「食う?」
会社で「ポヤ~ン」と歩いていると…
ある業者さんに…もろうた。。。。。
それがコイツじゃ~
「夏みかん」じゃそうな~
その人の家の庭に生っているそうな~(家は都内)
「ほ~。今年の冬は暖かじゃからの~
ほいで…早くから夏みかんが生ったのかいの?」っと聞くと…
「アホやな~普通は今頃出来るんじゃ~」っと言われた
ワシは~北海道生まれじゃし、よ~解らんが…
何かい?夏みかんっちゅう~のは…
今頃出来るもんなのかい???
その人の言うことにゃ~
だいたい1月から2月、3月上旬までが収穫期だそうな
んじゃ~何で「夏みかん」ちゅう~だかねぇ~
昔しゃ~「橙(だいだい)」 ちゅっとたが…
「夏九年母(なつくねんぽ)」ちゅったりしとって~
いつの頃からか「夏みかん」ちゅうようになったんじゃ~
よう~知っとるオヤジじゃの~
しかし…いつも驚かされるが…
こんなモンがタワワに実る木が庭にあるちゅ~のは
大したもんじゃの~
昔、小さい頃に住んでいた北海道の家に
小さな庭があって…そこに小ぶりだけれども
毎年花を付ける桜の木があったのを思い出しました~
当時私が何故か憧れていたものは…ハンモッグ。。。。。
「欲しいの~」とは思ったものの…
そう簡単には手に入るシロモノではなかったので
半ば諦めていたところ…
我が半端人間の父親が、どこぞから盗んで来たのか拾って来たのか?
ハンモッグを家に持ち帰って来ました
さっそく我が父・我が弟・満天・・・と、なぜか梅干バ~様の4人は
ワイのワイのと天井のハリにハンモッグを吊り下げ歓声を上げていました
皆で順番にハンモッグの上に横になり
「こりゃ~たまげた~エエもんじゃ~」っと騒いでおりました
時は夏!
日差しも強く北海道とはいえ…やはり暑い。
狭い部屋の中でハンモッグを囲んで大人2人に子供2人が
騒げば…むせ返るような暑さが襲ってきます。
その時…梅干バ~様が一つ手を打ちながら言いました
「どうじゃろう~コレを庭の桜の木に付けてみないかい?」
お~っ!たまにゃ~バ~様もマトモなコトを言うもんじゃ~っと
またもやワイのワイのとハンモッグを庭に持ち出し
旨い具合に伸びていた枝と枝の間に取り付けました
この日に限って気の利くバ~様が冷蔵庫から麦茶を持って来て
子供ら二人がハンモッグの上に
大人二人がハンモッグの下にゴザをひいて
木陰の下でノ~ンビリとした一時を過ごしました~
…と。
弟の手に持っていたコップの麦茶に何やら上から「ポトリ」っと落ちた。。
続いて私の頭の上にも何やら「ポトリ」っと感触が…
ナニやろ?っと思い頭に手を上げてソレを私が掴み見つめるのと…
コップの中身を確かめた弟の悲鳴が重なりました
「うぎゃ~」
よせばよいのに弟が騒ぐので…
ハンモッグがグラグラと揺れだし…それと一緒に上から
「ポトリ・ポトリ」と落ちていたモノが「バラバラ」と降り出したのです
落下ブツは…「毛虫」でした~
その後
ますます騒ぐ弟の勢いで片方の桜の枝が折れ
ハンモッグに巻き付かれた状態で姉と弟は父の上に落下。。。
身動き取れない上に毛虫の大群に襲われ半狂乱の弟と
姉弟の下敷きになり、うめき声をあげている父
私の手にはツブレた毛虫が…
フッと見上げた私の目に
一人素早く逃げ切っていた梅干バ~様が
皆を指さし笑っている姿が見えました
布を筒状に縫い合わせ、首と腕のトコロに穴をあけ
頭からスポリと被るだけの「アパッパ」を着て
その裾を、風になびかせながら
「アハハハハハハ~」っと豪快に笑っていたバ~様。
一番年寄りのクセして…一番すばしっこいバ~様は
たいしたもんだ~っと子供心に思いましたっけ~
夏みかんならぬ、毛虫の生る木のお話でした~
会社で「ポヤ~ン」と歩いていると…
ある業者さんに…もろうた。。。。。
それがコイツじゃ~
「夏みかん」じゃそうな~
その人の家の庭に生っているそうな~(家は都内)
「ほ~。今年の冬は暖かじゃからの~
ほいで…早くから夏みかんが生ったのかいの?」っと聞くと…
「アホやな~普通は今頃出来るんじゃ~」っと言われた
ワシは~北海道生まれじゃし、よ~解らんが…
何かい?夏みかんっちゅう~のは…
今頃出来るもんなのかい???
