食べ終えた頃に、パックンぽい(顔立ちは似てないけどイケメン
シェフ・ド・ランが種類豊富なパンをワゴンでもってきてくれました。
どれもとても美味しそうで、悩みに悩んだ末選んだのは・・・


左上からオニオンのクグロフ、バジルのフォカッチャ、ベーコンエピ。
オニオンのクグロフは、食感はクグロフですが中にオニオンを入れることで
完全なおかずパンになっていました
バジルのフォカッチャは、以前食べてとても美味しかったのでリピート。
相変わらずもっちもちで美味しゅうございました
ベーコンエピは香ばしく、ベーコンの塩気もちょうどよくて
マスタードの酸っぱさも絶妙にマッチして、
いままで食べた中で文句なく1番美味しいベーコンエピでした
この他、最後にセミドライトマト入りのハードパンも追加でいただきましたが、
トマトの酸味とほのかな甘みがいきていてこれも美味でした


イタリア産ポレンタ トリュフの風味でなめらかに練り上げ
地鶏手羽のキャラメリゼを添えて


ポレンタはコチラでグリルしたものを食べたことがありましたが、
ロブションのポレンタは比較にならないほど滑らか
しかも細かく刻んだトリュフを混ぜ込んであって、とっても風味豊か
クリスマスのローストチキンでしっかり風味を脳裏に焼きつけたので、今回はばっちり識別できました
上にはトリュフのスライスが載っていて(ゴチになります!風にいうと3トリュフ)、
これもものすごく芳醇な香りを放っていました
横に添えられたチーズのチュイル(と呼んでいいんでしょうか?)
は香ばしくてサクサクで、こん小さな添え物でも大満足の一品でした
手羽のキャラメリゼ=てりやきで、
今までの人生で食べた中で一番美味しい照り焼きでした
手羽なので骨つきですが、身がふっくらとしているので
ナイフを入れればすっと骨を取り除くことができて食べるのも簡単

もう本当にすべてが美味しくて、夢のようなひと時が流れます
文字数の関係で、中編に続く



最新の画像もっと見る

コメントを投稿