日本国の ‘ いのち ’ は、どんな創造的アイディアをもって
出発したかというと 第一に 天照大御神の 「 天孫降臨の神勅 」 にある
「 豊葦原の瑞穂の国は(世々)わが子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき
地(くに)なり 」 というアイディアをもって出発し、
第二に 神武天皇の 「 ( 前略 ) 六合(りくごう)を兼(か)ねて都(みやこ)を開き
八紘(はっこう)を掩(おお)ひて宇(いえ)と為さん 」 という
建国奠都(てんと)の詔勅(みことのり)に 日本国誕生のいのちが内包する
個性ある創造的アイディアが言(ことば)をもって表現されているのである。
日本国は、その国の王たる者が武力 又は 暴力をもって 権力を掌握したものでないこと、
その国の王者たるものは 神定の霊統を引くものの子々孫々が
嫡々(てきてき)相承(そうしょう)すべきこと ー
これによって日本国家の中心形態のアイディアが定ったのである。
これが 子々孫々 永久に伝えられるべき国家のあり方の第一最大の伝統なのである。
この伝統が生きて嫡々相承している間、日本国のいのちは生きているのである。
『 聖なる理想 ・ 国家 ・ 国民 』 ( 151頁 ) 谷 口 雅 春 先 生
天照大御神 の 「 天孫降臨の神勅 」(「 天壌無窮の神勅 」)
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瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が高天原(たかあまはら)より五伴緒命
(いつとものおのみこと)を引きつれて、天降(あまくだ)って来られて
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神武天皇 の 「 建国奠都(てんと)の詔勅(みことのり) 」
( 即位建都(そくいけんと)の大詔(おおみことのり))
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日本国の誕生