その人の言うことにゃ~
だいたい1月から2月、3月上旬までが収穫期だそうな
んじゃ~何で「夏みかん」ちゅう~だかねぇ~
昔しゃ~「橙(だいだい)」 ちゅっとたが…
「夏九年母(なつくねんぽ)」ちゅったりしとって~
いつの頃からか「夏みかん」ちゅうようになったんじゃ~
よう~知っとるオヤジじゃの~
しかし…いつも驚かされるが…
こんなモンがタワワに実る木が庭にあるちゅ~のは
大したもんじゃの~
昔、小さい頃に住んでいた北海道の家に
小さな庭があって…そこに小ぶりだけれども
毎年花を付ける桜の木があったのを思い出しました~
当時私が何故か憧れていたものは…ハンモッグ。。。。。
「欲しいの~」とは思ったものの…
そう簡単には手に入るシロモノではなかったので
半ば諦めていたところ…
我が半端人間の父親が、どこぞから盗んで来たのか拾って来たのか?
ハンモッグを家に持ち帰って来ました
さっそく我が父・我が弟・満天・・・と、なぜか梅干バ~様の4人は
ワイのワイのと天井のハリにハンモッグを吊り下げ歓声を上げていました
皆で順番にハンモッグの上に横になり
「こりゃ~たまげた~エエもんじゃ~」っと騒いでおりました
時は夏!
日差しも強く北海道とはいえ…やはり暑い。
狭い部屋の中でハンモッグを囲んで大人2人に子供2人が
騒げば…むせ返るような暑さが襲ってきます。
その時…梅干バ~様が一つ手を打ちながら言いました
「どうじゃろう~コレを庭の桜の木に付けてみないかい?」
お~っ!たまにゃ~バ~様もマトモなコトを言うもんじゃ~っと
またもやワイのワイのとハンモッグを庭に持ち出し
旨い具合に伸びていた枝と枝の間に取り付けました
この日に限って気の利くバ~様が冷蔵庫から麦茶を持って来て
子供ら二人がハンモッグの上に
大人二人がハンモッグの下にゴザをひいて
木陰の下でノ~ンビリとした一時を過ごしました~
…と。
弟の手に持っていたコップの麦茶に何やら上から「ポトリ」っと落ちた。。
続いて私の頭の上にも何やら「ポトリ」っと感触が…
ナニやろ?っと思い頭に手を上げてソレを私が掴み見つめるのと…
コップの中身を確かめた弟の悲鳴が重なりました
「うぎゃ~」
よせばよいのに弟が騒ぐので…
ハンモッグがグラグラと揺れだし…それと一緒に上から
「ポトリ・ポトリ」と落ちていたモノが「バラバラ」と降り出したのです
落下ブツは…「毛虫」でした~
その後
ますます騒ぐ弟の勢いで片方の桜の枝が折れ
ハンモッグに巻き付かれた状態で姉と弟は父の上に落下。。。
身動き取れない上に毛虫の大群に襲われ半狂乱の弟と
姉弟の下敷きになり、うめき声をあげている父
私の手にはツブレた毛虫が…
フッと見上げた私の目に
一人素早く逃げ切っていた梅干バ~様が
皆を指さし笑っている姿が見えました
布を筒状に縫い合わせ、首と腕のトコロに穴をあけ
頭からスポリと被るだけの「アパッパ」を着て
その裾を、風になびかせながら
「アハハハハハハ~」っと豪快に笑っていたバ~様。
一番年寄りのクセして…一番すばしっこいバ~様は
たいしたもんだ~っと子供心に思いましたっけ~
夏みかんならぬ、毛虫の生る木のお話でした~