ショルダーバッグにリングメモ のち ビール な雑記帳

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待っていた音 フィッシュマンズライブ2016 

2016-08-02 | ライブ(音楽)

いろんな想いがありすぎて、ブログにどう記すか悩んで日が経ってしまった。
ライブ感想は自己満足な備忘録。そう割り切っているはずなのにね。
記憶のメモばかりが散らかってまとまらず、逆に熱い文面になってしまったような気がする…


FISHMANS TOUR“LONG SEASON 2016”

2016/07/14 Zepp Tokyo

フィッシュマンズ are
茂木欣一(Dr, Vo)
柏原譲(Ba)
HAKASE-SUN(Key)
木暮晋也(G)
関口 " ダーツ" 道生(G)
勝井祐二(Vl)
原田郁子(Vo)
zAk(En)

Special Guest : ASA-CHANG(Per)


2Fから見下ろすと、1Fのスタンディングフロアは人でいっぱい。
いろんな世代がいて、伝説?となっているフィッシュマンズをあらためて実感した。

始まりは水滴の音。
そこから音が次々と重なり、長い序章となって「Go Go Round This World!」へ。
照明も音とシンクロしているかのようにステージを盛り上げる。

初期のナンバー「土曜日の夜」「ひこうき」では、渋谷ラママの頃を思い出したり、
大好きなアルバム「ORENGE」からは「気分」が聴けて有頂天になったり。

そして「MELODY」
あの歌詞の世界は小さな部屋の中なのに、この広い会場にきっちりはまっていた。
「あと2時間だけ 夢を見させて…」のあたりでなぜか泣けてきた。

佐藤くんが亡くなって、新作が出なくなったフィッシュマンズのライブも何回か観てきている。
それらも決して、昔の作品をただ演奏しているというものではなかった。
でも、この日は全然違っていた。なんていうか…もう特別!
こういうのを待っていたんだ、私は。

「バックビートに乗っかって」
「IN THE FLIGHT」
軽くお酒でも飲んだかのように、音に酔い、からだは揺れ、
「すばらしくてNICE CHOICE」の歌詞「そっと運命に出会い運命に笑う」で、また涙腺を刺激され、
それこそ「あー、やられそうだよ」って何度も思った。

「weather report」
「ナイトクルージング」
そして40分の大作「LONG SEASON」
他にもたくさんのナンバーを聴かせてくれた。

アンコールの「いかれたbaby」では佐藤くんの声が聞こえて、切なく優しい空気で包まれた会場だったが、
最後はカラッと明るく「チャンス」で終了。とてもよかったと思う。

あっという間に引きずり込まれて、気がつけばそのまま3時間半。
どの音楽のカテゴリにも入らない唯一無二の音楽チームであるフィッシュマンズ。
メンバーと少しばかり近い関係…というのを除いても、昔も今も純粋にファンなので、こういう形でバンドが続いていることに感謝(驚)!
また、こんなライブを体感させてほしい。何年も先でいいから。



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