はじめに 1
第 1 章 なぜ 「 教育勅語 」 が求められたのか
○近代化の道を歩み始めた明治の日本 18
○驚愕の文明国だった欧米諸国 20
○混迷する明治日本の精神文化・道徳 23
○西洋化する教育現場と明治天皇のご憂念 26
○道徳の授業は孔子を主としたものに 30
○『教育議』で伊藤が訴えようとしたこと 33
○岩手県知事が語る教育界の状況 37
○徳育教育の重要性を建議した地方官会議 40
○教育上の基礎となるべき「箴言」を編纂せよ 43
第 2 章 井上毅という人物
○生い立ちとその思想 50
○重鎮・横井小楠の開国論を批判 53
○「日本」を一途に思う 57
○思想形成の転機となった欧州留学 61
○儒教に洋学を取り込む 66
○明治政府のグランド・デザイナーとして 70
○かくまで徹底した国史の研究ぶり 73
○漢学・洋学から国学へ ― 「うしはく」と「しらす」 77
○天皇治世の要・「しらす」の思想 79
○外つ国の千種の糸をかせぎあげて大和錦に織りなさばやな 83
第 3 章 こうして「 教育勅語 」 案は 起草された ― その誕生物語 ―
○否定された文部省案 88
○井上が提起した七項目の作成条件 91
○上からの「押しつけ」となることを避けた井上の真意 99
○元田永孚の教えを請う 104
○天皇の信頼篤き忠臣・元田永孚 109
○自らの勅語案を秘かに没にした元田 111
○互いに切磋琢磨してさらに高みを目指す 114
○天皇と国を思う一点で結びついた二人の絆 119
○最終段階での幾つかの逸話 125
○ついに渙発された教育勅語 129
○勅語は決して儒教道徳そのものではない 133
○儒教の根底となったのは「しらす」の国体観 136
第 4 章 「 教育勅語 」 が果たした役割
○解釈する前に、勅語を勅語として語らしめよ 142
○日本人の精神的支柱となった 「 教育勅語 」 146
○「中外ニ施シテ悖ラス」をめぐる逸話 149
○絶賛された日本の 「 教育勅語 」 150
第 5 章 現代日本人にとっての「 教育勅語 」
○日本弱体化の切り札にされた「 教育勅語 」 156
○今甦る 「 教育勅語 」 の精神 159
○彼は国家のために、その汗血を絞り尽くしたり 163
おわりに 175
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