きれいな花を咲かそうと
たった一粒まいた種
そこから伸びた蔓草が
君の庭を埋め尽くそうとしている
それでも花が咲くような気がして
庭の真ん中に突っ立ったまま
蔓草が巻きついていく生垣を
君はぼんやりと眺めている
緑の葉っぱが羽のように
君の足や腕にそっと触れているから
身体に絡み付いてくる蔓に
君は気づきもしない
あんなにたくさんいた
虫はどこに行ったの
あんなにたくさんいた
鳥はどこに行ったの
蔓草に埋め尽くされた君の小さな庭
もうすぐ空も見えなくなる
さっきまでは本当だった
あの水色の空
たった一粒まいた種
そこから伸びた蔓草が
君の庭を埋め尽くそうとしている
それでも花が咲くような気がして
庭の真ん中に突っ立ったまま
蔓草が巻きついていく生垣を
君はぼんやりと眺めている
緑の葉っぱが羽のように
君の足や腕にそっと触れているから
身体に絡み付いてくる蔓に
君は気づきもしない
あんなにたくさんいた
虫はどこに行ったの
あんなにたくさんいた
鳥はどこに行ったの
蔓草に埋め尽くされた君の小さな庭
もうすぐ空も見えなくなる
さっきまでは本当だった
あの水色の空
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